「都立高校の入試ももう目前だけど、今の時期に何を勉強すればいいのだろう」ーこのように直前期になって迷う人も多くいると思います。
そこで今回は、中学3年生の冬休み、そして直前期に、数学に関して何を対策すべきかについて説明します!
「今からでも間に合うのだろうか…」と焦っている人のための勉強法も掲載しているので、参考にしてください!
中3冬休みは「過去問」を解こう
都立高校受験の場合、基礎が固まってきた科目から秋ごろには過去問に少しずつ取り組んでいきます。
冬休みも引き続き都立高校入試の過去問を解くようにしましょう。都立高校の過去問を解き、自分の苦手を発見した場合、その都度復習していくという勉強が必要になります。
この冬休みが終わるとあとは入試まで僅かな時間しかありませんから、冬休みで確実に自分の苦手をなくすことが大切です。
また、過去問は制限時間内に解くようにしましょう。
過去問を解き始める9月などは制限時間を気にしなくてもいいのですが、入試が近づいてきた冬休みにはきちんと時間を測るようにします。
数学は問題によって難易度の差が大きいので、時間配分が重要です。
そのため時間を測って制限時間内に解くことで、自分に合った時間配分を見つけることが出来ます。同じ年度の問題を複数回解くことも、確実な力をつけるために効果的です。
中3直前期には「今までと違う」ことはしない
直前期も苦手が残っていれば、苦手をなくすための勉強に時間を費やしましょう。
そして直前期には、「今までと変わらないことをすること」が何よりも大切です。新しい問題集などに挑戦し正答率が悪かった場合、自信をなくすることにつながってしまいます。
なので直前期には今までやってきたことを復習したり、本番に向けての最終チェックをしたりしましょう。
例えば、都立高校入試の問題は大問1で基本事項の小問が出題されるので、計算ミスや凡ミスを防ぐための見直しの方法などを自分の中で確立させましょう。
特に高校入試で高得点を狙う人、ギリギリの点数を狙う人は、直前期にいかにミスを減らせるかが合否の分かれ目になります。
入試ギリギリだけど点が伸びない!そんな人が今からでもできること
冬休み〜入試直前期になって、なかなか点数が伸びない・今まで勉強していなかったつけが回ってきた……という人もいるのではないでしょうか。
この章では、そのような人が「今からでもできること」について説明します。
数学の基本を徹底的に固め直す
今からでもなんとか挽回したい!という人は、まず「徹底的に基礎を固めること」をやってください。
数学の基礎は、大問1の小問に集約されています。一問一答形式の計算問題や、証明をする際に用いる条件なども基本的知識に当たります。
細かい公式や条件を見直す
入試本番は焦って普段なら間違えないような問題を間違えてしまうことがあります。数学は1つの計算ミスで、後々の解答も全て間違えてしまいます。
そのような凡ミスをなくすためにも、基礎を確認することを今からでもしましょう。
例えば、「計算の公式を確認する」「証明の条件を確認する」などがあります。小さなことに思えるかもしれませんが、確実に点を取っていくためにも必要なことです。
<例>
- 解の公式
- 因数分解
- 円錐の公式(円錐の表面積・側面績・体積など)
見直しの仕方を決めておく
また先述した通り、計算ミスを防ぐための方法として「見直しをすること」が挙げられます。
自分に合った「見直し方法」や、見直す時間も踏まえた「時間配分」などを入試本番までに見つけましょう。
例えば「見直し方法」に関しては、因数分解などは逆算して確かめる方法などがあります。自分が出した答えを展開して与式に戻れば、その答えは合っているということになりますよね。
また「時間配分」については、「大問ごとの時間配分に見直し時間も加える」や「全て解き終わってから最後に見直しの時間を設ける」などがあります。
さらに過去問演習を解く中で、間違えた問題と解答、そしてなぜ間違えたのかなどをまとめた「自分だけの間違いノート」などを作っておくと、入試本番で同じようなミスをすることを防げるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
中3の冬休みや入試直前の時期には、過去問演習を出来るだけ多くして自分の苦手をなくすこと、今までの総復習や最終チェックをすることが必要です。
数学で出題される分野には例年傾向があるので、よく出題される分野は完璧に理解しておくと安心して試験に臨むことが出来るでしょう。
苦手な分野や不安な気持ちがない状態で入試に臨んでくださいね。