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高校古文はこの1冊で大丈夫!『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』正しい使い方と勉強方法!

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「もうすぐ高校入試…でも古文の点数が上がらない」と悩む中学生を見かける事は多いです。

このページを見てくれているあなたもそう思っているから見てくれたのではないでしょうか?

「古文ができない」と悩む理由はひとつです。それは「多くの問題にまだ出会っていないから」です。

中学生の古文で最も大切なことは、演習量です。演習量を積んでおけば、どんなに難しい問題でも記憶に残ります。

つまり、「できない」という事はそのタイプの問題にまだ出会っていないからです。十分な演習量をこなしていない場合は「古文ができない・苦手」と感じてしまうこともあるでしょう。

今回ご紹介する『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は基本から入試実践までの幅広いレベルの古文の演習ができます。

この参考書の使い方をおさえてしっかりと勉強すれば、入試本番であらゆるタイプの問題に対応できます。

この記事では『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の正しい使い方と勉強法をお伝えします。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の基本情報

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は、教科書レベルから入試実践レベルまで載っています。そのため「入試までに演習をたくさんしたい中学生」に最適な内容となっています。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の特徴

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は近年の入試頻出問題をもとに良問のみが集まった参考書です。

高校入試に挑むのに必要な「読解・文法・語彙・知識・文学史」を全てこの一冊で身につける事ができます。

それでは、たくさんの魅力が詰まった『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の特徴を見ていきましょう。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の特徴1:レベル別の古文問題演習

この参考書の構成は、第一章から第四章となっています。

第一章は「入試最頻出問題」です。近年の高校入試で頻出度が非常に高い問題を20題取り扱っています。レベルは「教科書レベル」です。

第二章は「実践問題」です。出題のジャンルが幅広いので、対応力が身につきます。難関校対策の記述問題が多いという特徴があります。全部で22題です。

第三章は「最新予想問題」です。「今までの高校入試では頻出ではないが、今後注目される可能性が高い良問」が21題のっています。内容が現代に近くなるという特徴があります。

第四章は「入試に必要な知識」です。これは「古典文法」「文学史」「古典常識」です。入試頻出の知識から最難関レベルの知識まで様々です。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の特徴2:詳細でわかりやすい解説

比較的難易度が高い参考書ですが、解説が非常に詳細でわかりやすいので抵抗感を抱く必要はありません。

「わかりやすい図解・攻略法・知識」などが細かくまとまっています。難易度が高ければ高いほど解説が詳細になるので安心です。

だからこそ、古文にあまり自信のない中学生でもためらうことなく最難関問題にもチャレンジできます。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の特徴3:質の高い現代語訳

全ての古文の現代語訳の質が非常に高いです。同じ古文でも参考書によって訳し方が異なりますが、その中でも『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の現代語訳は最高レベルです。

古文の勉強では「現代語訳」が非常に大切です。第一章の「入試最頻出問題」では、問題の隣に現代語訳がついています。解くときは必ず隠してチャレンジしてみましょう。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』のレベル

レベル:難関〜最難関高校合格を目指す中学生

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は、「入試本番で古文で得点を取りたい中学生向け」に作られた参考書なので、古文の基礎レベルの知識がない中学生にはレベルが高いです。

逆に言えば、この一冊をしっかりと学習すれば入試本番でどんな問題にも対応できるでしょう。

この参考書でもう一度基礎・基本を固めながら応用問題の場数も増やしていくようなイメージです。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』のシリーズ

この新興出版社の『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』はシリーズがあります。
他の教科もシリーズがありますが、今回は国語のシリーズに絞ってお伝えします。

  • 『国語長文 難関徹底攻略30選 【入試頻出難問・良問厳選】』
  • 『国語融合問題 完全攻略30選 【現代文新傾向対策】』
  • 『国語知識問題完全攻略13選 【知識問題を完全マスター】』

こんな人におすすめ!チェックリスト

  • 古文に自信を持ちたい!
  • 難関〜最難関高校を目指している!
  • 古文の問題演習がたくさんしたい!
  • 受験生だけど古文なにしたら良いかわからない!
  • 古文の偏差値は55以上ある!

上記のチェックリストに当てはまる学生は、『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』がオススメです。

しかし、以下のチェックリストに当てはまる学生はオススメできません。

  • 古文は基礎・基本レベルで止まっている!
  • とっつきやすい参考書が良い!
  • 解説が端的で簡潔な参考書がほしい!
  • 講義動画を用いて勉強したい!
  • 古文の偏差値が55未満!

