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高校受験の過去問って何年分解く?いつから解く?使い方と注意点を徹底解説!

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本格的に受験勉強が進んでくると、志望校の過去問の具体的な使い方が気になってきます。

志望校合格のために過去問を解くことが重要だとは知っていても、いざ具体的な解き方・活用の仕方となるとはっきりと分からない人も多いでしょう。

この記事ではそんな過去問の重要性・有効な使い方を解説していきます。

高校入試の過去問、なぜ解くの?

志望校合格のために過去問を解くべきとは知っていても、そもそもなぜ解くべきなのでしょうか?

この部分が曖昧だと「何となく過去問を解いている」状態になってしまって、本来過去問を解いて得られるはずの大事なことを見落としてしまします。

まずは高校受験において、「過去問を解く意味」を知っておきましょう。

過去問は高校受験の貴重な情報源、レベルと傾向を知る

公立でも私立でも、多くの高校入試で問題の出題傾向は決まっています

受験する高校によっては「その学校独自の問題」が出ることもありますし、毎年難しい問題が大問の最初に来る特徴のある学校もあります。

そんな受験校の入試内容を知るのに、過去問はとても貴重な情報源。これを活用しない手はありません。

また、過去問を解くことで入試問題のレベルを知ることもできます。

レベルが分かれば、今の自分には何が足りないのかを知ることにつながりますから、より一層、志望校合格のために効率的な勉強ができるようになりますよ。

過去問で「捨て問」と「時間配分」を見極める

もし過去問を解かずに入試本番に臨んだ場合、一から問題傾向を把握しなければいけません。

しかし過去問を解いておけば「今年はこんな傾向できたか」と、短時間で問題を把握することができます。

これによってまず出来るようになるのが「捨て問」の見極めです。

高校受験では難関校になるほど全ての問題を解ける必要はありません。

解ける問題を確実に得点につなげることが重要です。

そのため、限られた時間で解ける問題を確実に解き志望校が求める点数を獲得するためには、解けない問題を諦めることも必要です。

この「捨て問」の判断は早い方が良いので、過去問でその判断力をつけておくと入試本番で役に立ちます。

また、実際の入試では「時間配分」の見極めも非常に大切。

「時間をかけずに解くべき問題」や「効率的に解ききるための問題を解く順番」などを判断する力は、まさに過去問でなければ習得できない力です。

過去問を解くことで、効率的に入試問題をさばくテクニックが身につくんですね。

高校受験の過去問は「夏明け〜12月」に取り組むのがおすすめ

高校受験の過去問には、「いつから取りかかるべきか」も重要です。

実は過去問の開始時期はみんな一緒ではありません。

受験する学校のレベルによって、過去問を始めるべきタイミングは異なりますのでチェックしておきましょう。

最難関私立・国立は「夏明け」には過去問に取り組めるようにしよう

最難関の私立・国立を志望校としている場合、過去問は「夏明け」くらいから取り組めるように勉強を進めておきましょう。

難関私立・国立を受験するならば早い時期から過去問をはじめて、実践での得点力を身につけるのがおすすめです。

難関私立・国立となると、求められる解答力は非常にハイレベル。

早いうちから実践経験を積んで、本番で使える得点力を身につけましょう。

「ある程度は解けるけれどまだ志望校のレベルに達していない」と思うならば、すこしランクを下げてもよいです。

同じような出題傾向の学校の過去問を解いてみて、過去問というもの自体に慣れていきましょう。

都立独自校など、難関公立校は「11月頃」には取り組もう

都立独自校などの難関公立校を志望している場合、過去問は「11月頃」には取り組めるようにしましょう。

11月頃からとなると高校受験本番までは約3カ月です。

3カ月の間にしっかりと受験する高校の過去問を研究し、徹底的に傾向と対策を練っていく時間をとります。

ほかの公立・私立は「12月」が目処!

