都立日比谷高校の入試が迫ってくると、不安と緊張で勉強に集中できなくなってしまう生徒は少なくありません。そんな状態でも「これだけはやっておいた方がよい」という対策があります。
この記事では「入試直前に対策すべきこと」「入試当日にやった方がよい対策」についてご紹介します。入試直前対策でなにをしたらよいのかわからない生徒は、ぜひ参考にしてください。
入試直前期に対策すべきこと
入試直前は直接点数に結びつく勉強をするべきです。入試直前に懸命に勉強しても、読解力アップはそれほど期待できません。
それよりは「単純な暗記事項の確認」「試験中にチェックすべきことを決めてまとめておく」ほうが点数アップに結びつきやすいでしょう。
単語帳や熟語帳、文法書の復習をしよう
入試直前期は新しいことを覚えるよりも、今まで勉強をしたことを確認した方が点数に結びつきやすいです。そのため、単語帳や熟語帳、文法書、会話表現などの復習をしましょう。
自由英作文では、使い慣れた基本的な単語だけを使って英文を書いた方が、用法ミスを起こしにくいです。そのため、忘れていた難しい単語のスペルまで覚え直す必要はありません。単語を見て意味がわかるようになれば十分です。
熟語や文法事項は読解問題や語整序問題を解くときに必要となるため、しっかり確認しておきましょう。
会話文には、会話表現を知らないと意味が理解できない英文があります。間違いやすい会話表現をチェックしておき、直前まで見直しましょう。
英作文でチェックすべきことを決めておこう
都立日比谷高校入試英語は、毎年自由英作文が出題されます。配点も高いため自由英作文問題でのミスは、合否に大きく影響を及ぼすでしょう。
自由英作文の採点でまずチェックされることは、間違った英文を書いていないかどうかです。入試の採点は減点法が採用されていて、ミスがあるたびに減点されていきます。
単語のスペルや時制、冠詞のミスなど、自分が間違いやすく試験中に確認しなければいけないことをまとめておきましょう。
確認事項をまとめたメモは入試当日も試験会場に持って行き、必ず試験直前にもチェックすることをおすすめします。
毎日長文を読みましょう
長文読解には文法や単語の知識も大切ですが「慣れ」も大切です。そのため、長文を長期間読まないでいると、少しずつ読解力が落ちてきてしまいます。
逆に新しいことを学ばなくても、毎日長文を読んでいるだけで読解力は少しずつあがっていきます。
問題を解かなくてもよいので、出来るだけ毎日長文に読むようにしましょう。毎日長文を読むのが難しい生徒でも、最低3日に1問は読むようにして読解力の維持に努めてください。
入試当日にやった方がよい対策
試験当日にやっておけば、問題を解くときにプラスに働くことがあります。試験会場で
やっておいた方がよい対策をご紹介します。
試験当日にリスニングを聴く
都立日比谷高校入試のリスニングは、独自問題ではなく共通問題が出題されます。そのため、リスニングは出来れば満点をとっておきたい問題です。
リスニングは「慣れ」が大きく影響します。そのため、当日の試験直前に英語を聞いておいて、リスニングの試験を受けているとき「英語耳」にしておくことは重要です。使う教材は、何度も聞いたことがあるものでもかまいません。
英語の試験は昼休憩の前にあります。当日、試験会場に行く前に英語を聞いたとしても、3時間以上は聞いていない状態です。
英語の試験は、数学の試験が終わってから20分後に始まります。
しかし、その20分には数学の解答用紙を集める時間や英語の問題を配る時間などが含まれているため、実際に使える時間は10分程度でしょう。そのため、2~3分で聞ける英語教材を用意しておきましょう。
リスニング試験前に少しでも英語を聞いて「英語耳」にしておけば、リスニング試験で実力を発揮できるようになるでしょう。
数分で確認できるメモを作って試験前に最終チェックをする
ご紹介したように英語の試験は、昼休憩前にあります。朝、注意事項の最終確認をしたとしても3時間以上たっているため、忘れてしまっているかもしれません。
そこで試験直前にも見直せるように、2~3分で確認できる注意事項をまとめたメモを作っておきましょう。メモの分量はB4サイズ1枚程度で、重要なものから順にまとめておくことをおすすめします。
まとめ
入試直前・当日は、今まで勉強したことの確認に時間を使うことが大切です。新しいことに手をつけたり、細かすぎる知識の確認に時間を使わないようにしましょう。
入試直前に確認したことが試験で出題される可能性もあるため、直前まで諦めずに勉強しましょう。しかし、試験で実力を発揮するには体調管理も大切です。試験直前は無理をせず万全の状態で試験に臨めるようにしましょう。