「理科の授業は好きだけど、その気持ちがテストの点数につながらない」「理科の勉強の仕方が分からない」と思っている人は少なくないと思います。
確かに理科の授業は他の授業と違って、実験や観察があって楽しいから好きという人も多いでしょう。けれど楽しいだけで終わっては、テストの点には結びつきません。
そんな理科の勉強の仕方が分からないという人におすすめの参考書が「日本一わかりやすい理科の授業」です。
この参考書を正しく使えば、「楽しい」だけで終わっていた理科がきちんと身につく理科に変わっていきますよ。
ここでは「日本一わかりやすい理科の授業」の効果的な使い方・進め方についてご紹介していきます。
「日本一わかりやすい理科の授業」の基本情報
「日本一わかりやすい理科の授業」は理科の基本的な勉強の仕方を学べる参考書です。
「定期テストで点数が伸びない」「そもそも理科は得意じゃない」といった人が、これから理科の勉強を進めていく上での基礎を学べる内容になっています。
「日本一わかりやすい理科の授業」の特徴
では「日本一わかりやすい理科の授業」はどのような特徴のある参考書なのでしょうか?
具体的に詳しく見ていきましょう。
「日本一わかりやすい理科の授業」の特徴1:苦手でも読みやすい工夫
1つ目の特徴は、「理科が苦手でも読みやすい工夫」がされているところです。
理科が苦手な人が教科書を1人で淡々と読んで理解を深めるのは難しいですよね。
この参考書では、一緒に勉強を進めていくアフロのキャラクターがいたり、ストーリー仕立てになっていたり楽しく読み進められる工夫がされています。
文章自体も大部分が「実際に話しているように」「苦手な人に向けて」書かれているので、苦手な分野でも読んでいて苦がないでしょう。
「日本一わかりやすい理科の授業」の特徴2:図やイラストが豊富
2つ目の特徴は、「図やイラストが豊富」なところです。
文章の読みやすさに加えて、文章での説明を補足する図やイラストがたくさん使われています。
ビジュアルで直感的に理解する工夫がされているのも、理科が苦手な人にとっては嬉しい特徴ですね。
「日本一わかりやすい理科の授業」のレベル
レベル:全学年・基礎レベル~最終的に入試レベルにチャレンジ
この参考書は、全体としては中1~3年生までの教科書レベルの内容を非常に分かりやすい言葉で解説してくれています。
そうして進めていく中で、参考書の最後には入試問題にチャレンジすることができる構成です。
そのため「まずは学校で習う内容をしっかりと身につけたい」と思っている人に向いている参考書になっています。
「日本一わかりやすい理科の授業」シリーズの別の参考書
この「日本一わかりやすい理科の授業」は他のシリーズもあります。
日本一わかりやすい理科の授業 2分野
ここで紹介している「日本一わかりやすい理科の授業」には理科の1分野が収録されています。
参考までに理科の1分野というのは次の内容です。
- 身近な物理現象(中1):光や音、圧力など
- 身の回りの物質(中1):水溶液や状態変化など
- 電流とその利用(中2):電子やオームの法則など
- 化学変化と原子分子(中2):化学反応や酸化還元など
- 運動とエネルギー(中3):合成分解や物体の運動など
- 化学変化とイオン(中3):電気分解や中和など
そして理科の2分野は次の内容です。
- 植物の生活と種類(中1):光合成や呼吸など
- 大地の成り立ちと変化(中1):火山や地層など
- 動物の生活と生物の変遷(中2):細胞や消化など
- 気象とその変化(中2):湿度や前線など
- 生命の連続性(中3):細胞分裂や生殖など
- 地球と宇宙(中3):天体や太陽系など
「1分野の方が苦手」と言う人も多いかもしれませんが、「2分野も苦手!」と思ったら、1分野・2分野両方の参考書を活用してみてください。
また、まつがく式の「日本一わかりやすい授業シリーズ」として英語・数学・国語・歴史も出版されています。
このシリーズを使いやすいと思ったら、他の教科も使ってみると良いですね。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 理科が苦手
- 理科は好きだけどテストの点数に結びつかない
- 1分野の中に苦手な単元がある
- 入試に向けて基礎から対策がしたい
「日本一わかりやすい理科の授業」は中学1~3年生の、1分野の理科の基礎を勉強できる参考書です。
「特に1分野に限らず理科の基礎を勉強したい」と言う場合には「テスト前にまとめるノート中1理科」や「マイスタディガイド中学理科」などの参考書もおすすめです。
「日本一わかりやすい理科の授業」の使い方・勉強法!
