都立国分寺高校の入試まであと少し。数学が不安だけど「限られた時間で何を勉強すればいいのか分からない!」「時間がないけど成績が上がっていない!」と焦ってしまう受験生も多いと思います。
そこで、この記事では都立国分寺高校の入試直前期における数学の対策について説明します。効率的に勉強するための方法や注意すべき点について掲載していますので、参考にしてください。
国分寺高校の入試直前期、数学で対策すべきこと
入試直前期は時間が限られています。そのため、効率よく勉強することが成績アップのカギです。
この章では、都立国分寺高校の数学について、入試直前期に対策すべきことをご紹介します。
解けなかった問題を優先して対策をする
入試直前期に効率良く成績を上げるには、「やみくもに沢山の問題を解く」ことよりも「できない問題に集中して苦手を減らす」ことが重要です。
そのため、模試や過去問で間違えたときは「何が原因で解けなかったのか」「どうしたら次に解けるようになるのか」をしっかりと分析して、自分の苦手に応じて対策することが成績アップのカギです。
それでは数学においてはどのようなことを苦手と感じる方が多いのでしょうか?
ここからは、都立国分寺高校の数学について、その「具体的な原因と対策」の例を4つ挙げますので参考にしてください。
計算ミスをしてしまった
数学において最も多いミスが「計算ミス」です。
都立国分寺高校の数学の入試問題でも、計算量の多い複雑な問題も出題されるため計算ミスをしがちです。
特に模試や過去問で計算ミスが多い場合、本番では計算ミスをしないようにより意識的に対策する必要があります。
計算ミスの対策としては「暗算を減らして途中経過をしっかり書く」「数字やローマ字を丁寧に書く」「計算量の多い問題に慣れておく」などが挙げられます。
また、計算ミスの原因として「時間に追われて焦って問題を解いてしまった」ことも考えられます。そのため、日ごろから時間配分を意識して「時間を計って緊張感を持って問題を解く」ことも効果的です。
特に数学では、前半の問題の結果を後半で使う問題が出題される場合があります。このような問題では、前半の小問で計算ミスをした場合にその問題だけでなく後半の問題にも影響してしまいます。
都立国分寺高校の数学では大問2~4が上記のような問題に該当する可能性があります。そのため、大問2~4の前半の問題は特に慎重に解いて見直しをするように心掛けましょう。
公式を間違えてしまった
因数分解や二次方程式の解の公式など、数学の公式を間違えてしまう受験生は少なくありません。
そのようなミスを防ぐために、数学では「公式をまる暗記する」ことよりも「実際に公式を使って問題を解きながら覚える」方が記憶が定着しやすいです。
公式を間違えてしまった場合は、その公式を実際の問題の中で使うことを意識しましょう。
具体的には「間違えた公式の関連問題を解いて理解を深める」「公式の証明を書きながら覚える」など、実際に手を動かすことが記憶を定着させるカギです。
ケアレスミスをしてしまった
ケアレスミスは受験時に最も避けたいことですが、本番でも陥りがちです。
数学においては、
- 根号を分母に残したまま回答してしまった
- 角度などの単位のつけ忘れ
- 約分のし忘れ
などが挙げられます。
過去問や模試などでミスをしても「ケアレスミスだからしょうがない」「次から気を付けよう」と思うだけで終わりがちです。しかし、そのまま放置しておくことで試験本番でも同じミスを繰り返す可能性が高いです。
このようなケアレスミスを繰り返さないためにも「テスト終了の5分前には見直しの時間を必ず取る」「ミスを記録して試験直前に見直す」など、自分のミスに合わせて具体的な対策をすることがおすすめです。
時間配分をミスして最後まで問題を解けなかった
確実に解けるはずだった問題を残して時間切れとなることは非常にもったいないです。
都立国分寺高校の数学の入試問題は問題数が多い傾向にあります。更に教科書の章末レベルを超えた難易度の問題も多数出題されます。そのため、「自分が解ける問題で確実に点を取ること」が重要です。
この対策としては、できる限りたくさんの過去問を解いて都立国分寺高校の問題に合わせた時間配分を身につけておくことがおすすめです。
その際は時間をしっかりと測り、本番と同様の心構えで解くようにしましょう。
国分寺高校の入試直前期で注意すべきこと
この章では、入試直前期に受験生が注意すべきことについてご紹介します。受験気についついやりがちな事などについて説明しますので、参考にしてください。
新しい参考書には手を出さない
直前期で新しい参考書に取り組み始めることはなるべくやめましょう。
難しい問題にチャレンジするために、入試直前期に新しい問題集を購入する受験生もいます。
数学の場合は「自分の持っている参考書の問題は全て完璧」と胸を張って言えれば新しい問題集を買うのも一つの手です。しかし、そうでない場合はこれまで使ってきた参考書を使って勉強をすることをおすすめします。
なぜなら、新しい問題集にばかり気を取られてしまい「今までの復習」や「苦手の対策」など本来やるべきことが疎かになってしまうからです。
また、やみくもに難しい問題に手を出すと問題が解けずに不安を煽られてしまう場合もあります。
受験本番においては気持ちの状態がとても大切です。本番で自信をもって受験できるように、今まで使い込んだなじみのある参考書を使って勉強するようにしましょう。
体調管理に気を付けよう
入試の直前には、体調管理が最も重要です。
受験直前期に失点が続いてしまうと不安になり、夜遅くまで勉強してしまう受験生も多いです。しかし、睡眠不足は体調不良や翌日の集中力の低下につながるため、結果的に勉強の効率が悪くなってしまいます。
そのため、不安であってもしっかりと寝る時間を確保して翌日の勉強に集中しましょう。
特に都立国分寺高校入試のような複雑な数学の問題では「ひらめき」や「高い集中力」が必要です。寝不足で集中力が足りない状態では自分の力が発揮できないため、日ごろから十分な睡眠を取る必要があります。
睡眠以外にも、「手洗いうがいをしっかりする」「規則正しい生活をする」など、本人だけでなく家族で協力して気を付けることも大事です。
まとめ
入試直前期は、できる問題ばかりを解くのではなく「苦手を減らす」ことが成績アップのポイントです。そのため過去問を解いた後には解答を見て終わりではなく、自分の間違えた問題に応じた対策を取ることを心がけましょう。
さらに、勉強面だけでなく「体調管理に気を付けること」も大切です。
数学の難しい入試問題に立ち向かうためにも、睡眠時間は十分に確保しましょう。受験に向けて生活のリズムを整えながら勉強を進めてください。