中学3年生になると周りも一気に受験モードになります。
周りも塾に通い始めたりと本格的に受験勉強を始めるので、「自分も早く勉強しないとな…」と考え始めるでしょう。
しかし、焦るばかりで具体的に何から勉強すればいいか分からない受験生も多いはずです。
ここからは、何をすればいいかわからない受験生のために「中学3年生の夏前までにまずは何をするべきか」について紹介します。
都立高校入試国語・中3夏前に対策すべきこととは?
中学3年生の夏になれば、部活動を引退したり長期休みもあるので勉強時間をたっぷり確保できます。
そのため夏休みに本格的に受験勉強を始める人も多いですが、夏前までに準備するべきことも沢山あります。
では、具体的に中学3年生の夏前にどのような対策をするべきなのでしょうか?
中学で習う全範囲を復習する
中3の夏休み前までには、中学で習う国語の全範囲を復習しましょう。
夏休みに入るまでに参考書や教科書などで「漢字」「文法」「古文の読み方の基礎知識」などを身につけておきます。
ここを疎かにしていきなり問題集ばかりに取り組むと、内容が理解できずに全然成績が上がらない可能性があるため、夏前までに基礎を身につけてください。
また、夏前までに基礎を固めることで、夏休み中はより試験本番を意識した問題演習ができるようになります。
逆にここで基礎を固められないと、夏休み中も中学1~3年生の復習に追われることになります。
そのため復習は早めに終わらせて、夏休みは演習問題への取り組みなどに利用できるようにしておきましょう。
漢字・古文・漢文の暗記を行う
漢字や古文の文法・単語、漢文の漢語・訓読法など暗記に特化した勉強も毎日行うようにしましょう。
なぜなら上記は国語の中でも暗記要素が強いため、勉強した分だけ成績アップに繋がりやすいからです。
特に都立高校の漢字の読み書き問題は配点が20点のため、ここで失点してしまうと合否に関わります。得点につなげるためにも毎日暗記の勉強は続けてください。
また、古文は基本的な古文単語・文法を押さえていれば得点を稼ぎやすい分野なので、今のうちに対策してきましょう。
参考書に取り組む
中学3年生になってからは、授業や定期テスト対策だけではなく、参考書を使って中学の全範囲を予習復習しましょう。
自分のレベルに合わせた参考書を使えばより効果的な勉強に取り組めますし、受験に特化した勉強をすることもできます。
夏休みに問題演習に取り組むためにも、参考書の内容は夏前には完璧にしましょう。
志望校を決める
高校受験ではなるべく早いうちに志望校を決める必要があります。
なぜなら志望校を決めなければ「試験本番で何点取ればいいのか?」「何をいつまでどれくらい勉強するべきか?」といった勉強の方向性やゴールが決まりません。
目指すべき学校が決まらないと無目的にダラダラ勉強することになり、やる気も下がりなかなか成績は上がりません。
また、受験のゴールが決まらなければ「勉強進捗は順調なのか?」といった勉強の途中経過を振り返ることができないので、志望校は早めに決めましょう。
まとめ
中学3年生のはじめは中学1~3年生の復習を通して基礎を固めましょう。学校の授業や定期テスト対策をしつつ、参考書に取り組んだり暗記の勉強をしてください。
昼間は学校の授業や部活動で忙しいので、それに加えて受験勉強するのは大変だと思います。
しかし、ここでどれだけ基礎を固められるかによって夏休み中の勉強の質が変わります。
夏休み中に問題演習などより試験本番に向けた対策を行えるようにするために、中学校の全範囲をしっかり復習しましょう。