『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は中学で学ぶ英単語を、文字通りひとつひとつ丁寧に覚えていくための単語集です。
この記事では、『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の正しい使い方と勉強法をお伝えしていきます。
中学英単語をひとつひとつわかりやすく。の基本情報
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は、中学校で学習する英単語が網羅的に載っている単語集です。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の特徴
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は、その名の通り、中学英単語が一つずつわかりやすく紹介されている単語集です。
文字ばかりの単語集を使っても単語が覚えられない、という方にオススメの一冊です!
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の特徴1:一単語に対する情報量が多い
1つ目の特徴は、ひとつの単語に対する情報量が多いということです。
1つのページに載っている英単語は2~4つ程度しかありませんが、それぞれの単語に関して使い方の例や比較級・最上級での変形、過去形や過去分詞など必要な情報がすべて載っています。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の特徴2:イラストが多い
特徴1でも述べたようにひとつの単語に対する情報量が多い本書ですが、多くの単語にイメージイラストがつけられています。
そのため、英単語を具体的なイメージを結びつけながら覚えることができます。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の特徴3:ジャンルごとにまとまっている
本書は全部で37の章に分かれていて、それぞれの章は、英単語のジャンルごとにまとまっています。
ジャンルというのは、「スポーツ・趣味・食べ物」や「交通・町の中」などです。
読者は整理された状態で英単語を覚えることができるため混乱しづらくなっています。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の特徴4:学ぶ学年の目安が表示されている
特徴1でも述べたように、本書では単語ごとにいくつもの情報が載っています。
しかし同じ単語でも、その中には中学1年レベルの基礎的な知識から中学3年レベルの発展的な知識まで様々なものが混在しています。
本書では、それらの知識がそれぞれ何年生レベルなのかがしっかりと明記されています。
[例]「like」の項目- 中1レベル:○○が好きだ
- 中2レベル:like ~ing、like to=をすることが好きだ
- 中3レベル:would like=~がほしい
そのため、現時点の読者がどこまでの知識を覚える必要があるか分かりやすく、効率よく学習することができます。
「中学英単語をひとつひとつわかりやすく。」のレベル
レベル:中学1年~中堅校受験レベル
この『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は、中学1年生でこれから勉強を始めるという人から、中堅レベルまでの高校を受験する人まで幅広いレベルで使える単語帳となっています。
中学英単語をひとつひとつわかりやすく。シリーズの別の参考書
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズには文法を学習するための参考書もあります。
それぞれ「中1英語をひとつひとつわかりやすく。」「中2英語をひとつひとつわかりやすく。」「中3英語をひとつひとつわかりやすく。」です。
対象の学年はそれぞれタイトルにある通りですが、レベルとしては英語が苦手な人に向けたものとなっています。
シリーズを通して読めば、中学校で学ぶ文法事項をすべて網羅することができます。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 英単語を覚えるのが苦手!
- イラストが多いとうれしい!
- 1冊の単語帳で中堅校受験まで対策したい!
- 学校とは別で自学習を進めたい!
- 必要な知識をしっかり取り入れたい!
- 発音もセットで覚えたい!
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は中学で勉強する1200単語を網羅していますが、上位校や私立高校を目指したいという人はそれでは不十分な場合があります。
そんな人には、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』がおすすめです。
高校入試でる順ターゲット中学英単語1800の記事リンク
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の使い方・勉強法!
ここからは、『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の具体的な使い方をまとめていきます!
単語帳は使い方次第で「全然身につかない」ということになってしまいます。
原則は「短い期間で」「何周も」取り組むこと。このことについて詳しく見ていきましょう。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 1ページの単語の意味を見て覚える
- Step2.
- 覚えたと思ったら赤シートで単語を隠して、意味が言えるかテストする
- Step3.
- 意味が言えなかった単語をもう1度覚える
- Step4.
- もう一度赤シートでテストする
- Step5.
- これを1章(1ユニット)ごとに繰り返す
1周目はイラストがあればそれを見て、ニュアンスを把握するようにしましょう。
2周目
- Step1.
- 各単語についている例文の日本語訳部分にマーカーを引く
- Step2.
- 赤シートで日本語訳を隠して、英文を音読し、その意味を答えられるようにする
- Step3.
- 意味がいえなかった文章をもう1度覚える
- Step4.
- もう一度赤シートでテストする
- Step5.
- これを1章(1ユニット)ごとに繰り返す
中学英単語をひとつひとつわかりやすく。の勉強法の大原則
「中学英単語をひとつひとつわかりやすく。」を使う上での大原則は、次の3つです。
- 何度も繰り返す!
- 必ずテストする!
- たった数回で覚えられるものではない!
この3つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。
同じ範囲でも、間隔をあけて何周も取り組みましょう。人間は忘れる生き物。1周目は半分くらい忘れてしまってもいいや!くらいのつもりで覚えるようにしましょう。
そのかわりに何周も取り組むことによって、だんだんと覚えられるようになってきます。
そして、その記憶をさらに確実にするためには、必ず「テスト」することです。
ただながめるより、何かの刺激を与えたほうが格段に覚えやすくなります。そのために、「なんとかして思い出そう」という段階をふむのです。
そうすると脳に負荷がかかり、そのときは思い出せなくても次回以降の記憶定着につながります。
さらに、英単語は数回勉強したからといってすぐに定着するものではありません。
何周かしても覚えられないからといって、自分は暗記が苦手だと諦めてしまわず、根気よく続けるようにしましょう。
こんな使い方は要注意!『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』使い方のコツ
ここからは、『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』使い方の注意
先ほどあげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- 何度も繰り返す!
- 必ずテストする!
- たった数回で覚えられるものではない!
これ以外にも、中学英単語をひとつひとつわかりやすく。だからこそ気をつけてほしいことがあります。
暗記用マーカーペンを使う
本書はその性質上、一つの単語あたりの情報量が多くなっています。
そのため、赤シートで赤文字の部分だけを隠したところで、周囲の文章やイラストから答えが推察できてしまうということがあります。
こうなってしまっては、自分が本当にその単語を覚えられているのか確かめられません。
そのため、可能なら青や緑の暗記用マーカーペンを購入し、周囲の情報も一緒に隠せるようにしましょう。
暗記用のマーカーペンは100円ショップでも売っています。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 「何度も繰り返す」「テストをする」
- イラストでニュアンスを把握しよう!
- 暗記用マーカーペンを活用しよう!
最後にもう一度「中学英単語をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめな人をまとめておきます!
- 英単語を覚えるのが苦手!
- イラストが多いとうれしい!
- 1冊の単語帳で中堅校受験まで対策したい!
- 学校とは別で自学習を進めたい!
- 必要な知識をしっかり取り入れたい!
- 発音もセットで覚えたい!
他の単語帳についてはこちら!
他の英語の参考書はこちら!