「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は、中学生が社会の勉強をする上でつまずきやすいポイントを重点的に解説している参考書です。
網羅的に解説しているものではなく、トライ式の経験から苦手分野とされやすい所がピックアップされています。説明内容はプロ家庭教師によるものですので、社会に苦手意識がある人でも安心です。
この記事では「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」を利用した学習方法を解説します。ぜひ基本的な使い方を実践してみてください。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の基本情報
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は、中学社会の基本を学べる参考書。中学社会を勉強するきっかけとなる1冊です。
幅広い内容を網羅している参考書ではありませんので、「社会が苦手だがまずざっくりと勉強をしていきたい」という人におすすめです。
1つの章が8ページで構成されており、その8ページの中で少しずつ内容を積み重ねていくものです。
いきなり多くの内容を詰め込む参考書ではありませんので、社会に苦手意識がある人でも馴染みやすいデザインとなっています。
また、社会の分野には資料などカラーでなければ分かりにくい部分も多いです。そのため、全体的にカラフルな色合いで見やすくなっています。
また重要な部分は赤字になっているなど、資料以外でも勉強しやすいデザインが意識されています。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の特徴
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は、中学社会の基本となる参考書です。どのような特徴があるのか見ていきましょう。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の特徴1:身近なテーマが取り扱われている
1つ目の特徴は、身近なテーマが取り扱われていることです。社会に興味を持ちやすいように、日常生活で気になるようなテーマが利用されています。
例えば、収録テーマには「日本の米作り」「選挙」「労働」などがあります。身近なテーマであるものの、内容が複雑で中学生が苦手意識を持ちやすいテーマが選択されているのです。
導入は上記のような身近なテーマではあるものの、8ページの中で内容が深掘りされていきます。最終的には中学社会で最低限学んでおきたいレベルまでは解説されています。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の特徴2:一問一答で知識の定着が確認できる
2つ目の特徴は、一問一答が用意されていることです。そのため参考書として見て覚えるだけではなく、問題を解いて復習ができるようになっています。
用意されている問題は、重要語句を含むものが多いです。本文中ではこの重要語句が「赤太字」になっています。
赤太字部分は最低限覚えておかなければならない用語ですので、これを覚えているか確認することが大切です。
なお、問題数は8ページに対して35問程度あります。ページの最後に数問だけ用意されているものではなく、一問一答専用のページが設けられているのです。
このようにしっかりと問題数が用意されている点は魅力的です。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」のレベル
レベル:中学社会に苦手意識を持つ人向け
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は中学社会に苦手意識を持つ人向けです。単元は「歴史」「地理」「公民」と幅広く含まれていますので、どの学年でも利用できます。
網羅的な参考書ではありませんので、苦手意識を持たない人には物足りないかもしれません。
逆に苦手意識を持つ人にとっては、「導入として勉強するところ」が分かりやすく示されているので、この参考書を踏み台にしてレベルアップが期待できるのです。
なお、同じシリーズで問題集が用意されています。こちらの問題集も比較的易しいものですので、これを解くことを目標に頑張ると良いでしょう。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」シリーズの別の参考書
この「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」には、教科違いで「トライ式 逆転合格 理科 基礎編」「トライ式 逆転合格 数学 基礎編」「トライ式 逆転合格 英語 基礎編」などがあります。
内容は、この社会と同じようにそれぞれの科目に苦手意識を持つ人でも学びやすいものばかりです。
また、参考書ではなく問題集も発売されています。社会の場合は「トライ式 逆転合格! 社会 30日間問題集」と呼ばれるもので、参考書内の一問一答よりも複雑で多くの問題が出題されています。
このように、教科ごとに参考書と問題集がどちらも発売されています。「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」が気に入った場合はシリーズで利用しても良いでしょう。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 中学社会が苦手!とにかく基礎から学びたい!
- 身近なテーマから社会になじんでいきたい!
- 詳細な説明ではなく簡単な説明からチャレンジしたい!
- 会話式でテンポの良い参考書が欲しい!
- いずれは問題集も利用したい
繰り返しですが、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は中学社会に苦手意識がある人向けの参考書です。そのため中学社会が十分に理解できている人は、他の参考書を利用した方が良いでしょう。
ただし、本参考書には1つの単元だけではなく「歴史」「地理」「公民」の全てが含まれています。
そのため「歴史は得意だが公民は苦手」など、特定の単元に苦手意識がある人はその部分を中心に利用してみるのも良いでしょう。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の使い方・勉強法!