それでは具体的に「日本一わかりやすい理科の授業」をどのように使ったらいいのか?その具体的な方法を見ていきましょう。
参考書の中でも進め方を説明していますが、この本の基本的な進め方は「解説→ノート→問題」の順番です。詳しく見てみましょう。
「日本一わかりやすい理科の授業」の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 解説を読む
- Step2.
- 「ノート」部分を見ながらノートに写す
- Step3.
- 「問題」で知識を確認する
- Step4.
- 間違えた問題にチェックをいれる
この参考書に収録されている「ノート」を写すために参考書とは別にノートを用意しておきましょう。
「ノート」部分は重要なところが空欄になっていますので、その部分は自分で考えながら埋めていきます。
分からなければ解説を読み直しながら埋めていきましょう。
2周目
- Step1.
- 間違えた問題に対応するところを中心に「解説」をもう一度読む
- Step2.
- 間違えた問題は時間を置いて再び解く
- Step3.
- 「問題」で再び間違えたら「解説」をよく読む
1周目で「解説」を読むときには、この1回で完璧にはしなくて良いです。1周目の「解説」は全体を把握するつもりで読み、「問題」を解いて自分の出来ないことを明確にしましょう。
自分の「出来ないこと」を知った上で「解説」を2回・3回と繰り返して読み、読むごとに理解を深めていく作業が大切です。
「日本一わかりやすい理科の授業」の勉強法の大原則
「日本一わかりやすい理科の授業」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 繰り返し読む
- 「分かったつもり」をなくす
基本ステップでも説明した通り、「1回読んで完璧に理解しよう」と勉強するよりは「何度も繰り返し読んで理解を徐々に深めていく」勉強の仕方をしましょう。
そのためには最低でも2周は参考書を解くのがおすすめです。
そして「問題」で知識の確認をするのもとても大切。ここで理解できたかどうかを確認することで、解説を読んだだけで「分かった」つもりで終わることを防げます。
こんな使い方は要注意!「日本一わかりやすい理科の授業」使い方のコツ
ここからは、「日本一わかりやすい理科の授業」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
「日本一わかりやすい理科の授業」使い方の注意
先ほど挙げた大原則は次の2つでした。
- 繰り返し読む
- 「分かったつもり」をなくす
これ以外にも「日本一わかりやすい理科の授業」を使う上で注意したいことがありますのでご紹介していきます。
「ノート」を写すときは自分なりにまとめても良い
「解説」を読んでから「ノート」の部分を自分のノートに写すとき、もちろん空欄を埋めながらそのまま写すのでも良いです。
ただ「すでに学校で習った」「ノートを写すのに慣れてきた」と言う場合には、丸写しではなく自分なりのまとめ方をしてみてください。
「この授業のとき先生がこんなことを言っていたな」「ここはこんな風に書いた方が分かりやすそう」といった自分なりのまとめを、ぜひ「ノート」写しに反映させてみましょう。
自分で考えながらノートを作ることで、より理解が深まりますよ。
図やイラストも描いてみよう
理科において理解を深めるのに重要なの物の一つが図やイラスト。
図やイラストはパッと見て分かりやすく理解の助けになります。しかしまだ理解の途中だと、図やイラストを見て「理解したつもり」になっているかもしれません。
もし勉強時間に余裕があれば、図やイラストも一度自分で書き写してみましょう。自分の手を動かして書くことで図やイラストへの理解も深まりますよ。
こういう使いかたもある!「日本一わかりやすい理科の授業」を最大限活用するコツ!
基本的な使い方をご紹介しましたが、ここでは「日本一わかりやすい理科の授業」の他の使い方もご紹介します。
これから習う単元の予習に使う
この参考書を使い始めた時点でまだ習っていない単元がある場合には、「予習」として「解説」を読んでみることをおすすめします。
この参考書は「日本一わかりやすい」と書かれている通り、出来る限り分かりやすい言葉で解説が書かれています。
そのため理科の苦手な人でも自分で予習をするのに使いやすく、予習をしておくことでその単元をより理解しやすくなりますよ。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 繰り返し読む
- 「分かったつもり」をなくす
- 未学習単元の予習に使ってみる
最後にもう一度「日本一わかりやすい理科の授業」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 理科が苦手
- 理科は好きだけどテストの点数に結びつかない
- 1分野の中に苦手な単元がある
- 入試に向けて基礎から対策がしたい