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】」は他の参考書と比較すると、難易度が高く実践的です。

そのため、この参考書を取り組むにあたってはある程度古文の基礎・基本レベルの知識が必要です。

目安は、古文の定期テストで「6〜7割以上取れる学生」です。しっかりとベースの実力をつけてからのぞんでください。

また、紙面は「イラスト・オールカラー」などが用いられていないので、古文に苦手意識のある学生にとっては抵抗感を呼び起こす可能性があります。

また、最近の参考書のような講義動画の特典はありません。そのため、いかに「自分の力で理解できるか」が試されます。

そんな学生には以下の参考書がオススメです。

1『富井の古典文法をはじめからていねいに【改訂版】
わかりやすい図解やカラーの多用により、非常にとっつきやすい参考書です。ベストセラーが10年ぶりに改定された誰もが認める一冊。この一冊で基礎・基本は安心です。

2『くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文

この参考書を解く前に自分に基礎・基本レベルの実力があるのかを確認するためにやってみるのがおすすめです。「古文のベースをしっかりと固めたい中学生」に最適です。

3『かなり役立つ!古文単語キャラ図鑑

表紙からもわかるように「イラスト・図解・オールカラー」が用いられています。そのため視覚からも知識を吸収できるようなしかけがあります。「楽しみながら古文単語を学習したい中学生」に最適です。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の使い方・勉強法!

ここからは、『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の具体的な使い方をお伝えします。

それぞれの参考書の特徴に合った使い方をしなければ「全然古文の成績が上がらない」ということになりかねません。

そのようなことがないようにしっかりと正しい使い方を確認しましょう。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の使い方の基本ステップ

基本的なステップはこのようになっています。

1周目

Step1.
自力で解いてみる
Step2.
答え合わせをする前に現代語訳を作ってみる
Step3.
解答と現代語訳の正誤を確かめる
Step4.
間違えたところや新しい知識をマーカーを引いて覚える
Step5.
「なぜ間違えたのか」を書き出す

1周目は、まずは「自分で理解しようする」ということが大切です。そのために、自分で解説を読む前に現代語訳を作ってみてください。

最初は時間がかかるかもしれませんが、面倒くさがらず一語一句考えてみましょう。このように細かく考える事で助詞や助動詞の新たな気付きがあります。

また、問題演習や現代語訳の正誤を確かめた後でも「なぜ間違えたのか」を自分で見つける事が重要です。この「自分で考える」という作業を繰り返すことで理解が深まります。

ペースは1日1単元で大丈夫です。ゆっくりでも良いので、自分の力で理解してみましょう。

2周目

Step1.
1周目解けなかったところを自力で解く
Step2.
現代語訳を作ってみる
Step3.
解答と現代語訳の正誤を確かめる
Step4.
>間違えたところや新しい知識をノートにまとめる
Step5.
「なぜ間違えたのか」を声に出して説明する

2周目は「なぜ間違えたのかを意識する」という事が大切です。1周目と同様に間違えてしまった箇所を自分で教科書で確認しましょう。「自分で理解しようとする」事も忘れてはいけません。

「間違えた理由」をノートにまとめましょう。まとめ終わったら、声に出して説明してみてください。

音読すると、だんだんと頭が整理され自分が相手に解説できるようになっていきます。ここまで来たら「本当に理解できている」ということです。

また、1周目よりスピード感を意識しつつ間違えた内容をひたすら身体に染み込ませましょう。ペースは1日2単元です。

3周目

Step1.
2周目解けなかったところを自力で解く
Step2.
現代語訳を作ってみる(時間制限を設けて行う)
Step3.
解答と現代語訳の正誤を確かめる
Step4.
「なぜ間違えたのか」を声に出して自分で説明する
Step5.
「なぜ間違えたのか」を人に説明してみる

3周目は「人に説明できるまで理解しているか」を確認しましょう。

「本当に理解できている状態=自分の学んだ内容を要点を絞ってわかりやすく相手に伝えられている状態」を指します。

そのため、きちんと説明できるかを試すために友達や家族に伝えられるかチャレンジしてみましょう。

3周目で「現代語訳をいちいち作ることが面倒くさい」と思う方もいると思います。しかし、今回も辞書を使ってでもしっかりと現代語訳をつくりましょう。

このことにより「精読」する習慣がつきます。この癖を付けておくと、時間制限がある入試本番でも短時間で正確に読む事ができます。

上記の精読ができるようになっているかを確かめるために、2周目とは異なり「時間制限」を設けて取り組みましょう。ここで速読の力も同時に身につけてください。

面倒くさがらずにチャレンジする事が大切です。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の勉強法の大原則

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』を使う上での大原則は次の2つです。

  • できるまで何度も繰り返し行う!
  • 面倒くさがらずに現代語訳!

