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都立立川高校入試の英語!出題傾向と対策とは?

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都立高校では、基本的にどの高校も共通の試験問題が出題されますが、立川高校のような難関校では独自問題が出題されています。

立川高校では国語、数学、そして英語(リスニングを除く)が独自問題となっています。独自問題は高校ごとに傾向等も異なるため、入試内容に合わせた対策が必要です。

本記事では、立川高校を目指す生徒さん向けに、立川高校入試の「英語」の傾向と対策を分析していきます。

都立立川高校入試英語の傾向分析

都立立川高校入試の英語はどのような傾向で出題されるのでしょうか。

問題の構成と出題傾向、難易度などを分析してまとめました。

都立立川高校入試英語の大問構成と出題範囲

過去3年間の立川高校の英語の大問構成は以下のようになっています。
大問1:リスニング(全20点:5問)
大問2:対話文(全40点:8問)
大問3:物語文(全40点:8問)

今年もこの形式かは断定できませんが、最近は2つの長文読解で合計16問と安定した出題になっていることから、同様の対策をするのが良いと考えられます。

リスニングは都立共通問題で4問が記号選択問題、1問が記述問題となっています。対話文と物語文はともに1,200字程度の長文読解です。

試験時間は50分で共通問題と同じですが、共通問題と比べると長文の単語数が多いため、高い情報処理能力が必要とされます。

ただ、長文自体に難しい構文を使われていることは少ないので、中学校レベルの学習ができていれば読んで理解することはできるでしょう。

つまり、時間をどう有効に使うかが合格のカギを握っていると言えます。

それではここからは独自問題である大問2と大問3の詳しい内容について紹介します。

大問2と大問3は、長文の形式が異なるだけで問いの形式や質は似通っています。そのため、出やすい問題の傾向を把握すれば、効率よく高得点を狙うことが可能です。

では、実際にどのような問題形式なのか見ていきます。

文脈の読み取り問題

主に以下の二つが当てはまります。
・いくつかの選択肢の中から文脈にあった文を選ぶ問題
・文の内容について7つのうち2つの正しい文章を選ぶ問題

立川高校の入試では、特に「本文の内容と合うように」という問題文が随所に見られます。

つまり、本文の内容理解を問う問題が多いため、的確に素早く内容を読み解かなければならないということになります。

ただ、「長文を読むのが苦手だ」「時間内に終わらない」という生徒さんもいらっしゃることでしょう。

そのような場合は「なぜ自分は時間内に解くことができないのか」を知ることができると、時間短縮への道が見えてきます。

主に時間内に読むことができない理由は以下の3つです。

①心の中で声に出して読んでいる
この方法では、自分で聞き取りやすい速度で文章を読むことになるので、スピードはかなり落ちます。

また、文章全体を頭の中に入れることになるので、問題を解く上で不要な文章まで把握してしまい、効率も良くありません。

この癖はトレーニングで改善することができます。まずは日本語や英語の本を目を素早く動かす運動だけで読んでみましょう。

はじめは内容が入ってこないかもしれませんが、自然に慣れていきます。その後、文章の要点やキーワードだけを取得できるように意識して読んでいくように視野を広げていきましょう。

②文法を知らない
いわゆるSVO、SVOCなどの五文型は早いうちにマスターしておいて損はありません。2年生以上の文章では、五文型を知っておかないと文構造を読み取りずらくなるので早めに習得できるように理解しておきましょう。

また、2年生以降は新たに習う構文や文法をいち早く吸収しておきましょう。

③知らない単語が多い
そもそも覚えている英単語の数が少なければ、それだけで英語の文章は読めません。全てを覚えることは無理でも、高校入試に最低限必要な単語や過去問などで頻出の単語などは覚えておくべきでしょう。

定番の単語の覚え方は反復練習です。単語帳で初見の単語に出会った時は、すぐに覚えて透明でない付箋で見えないようにします。

数日後、和訳のみを見てその英単語を思い出すことができるかのテストをします。もし3回テストしても覚えていなかった単語はあなたにとって苦手な単語なので、単語の成り立ちなどから意味付けすることで覚えていくと効果的です。

また、時間が足りない時はざっと読むことも重要です。たとえ一つの長文が1,200字だったとしても設問はたった約8問です。

全ての文章を真面目に読む必要はなく、文章の流れや要点、キーワードさえつかめていれば、後で戻って確認することが容易になります。場面ごとのテーマを意識しながら読む事を大切にしましょう。

並び替え問題

以下の二つが当てはまります。
・単語の並び替え問題
・文章の並び替え問題

単語の並び替えは、基本的な五文型を理解すること、時制の一致を考えること、複数形と単数形に着目して主語と述語をつなげること、熟語表現を作ること、分詞や不定詞などによる修飾の関係の把握ができれば、格段とやりやすくなるはずです。