上記以外の公立校・私立校を志望校としている場合は、「12月頃」を目安に過去問に取り組むと良いです。

上位校と比べて一般的な公立・私立高校は、入試の出題自体も難しくて複雑ということはありません。

そうなるとより大切になってくるのが「基本的な問題をいかに解けるか」です。

そのため基礎学力を伸ばす時間をできるだけ多くとって、その上で過去問に取り組むのがよいでしょう。

過去問の前に、基本がすべて身についているのが大前提!

過去問を開始する時期について紹介しましたが、あくまでもこれらは目安です。

紹介した時期よりも大切にしたいのが「過去問は、基礎がすべて身についている状態になってから開始する」ということです。

過去問で鍛えられる力は、実際の入試で必要な「得点力」。

得点力とは、限られた時間の中で効率的に問題をさばき、道筋を見つけて得点につなげる力のことです。

単純に「問題が解ける」だけの状態は基礎が出来ている状態に過ぎません。

これよりも一歩先の入試で使える力が「得点力」ですね。

それぞれの志望校のレベルに合わせて、「夏明け」や「11月頃」といった時期までに基礎が身につくように、早めに勉強計画を立てて日々の学習を進めていきましょう。

高校入試の過去問演習、要注意ポイントをチェック

高校受験において、過去問演習を始める時期は分かりました。

ここからは具体的に過去問演習を進めていくときに、おさえておきたいポイントを紹介していきます。

実際に過去問を解き進める上での具体的な注意点ですので、過去問での勉強にすぐに活かせますよ。

高校受験の過去問は「最低5年分」解こう

過去問は1年分だけ解いてもあまり意味がありません。

というのも、出題の傾向は大きく変わらないとは言っても、いくつかのパターンの中で変化することも多いためです。

そのため、数年分の過去問を解かなければ正しく受験校の出題傾向を把握することはできません

実際に受験する高校は、「最低5年分」の過去問を解きましょう。

「たった5年分」と思うかもしれませんが、すべての教科で5年分ですので結構なボリュームになります。

そのためきちんと計画を立てて解いていきたいですね。

ちなみに一言で過去問と言っても、いくつかの出版社から出ています。

代表的な過去問の冊子には次のようなものがあります。

  • 声の教育社:スーパー過去問シリーズ
    多くの過去問集を出版しています。7年分の過去問を収録し、別冊になった解説は使いやすくてボリュームもあります。
  • 東京学参:高校受験過去問集
    こちらもスーパー過去問シリーズと似た特徴です。リスニングのための音源がスマホでも聞けるようになっているのが特徴です。

過去問演習時は本番を意識、「時間を計る」を忘れずに

また、過去問演習をするときにはできるだけ「本番と同じ条件で取りかかる」ことが必須です。

そのため過去問演習をするときには次のことに気を付けてみましょう。

  • 時間を計る
  • 緊張感のある環境で解く
  • 実際の試験の時刻と同じ時刻で解いてみる

ダラダラと解いても過去問演習の意味はありません。

まずはしっかりと時間を計り、可能な限り本番と同じ条件を作って過去問を解いてみてください。

過去問は本番ギリギリまで見直し・解き直しを

過去問を解いた後に必須なのが「見直し・解き直し」です。

解いたすぐ後に見直し・解き直しをするのはもちろんですが、この作業は本番ギリギリまで続けていきましょう。

「同じ問題を何度も解き直す必要はないのでは?」と思うかもしれません。

しかし過去問演習は、受験する高校の「出題傾向」を把握したり、「どうすればより効率的に解けたか」といった得点力を鍛えるためのものです。

そのため、問題集のように「この問題はもう解けるようになったからOK」とはいきません。

本番ギリギリまで問題全体の流れを見直したり、どうすればより得点できるのか考えたりしましょう。

まとめ

高校受験において過去問は非常に重要な役割を持っています。

ただし正しい使い方をしてこそ、実際の入試に活きる情報がたくさん得られるのが過去問です。

「自分ならこの学校の問題をどうやって解くのが効率的か?」をよく考えながら、過去問で入試での得点力を上げていってください。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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