この2つをしっかり守ることで、古文の成績がぐんぐん上がります。

同じ範囲でも、間隔をあけて何周も取り組みましょう。人間は忘れる生き物。だからこそ何周も取り組むことによって、だんだんと覚えられるようになります。

具体的には、必ず3回やりましょう。「出来た!」と思っても試験本番で実力を発揮させるため、「めんどくさい…」と思わずにしつこくしっかりと復習しましょう。

そして同様に現代語訳も繰り返し行いましょう。古文で大切なことは「短時間でいかに正確に速読できるか」です。そのためには「精読力」を日頃からつけなければなりません。

さらに実力をUPさせるには、目の前の相手に説明できるまで「なぜ間違えたのか」を説明する練習をしましょう。

このように「耳」も「目」も「口」をフル活用して古文を得意にしましょう!

こんな使い方は要注意!『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』使い方のコツ

ここからは、『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』を使った勉強方法の注意点をまとめていきます。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』の使い方の注意

先ほどあげた2つの大原則を、もう一度思い出しましょう。

  • できるまで何度も繰り返し行う!
  • 面倒くさがらずに現代語訳!

これ以外にも、『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』だからこそ気をつけてほしいことがあります。

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』に必要な知識を蓄えてから!

先ほどこの参考書は「教科書レベル〜入試実践」とお伝えしました。しかし、「教科書レベル」といっても入試頻出の実践レベルです。

そのため、「基礎・基本レベル」の知識や実力は必須です。もしこの力がないとこの参考書を有効的に利用する事はできません。さらに解けない問題が多くて自信を失う事にも繋がります。

具体的な目安としては「古文の定期テストで6〜7割・偏差値55」が最低ラインです。このくらいの実力をつけてから取り組みましょう。

こういう使いかたもある!『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』を最大限活用するコツ!

注意点も多々ありましたが、同じくらい『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』には楽しく学習できる様々な方法があります。

辞書のように活用しよう!

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は、あらゆるレベルやジャンルの問題が載っています。

模試や定期テストなどで出題された問題と類似した問題がこの参考書の中にある可能性も大いにあります。

そのため、模試や定期テストで間違えた問題があったらこの参考書を開いて類似問題を探して「自分はどこで間違ったのか・前はどのような考え方をしていたか」を確認してみましょう。

「正答率」ではなく「答えを導き出すまでの考え方の違い」に焦点を充てる事で飛躍的に実力がつきます。

具体的な活用例は以下の通りです。

Aさんの例:
模試で間違えた問題が先週『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』で取り組んだ問題に似ていました。確認したら、同じところで間違っていたので自分の苦手分野がわかりました。入試本番までに克服します。

ライバルの友達と一緒に勉強してみよう!

『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は難易度が高い問題が多く、途中で自信を失い「もう嫌だ…やりたくない」なんて思う方も多いと思います。

そこで、志望校のレベルが同じ友達を誘って複数人で取り組んでみましょう。友達と点数を競争したり、わからないところを教え合ったりしていくうちに新たな気付きが絶対にあります。

この参考書を独り占めにするのではなく、共有してみんなで取り組んでみてください。たとえ辛いと思っても乗り越える事ができます。

「受験勉強の友達」は「一生の友達」です。目標に向かって一緒に頑張る友達を大切にしましょう。

具体的な活用例は以下の通りです。

Bさんの例:
『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』は進めば進むほどめちゃくちゃ難しくなっていきます。部活の友達も持っているので2人で協力しながら楽しく勉強しています。友達に点数が勝ったら素直に嬉しいし、負けたら素直に反省しています(笑)

まとめ

この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。

  • できるまで何度も繰り返し行う!面倒くさがらずに現代語訳!
  • 辞書のように活用しよう!
  • ライバルの友達と一緒に勉強してみよう!

最後にもう一度『古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】』がおすすめな人をまとめておきましょう。

  • 古文に自信を持ちたい!
  • 難関〜最難関高校を目指している!
  • 古文の問題演習がたくさんしたい!
  • 受験生だけど古文なにしたら良いかわからない!
  • 古文の偏差値は55以上ある!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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