文章の並び替えは、名詞が代名詞に言い換えられるということから文章の前後関係をつかみ、文に含まれるキーワードから流れを推測して並び変えるのがコツです。

本文から適切な単語を抜き出す問題

この問題は3年連続で対話文の最後の設問に登場しています。

対話文で出てきた内容の要約という形で出題されがちな問題なので、全体の流れをつかんでいれば、該当の場所を見つけることは容易なはずです。

ただ、ピンポイントでその単語を見つける事は難しいと思うので、時間がかかりそうだと思ったら飛ばしても良いでしょう。幸いその問題は例年では1単語2点です。

物語文中の出来事(心情変化など)の理由を問う問題

この問題は3年連続で物語文の設問に登場しています。基本的に前に答えが書いてあるはずなので、丁寧に見て確実な得点源にしていきましょう。

40~50文字の自由英作文

この問題は3年連続で物語文の最後の設問に登場しています。物語の内容に関連するテーマで文章を書くことになるのですが、どんなテーマでも「結論」→「根拠、理由」という順番で書くと決めておくと書きやすいです。

また、スペルミスや文法ミスなどは減点対象なので命取りになります。

さらには自分が書いた内容がテーマとずれていたり、字数制限を無視していたりすると0点になる恐れもあります。落ち着いて十分に気をつけましょう。

都立立川高校入試英語の難易度

都立立川高校は都内の高校でも難関校に位置付けられており、合格に必要とされる偏差値は67~69と言われています。

必要な内申点は42以上で、合格確実圏は44以上のようです。一般入試での倍率は1.7倍付近を推移しています。

都立立川高校入試英語解答の際の時間配分

試験時間は、共通問題と同じ50分間です。

解答の際の時間配分は、以下の配分をオススメします。

大問1:リスニング(10分)※何分のレコーディングなのか測りかねますが10分と仮定
大問2:対話文(17分)
大問3:物語文(23分)

この配分の理由は以下の通りです。

大問2と大問3の最終問題以外は、ほぼ同程度の時間を費やすと仮定します。

また、大問3の最終問題に自由作文があると思われるので、5分弱の時間を費やすと仮定します。

そのため、対話文に17分、物語文に17分、自由作文に6分を費やすことができる計算になります。

都立立川高校入試英語の対策と勉強法

都立立川高校入試の英語は、長文の読解力とスピードが要求されます。それらはすぐに身につくものではないので、早いうちから勉強する必要があります。

具体的にどの時期にどのような対策をすればいいのでしょうか。

ここからは都立立川高校入試英語の時期別の対策と勉強法について解説します。

中1・中2・中3の夏前までにやっておきたい対策

五文型などをはじめとした簡単な文法は使いこなせるようにし、単語は隙間時間を使ってたくさん覚えておきましょう。また、中2からは難しい文法が増えますが、次第に慣れていってください。

テキストやワークなどで英文に触れることで使い方などを覚えていきましょう。英文が読みにくいと感じた時はゆっくりでもいいので音読することが効果的です。一つ一つの文法の使い方や単語の意味を意識しながら視覚と聴覚を使うことでスっと入ってくるようになります。

単語の暗記は、英文を読んで意味を読み取れなかった単語だけをメモして、「自分だけの単語帳」を作ることもオススメです。

中3の夏休みにやるべき対策

中学の内容を完璧にしておきましょう。

予習が必要になる場合でも、夏休みの長い時間を有効活用し、文法などを固めておくと秋以降に応用問題に専念することができます。
単語・文法だけでなく熟語も覚えておくようにしましょう。

余力がある人はこの時期に、共通問題の過去問や全国の入試問題集で試験の形式に慣れておくのがオススメです。「量」をこなすことで、勢いをつけましょう。

中3の秋に取り組むべき対策

夏から秋にかけて、志望校である都立立川高校の独自問題に50分の時間制限でチャレンジしてみてください。

これによって自分がどの立ち位置にいるのか、何をすれば良いのかを徹底的に分析しましょう。受験までの期間から逆算してやるべき勉強量や内容を精査して、「質」を高めることが大切です。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

秋から冬にかけて応用問題や過去問を解いて、実践的な力を身につけましょう。本番は普段の勉強より慎重になるものなので、普段から制限時間より短い時間で解く練習をしておいた方が良いです。

また、机の上をキレイし本番同様の環境で解くなどして、緊迫感のある場所でタイムトライアルをしておいてください。ここで意識すべきことは、採点時のフィードバックは必ず行い、失敗や改善点を次のトライアルに生かす事です。最後まで自分を高めていきましょう。

まとめ

都立立川高校の英語はスピードと正確な内容読解が求められます。

英語は、単語や文法など小さな知識の積み重ねが大きな力になる教科なので、毎日コツコツと努力していくことが大切です。

少しずつ自分を成長させていきましょう。

監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っているこうこうせい学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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