ここからは、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の具体的な使い方をまとめていきます。社会の参考書は使い方次第で「あまり効果がない」ということになりかねません。
原則は「短い期間で」「身につくまで」取り組むことです。以下で詳しく確認しましょう。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の使い方の基本ステップ
基本的なステップは以下のとおりです。
1周目
- Step1.
- 1章8ページを細かく読む
- Step2.
- 曖昧でも流れが把握できているか思い出す
- Step3.
- 流れすら曖昧な場合は読み直す
1周目は、8ページの1章を最初から最後まで読みましょう。流れや重要語句の説明がありますので、細かい部分も忘れることなく読まなければなりません。
最初から全てを暗記するのは不可能です。流れをつかむことを意識して、完璧に覚えるのは後回しにしましょう。
2周目
- Step1.
- 1章8ページを赤シートで隠しながら読む
- Step2.
- 隠れている重要語句を覚えているか確認する
- Step3.
- 覚えていないものは答えを確認して覚える
- Step4.
- 一問一答のテストをしておく
2周目は、重要語句の暗記ができているか確認をします。参考書では赤太字で書かれていますので、赤シートを利用して確認していくと簡単でしょう。
確認を進めていくと、覚えられていない重要語句が見つかるはずです。それらについては、参考書を読み改めて覚え直すようにします。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の勉強法の大原則
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 繰り返して基礎固めする!
- かならずテストする!
この2つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。
まず、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は中学社会の基礎となる部分を解説したものです。
この基礎が理解できていなければ他の参考書や問題集にチャレンジできませんので、まずは繰り返し読んで基礎固めをしましょう。
ただし、参考書を読むだけでは「覚えたつもり」になってしまいます。そのため定着しているかどうかを確認するために、必ずテストをしましょう。
参考書には「一問一答」が含まれていますので、これでテストをするのが一番です。
テストをしなければ人間はすぐに忘れてしまいます。テストで脳に刺激を与えながら、少しずつ基本知識を定着させていきましょう。
こんな使い方は要注意!「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」使い方のコツ
続いては「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」使い方の注意
先ほどあげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- 繰り返して基礎固めする!
- かならずテストする!
これ以外にも、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」では気をつけてほしいことがあります。
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」だけで満足しない
「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」の勉強だけで満足しないようにしましょう。確かに問題が解けると満足感を得られますが、こちらの参考書だけでは受験には不十分です。
冒頭でご説明したとおり、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は「社会に苦手意識がある人」向けの参考書です。
扱われている単元は限られていますし、その内容は最低限のものに抑えられています。重要語句の学習はできますが、受験勉強として十分なものではありません。
そのため「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」で勉強する際は、「まだステップアップをしている途中である」との意識を忘れないようにしましょう。
あくまでも基礎固めをしているだけであり、そこから応用的な内容や発展的な内容にチャレンジしていかなければならないのです。具体的には「中学 自由自在問題集 社会」「高校入試合格bon 社会」などにステップアップできるといいでしょう。
こういう使いかたもある!「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」を最大限活用するコツ!
気をつけてほしいこともありますが、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」には他の使い方もありますので解説します。
重要単語集として利用する
上記で「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」は「必要最低限重要な内容のみが理解できる」とご説明しました。これは言い換えると、最低限押さえておきたい重要な内容は学習できるということです。
しかもこちらの参考書には一問一答が用意されています。つまり、時間がないときはこちらの一問一答だけでもやっておくと、必要最低限の知識が身に付いているかどうか確認できます。
実力テストや模試は、定期テストのように範囲が定められていません。そのため、まんべんなく学習をしなければならないのです。
この時に教科書や資料集で全てを復習していては、時間が足りなくなってしまいます。そのような時の学習資料として、「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」がおすすめなのです。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の2つでした。
- 繰り返して基礎固めする!
- かならずテストする!
最後にもう一度「トライ式 逆転合格 社会 基礎編」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 中学社会が苦手!とにかく基礎から学びたい!
- 身近なテーマから社会になじんでいきたい!
- 詳細な説明ではなく簡単な説明からチャレンジしたい!
- 会話式でテンポの良い参考書が欲しい!
- いずれは問題集も利用したい