春日部共栄高等学校の英語入試は、「リスニング力」「会話問題」「文法問題」「長文読解」の総合的な能力が欠かせません。
この記事では、春日部共栄高等学校向けの英語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
春日部共栄高等学校入試(英語)の傾向分析
春日部共栄高等学校入試の英語はマークシート式の問題です。
問題範囲は「リスニング力」「会話問題」「文法問題」「長文読解」とまんべんなく出題されます。
出題範囲は埼玉県の公立高校に準じています。
春日部共栄高等学校入試(英語)の大問構成と出題範囲
春日部共栄高等学校の大問構成は次の4つです。
- リスニング問題
- 会話問題
- 文法問題
- 長文問題
リスニング問題
リスニング問題は2回読まれます。
リスニング問題が始まる前に選択肢を読んでおくといいでしょう。
選択肢にあらかじめ目を通しておくと、聞き取りのヒントになります。
また、1回目と2回目のそれぞれで「何を聞き取るか?」という目的を決めてください。
例えば、1回目では大筋を把握し、2回目でポイントとなる単語を聞き取るなどです。
これだけでも、リスニングは聞き取りやすくなります。
会話問題
会話問題は定型文も覚えておきましょう。
会話文はイディオムなど独特な言い回しも多いです。
ある程度会話のパターンを覚えておくと、試験時に役立ちます。
文法問題
文法問題は学校のテストや参考書、問題集を用いてさまざまな問題パターンに慣れてください。
基本的なことはもちろん、言い換え表現なども同時に学習すると応用力が高まります。
長文問題
長文問題では英語の総合力が問われます。
文章を読みながら的確に内容を把握することを意識しましょう。
長文問題は時間との勝負です。
なるべく一度読んだだけで理解できるように時間を効率的に使う意識をもってください。
春日部共栄高等学校入試(英語)の難易度
春日部共栄高等学校の英語入試の難易度は標準レベルです。
「リスニング力」「会話問題」「文法問題」「長文読解」と総合的な英語力が求められます。
春日部共栄高等学校入試(英語)解答の際の時間配分
春日部共栄高等学校の入試の英語の制限時間は50分です。
50分で解く時間配分の例を紹介します。
- リスニング:10分
- 文法問題、会話文問題:15分
- 長文問題:25分
リスニング問題の放送時間は10分程度です。
上記は、それを差し引いた時間で長文読解や残りの問題を解き終えるという時間配分です。
一番時間を要するのは長文問題のため、25分程度の時間を使いましょう。
長文問題に集中できる時間配分を考えてください。
そして、文法問題や会話問題など知識単体でカバーできる問題にかける時間を最小限にしてください。
春日部共栄高等学校入試(英語)の対策と勉強法
それでは春日部共栄高等学校入試の英語の対策と勉強法をご紹介します。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1・中2では、単語や熟語、文法など基礎知識を中心に取り組みましょう。
春日部共栄高等学校入試の英語は埼玉県の公立高校入試問題に準拠しています。
そのため、教科書の知識をしっかりと定着させることが最優先です。
学校の小テストや定期テストを復習しコツコツと勉強していきましょう。
中3の夏前までにやるべき対策
夏前には基本的な文法構造や単語、熟語などを身につけましょう。
前述のとおり、春日部共栄高等学校は基礎的な問題も多く出題されます。
入試に向けて英語の基礎力を万全にしてください。
リスニング対策も始めていきましょう。
リスニングは勉強すればすぐに身につくものではありません。
地道な反復演習によって定着していきます。
そのため、受験直前の詰め込み対策よりも毎日継続した演習が効果的です。
この時期のリスニングの勉強としては、単語や熟語は覚えてから音読を繰り返し発音を確認する、教科書は音読がおすすめです。
リスニングは単語の意味を理解するだけではなく、音で正しい発音の英単語を理解することが求められます。
単語や熟語の勉強のように読んだり、書いた入りするだけではなく、話す、聞く勉強も取り入れてリスニング力を高めていきましょう。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。
文法問題や長文読解の対策を始めてください。
問題集の難易度としては、埼玉県の公立高校入試レベルや、それより少しレベルの高い問題集がおすすめです。
志望校の入試レベルと同等の学力を付けるのはもちろん、多少高い難易度の問題に取り組むと応用力も身につきます。
応用力が身につけば、入試本番で難問が出題されても対処できる可能性が高まります。
基礎→標準→応用問題と段階的に難易度を上げると着実に英語の総合力が向上します。
さらにリスニング対策も本格的に始めていきましょう。
英単語や教科書本文の音読に加えて、問題演習に取り組んでください。
おすすめは「基礎的な問題集や英検のリスニング問題を解くこと」です。
問題演習を進めてリスニング力も向上させていきましょう。
リスニング問題に慣れてきたら、放送された英文の後を追いながら読む「シャドーイング」や聞き取った音声を書き取る「ディクテーション」を試してみてください。
どちらもリスニングの勉強に効果的な勉強法です。
こちらの高校入試のリスニング勉強法の記事も参考にしてください。
英検3級のリスニング問題
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html
中3の秋に取り組むべき対策
秋から取り組むのは過去問演習です。
3年分以上の過去問に取り組みましょう。
そうすることで、春日部共栄高等学校の英語の傾向を把握できます。
特に意識してほしい点は2つです。
- 制限時間内に問題を解く意識
- マークシート式の練習
入試本番では50分という制限時間が決まっているため、その時間内で解けるように工夫して勉強していきましょう。
例えば「長文問題から解く」や「時間を明確に区切って解く」など、自分なりの作戦を立てましょう。
作戦を立てたら過去問を通して実践演習してください。
試験本番だけで時間内に解こうするのは難しいです。
何度も練習してください。
同時にマークシート式の問題にも慣れていきましょう。
マークシート式の怖い点は、マークミスです。
せっかく正解していても、塗り間違えていれば減点です。
ケアレスミスをしないように、演習を繰り返しておきましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
中3の冬は今までの総復習です。
単語や熟語、文法の復習はもちろん、リスニングや長文読解と万遍なく復習しましょう。
また、冬は体調も崩しやすいため「健康管理」も重要です。
最後の調整時期に体調を崩してしまって元も子もありません。
「食事」「睡眠」はいつも以上に気を使っていきましょう。
まとめ
春日部共栄高等学校入試の英語入試では「リスニング力」「会話問題」「文法問題」「長文読解」と総合的な英語力が求められます。
これらは一朝一夕では身につきません。
そのため、日々の積み重ねを意識して英語の勉強に取り組んでいきましょう。