私立入試

青山学院高等部入試(英語)の傾向と対策!

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青山学院高等部の英語は、一度しか読まれない英文を聞くリスニング力とページ数2枚の長文を2題解く長文読解力が求められます。

そのため、限られた時間内で英語を「正確」に「聞く」「読む」能力が必要です

ここでは青山学院高等部の英語入試の傾向と対策を紹介します。

青山学院高等部入試(英語)の傾向分析

大問は4部構成です。例年、「リスニング」「文法・語法」「長文読解①」「長文読解②」の4題が出題されます。

試験時間は50分です。そのうち、リスニング問題は約10~15分であることを踏まえると、実質35~40分で「文法・語法」と「長文読解」を2題解かなければなりません。

そのため、英語で高得点を得るためには、問題を正しく早く解く「正確性」と「速読力」が求められます。

青山学院高等部入試(英語)の大問構成と出題範囲

大問構成は以下のようになっています。

大問1 リスニング
大問2 文法・語法
大問3 長文読解:問題文は日本語
大問4 長文読解:問題文も英語

大問1 リスニング

リスニングは15問です。時間は10~15分です。

青山学院高等部のリスニングは一度しか読まれません。そのため、高いリスニング能力が求められます。

リスニング問題はPART1、2に分れています。

PART1は短い対話文を聞き答える設問が5題、PART2は長文を聞き答える設問が10題です。

PART1は一つの対話文につき、設問は1問です。一方、PART2は一つの対話文で設問が2問あります。

PART1は短文問題のため、確実に正解したい問題です。PART2は長文問題の上に、一つの長文で2問と難問ではありますが、こちらも正解を目指したいです。

大問2 文法・語法

文法・語法は10問です。

2020年度の設問では「問題文中の抜けている単語を埋める」問題が5問と「不要な単語が含まれる単語の並び替え」問題が5問出題されています。

「問題文中の抜けている単語を埋める」では、文法の理解から熟語、構文の深い知識が求められます。「不要な単語が含まれる単語の並び替え」では、熟語を別の言葉で言い換える表現の理解が問われています。

そのため、文法は例文などを参考に正確に理解すること、語法は一つの表現だけで覚えるのではなく言い換えた表現の理解を進めていくことが大切です。

大問3 長文読解(設問は日本語)

大問3は長文読解で、設問は9問、全て日本語で出題されます。

長文は問題用紙で2枚の文章量です。問題内容は、内容一致問題から指示語の選択、下線部の単語の意味の選択及び内容把握の問題が多いです。

早く読み、正確に解くことが求められます。そのため、日ごろから長文を読むのに慣れ内容を把握する訓練をしておくことが大切です。

大問4 長文読解(設問は英語)

大問4も長文読解で、設問は9問です。しかし、設問は全て英語で出題されます。そのため、問題文の意味を読み解く力も必要です。

長文は問題用紙で2枚の文章量となります。問題はほぼ内容一致問題です。また、英語での設問のため英語形式の設問への対策も必須でしょう。

そのため、日ごろから長文を読むだけではなく英語での設問対策も同時に訓練しましょう。

青山学院高等部入試(英語)の難易度

青山学院高等部の英語の難易度は高いです。

リスニング問題が一度しか読まれないこと、長文読解の分量が多いことや英語での設問がある等の要因から、高い英語力が求められます。

そのため、英語を解く「正確性」と「速読力」は必須でしょう。

青山学院高等部入試(英語)解答の際の時間配分

英語の試験時間は50分です。そのうちリスニング問題は10~15分である点を考慮すると、35~40分で大問を3題解答しなければなりません。

大問 内容 目安時間
大問1 リスニング 10-15分
大問2 文法・語法 8分
大問3 長文読解:問題文は日本語 12分
大問4 長文読解:問題文も英語 15分

