都立国分寺高校の入試まで時間がない。英語に自信が無いけど「何を勉強すればいいのか分からない!」「時間がないけど成績が上がらない!」と焦ってしまう受験生も多いと思います。
そこで今回は、入試直前期における都立国分寺高校の英語対策について説明します。
効率の良い勉強方法や注意すべき点ついて掲載しているので、参考にしてください。
入試直前期で対策すべきこと
入試直前期は勉強できる時間が限られているため、「無駄なく効率よく勉強すること」が成績アップのカギです。
ここでは、都立国分寺高校の英語を効率よく勉強するコツをご紹介します。
解けなかった問題を優先して対策をする
入試直前期に効率良く成績を上げるには、「できる問題をたくさん解く」ことよりも「できない問題を減らす」ことが大切です。
そのため、過去問などで問題が解けなかった場合、解説を読んで終わりではなく、次回確実に得点するための対策をしましょう。
具体的には「自分が問題を解けなかった原因」をしっかりと押さえ、苦手に応じた対策を取ります。
それでは英語においてはどのようなことを苦手と感じる方が多いのでしょうか?
ここからは、都立国分寺高校の英語のポイントとなる長文問題について、その「具体的な原因と対策」の例を4つ挙げますので参考にしてください。
長文を読むのに時間がかかってしまった
都立国分寺高校の長文問題は3つの大問を50分で解く必要があり、大問1つに使える時間は少ないです。
更に、グラフにも目を通しながら読み進める文章が頻繁に出題されます。
そのため、文章を理解しながら読むのに時間がかかってしまい、問題を解く時間が十分に取れない場合が多いと思います。
そこで、文章を早く読むために「速読力」を上げることがとても有効です。
長文を読む速度を上げるためには「文章を読んだ後すぐに同じ文章を読み直す癖」を減らすことが重要になります。
この対策として「音読」がとても有効です。音読をすることで文章を前から理解する力が鍛えられ、文章を読み直す癖を減らす効果があります。
音読の応用として「シャドーイング」という方法もあります。これは、英文を見ずにリスニングの音源を追いかけて発音する勉強方法です。
シャドーイングは「速読力」だけでなく「リスニング力」も鍛えられるためとてもおすすめです。
問題集や過去問などのリスニング問題で実践してみてください。
時間配分をミスして最後まで問題を解けなかった
確実に解けるはずだった問題を残して時間切れになってしまうことは非常にもったいないです。
そのため、入試問題に合わせた時間配分感覚をしっかりと身につけることが必要です。
問題に慣れていない場合は、分からない問題に想定外の時間をかけてしまい、時間が足りなくなってしまうこともあり得ます。
時間配分感覚を身につけるためには、過去問をできる限りたくさん解き、受験する高校の問題を解く感覚をあらかじめ把握しておくことが効果的です。
時間をしっかりと測り、本番同様の気持ちで解きましょう。
更に、都立国分寺高校の場合は、受験する年によって問題の文章の傾向が大きく変わる場合もあります。
そのため、過去問に加えて問題集の文章問題を復習するなど、様々な文章に慣れておくことをおすすめします。
単語が分からず問題が解けなかった
長文問題は、知らない単語があると文章から単語の意味を推測する必要があるため、読解の難易度がかなり上がってしまいます。
さらに、単語の意味を推測する分、文章を読むスピードも遅くなってしまいます。
そのため、問題を解く際に単語力不足を感じた場合、早急に単語の復習に取り掛かる必要があります。
今までやってきた単語帳や参考書を読み直し、忘れている単語を重点的に復習しましょう。
ケアレスミスをしてしまった
受験時に最も避けたいケアレスミスですが、本番でも陥りがちです。
ケアレスミスの例として、「三単現のsのつけ忘れ」「単語のスペルミス」「前置詞のつけ忘れ」などがあります。
模試や過去問などでミスをしても、「ケアレスミスだからしょうがない」「次から気を付けよう」と思うだけで終わってしまう受験生は多いです。
しかし、注意するだけでは中々直らず、試験本番でも同様のミスを繰り返し失点をすることも十分あり得ます。
ケアレスミを繰り返さないためにも「問題文の重要な箇所には目立つ印をつける」「終了時間の5分前には必ず見直しの時間をとる」など、自分のミスに合わせて具体的な対策をすることが大切です。
また、都立国分寺高校の作文問題では、回答欄が単語ごとに区切られているため注意が必要です。
例えば「前置詞のつけ忘れ」などのミスがあった場合、ミスがあった箇所以降をずらして書き直す必要があります。
そのため、作文問題のミスの見直しは時間ギリギリではなく、余裕をもって実施しましょう。
入試直前期で注意すべきこと
これまで効率的な勉強方法について述べましたが、この章では入試直前期に注意すべきことについてご紹介します。
新しい参考書には手を出さない
直前期で新しい参考書に取り組み始めることはやめましょう。
受験勉強の中でなかなか結果が出せず、不安になってしまい新しい参考書に手を出す受験生もいます。
しかし、受験直前に新しく買った参考書を終わらせることは、時間の都合上難しいです。
また、新しい参考書に気を取られて、復習など他の勉強が疎かになってしまいがちです。
更に難しすぎる問題集に取り組んだ場合、不正解が続いて自信を無くしてしまう場合もあります。
受験本番では、気持ちの状態もとても重要です。自信をもって受験に望めるように、今まで使い込んだなじみのある参考書で勉強しましょう。
体調管理に気を付けよう
入試の直前には、体調管理が最も重要です。
特に睡眠不足には注意してください。
なかなか成績が上がらず、焦りや不安から夜遅くまで勉強する受験生は多いです。
しかし、寝不足は翌日の集中力の低下につながり、結果的に非効率になってしまう場合がほとんどです。
直前期に体調不良になってしまった場合は、当日の受験にも影響する可能性があります。
勉強時間を増やしたい場合は、「睡眠時間を削る」ことよりも「起きているときの無駄な時間を勉強に充てる」ことができないか検討してみましょう。
例えば、「休み時間や通学時間に英単語を復習する」「直前期はテレビ見る時間を減らして勉強時間にあてる」などです。
改めて自分の生活を振り返り、勉強時間に充てられる隙間を見つけてみましょう。
睡眠以外にも「食生活」や「手洗いうがい」など、本人だけでなく家族で協力して気を付けることも重要です。
まとめ
入試直前期は、できる問題ばかりを解くのではなく「苦手の対策をして解ける問題を増やす」ことが成績アップのカギです。
これまで使っていた参考書を活用して、苦手な問題を減らしていきましょう。
そして最も大切なのが「体調管理」です。受験直前期の焦る気持ちを押さえて、睡眠時間を十分に確保してください。
気持ちも身体も万全の状態で受験を迎えることができるようにしましょう。