*上の表はリスニング問題の時間を15分としています。そのため、残り時間を35分とし解答の目安時間を設定しています。

残り時間35分の中で大問3、4の長文を解くとなると、文法・語法の知識問題は最低限の時間で解きたいです。そうして、長文読解に取り組む時間を少しでも多くしましょう。

また、長文読解は大問2つ合わせて4ページ分の英語を読みます。そのため、「速く」「正確」に読み解く力を養っていきましょう。

青山学院高等部入試(英語)の対策と勉強法

青山学院高等部を入試を決意したなら、学習計画を組んで目標に向けて邁進していきましょう。

私立の高校入試は高校ごとに特色があります。その傾向に慣れるためにも少しでも早く志望校に特化した勉強に切り替えていきましょう。

中1・中2のうちにやっておきたい対策

中1・中2のうちにやっておきたい対策を紹介します。

最低限、学校の定期テストを満点取る意識で勉強しましょう。勉強の比率は、文法・語彙・構文・熟語:リスニング:長文読解=6:2:2程度にしておくのがおすすめです。

その理由はこの学年で意識することによって基礎の定着に繋がるからです。英語は数学と同じで一朝一夕では身につきません。語学はコツコツと積み上げる必要があります。

そのため、基礎力の定着を中1・中2では意識しましょう。

リスニングに関しては、「音」で理解できる「語彙」の増加を意識しましょう。

「目」で見て覚える「語彙」と、「耳」で聞いて覚える「語彙」では大きな差があります。聞いて理解する訓練を早いうちに進めましょう。

文法は学校で習う内容を必ず習ったタイミングで理解していきましょう。文法は文章の骨格です。そのため、文章構造が分からないと英語が全く分からなくなります。

そして、意味が理解できないから英語が嫌いになるという悪循環になる恐れがあります。分からない点は、都度解決し先延ばしにすることはやめましょう。

語彙・構文・熟語はひたすら反復してコツコツと増やしていきましょう。語彙・構文・熟語は、単語帳や教科書に出てきた長文の単語を覚えるしかありません。

近道はないため、知らない単語が出たら覚えていく心構えで勉強しましょう。語彙数は繰り返しあるのみです。

長文問題は「文法」「語彙」「熟語」「構文」といった基礎の包括的な理解が必要です。中1・中2では教科書の内容を正確に読むことを意識しましょう。

無理に勉強を進めても基礎ができてないと読解は困難です。本格的に取り組むのは基礎を固めた後でも遅くはありません。

中3の夏前までにやるべき対策

中3の夏前までにやるべき対策を紹介します。勉強の比率は、文法・語彙・構文・熟語:リスニング:長文読解=4:3:3程度にしておくのがおすすめです。少しづつ長文読解に取り組んでください。

文法、構文は夏前までに基礎を確実に固めましょう。そして、穴埋め問題や並び替え問題等の演習に取り組みましょう。

中3の夏以降は長文読解や過去問演習に尽力したいです。そのため、なるべく早い段階で「知識問題」対策を完了しましょう。

リスニング、語彙、熟語はひたすら反復を続けてください。これら3つは継続あるのみです。コツコツと繰り返した分だけ自分の実力になります。

長文読解は志望校より少し簡単な問題演習を始めましょう。青山学院高等部の英語は文章量がページ数で2枚と多いです。そのため、直ぐには対策できません。

夏前からページ数1枚程度の文章量がある問題演習により長文に慣れ始めましょう。

中3の夏休みにやるべき対策

中3の夏休みではリスニングや長文読解の勉強の比率を高くしていきましょう。

例えば比率の目安は、文法・語彙・構文・熟語:リスニング:長文読解=2:3:5程度です。

中3の夏休みでやるべきことは三つです。

  1. 自分の実力の把握
  2. 応用問題への挑戦
  3. 基礎の定着の確認

中3の夏休みでは、一番最初に過去問を1年分取り組んでください。夏休みの初期で自分が志望している高校に対して、どのレベルにいるのかを把握しましょう。

今の英語の実力と高校入試時までに身につけておくべき実力がはっきりします。そうすることで、自分が注力するべき課題が見つかります。

課題が見つかった後は、英語の応用問題に挑戦しましょう。中3の夏休みまでに身につけた基礎の定着具合を確認します。

その中で不足している点は、基礎問題を復習し苦手分野を減らしていきましょう。得意な内容は一段上の問題に挑戦し実力を高めていきます。得意な分野はひたすら高めて自分の武器にしてください。

また、リスニング対策は過去問演習だけではなく、英検や他の参考書を活用するといいでしょう。

一般的に英検3級が中学生の範囲の出題です。英検3級や準2級、2級の問題演習も良い練習になります。

*英検の問題はHPで無料公開されています。リスニング練習にはおすすめです。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html

中3の秋に取り組むべき対策

中3の秋に取り組むべき対策は、応用問題演習と志望校の過去問演習です。
難関校は試験問題の難易度が高く、独自問題のため志望校特有の問題の傾向(癖)が出てきます。これらを意識した勉強を行いましょう。

過去問演習で気を付けることは2つです。それは、時間管理と問題の傾向把握です。

時間を計測しながら、もしくは制限時間を決めて演習しましょう。少なくとも初見の問題は時間管理をしてください。そうすることで、時間配分の感覚が身につきます。

2回目以降は時間は気にせずにしっかり解くことを意識しましょう。実際の問題を解くことで問題の傾向や対策を直に感じ取れます。

また、リスニングは日常的に演習していきましょう。慣れてきたらYouTubeの英語動画も利用できます。

例えば、動画の再生速度を1.25倍や1.5倍にして速い英語を聞くのもおすすめです。速い音読に耳を慣らしておきましょう。

*英検の問題はHPで無料公開されています。リスニング練習にはおすすめです。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

中3冬や受験期直前期に取り組むべき対策は秋に引き続き過去問演習です。

この時期は入試と同じ50分で取り組みましょう。直前期では「速く」「正確」に解く訓練をします。

例えば、毎週土曜日に国語→数学→英語と順番に過去問を解くことも一つの手です。入試本番と似た状況で演習を繰り返しましょう。

入試本番と同じスケジュールで過去問演習することで、本番を疑似体験します。そうすることで本番の緊張感をほんの少し和らげることができます。

入試に臨む上での注意点

入試に臨む上での注意点は一つです。

心を強く持ちましょう。今まで勉強してきたことを自信にしてください。

「これだけ勉強したんだから大丈夫」
「自分が解けない問題は他の受験生も解けない」と思いましょう。

そして、一つの教科が終了したらその教科のことはすっぱり忘れて次の問題に集中しましょう。前の問題を引きずってしまうのは勿体ないです。

目の前にある問題に持てる限りの力を注ぎ込んでいきましょう。

まとめ

青山学院高等部の英語入試は、リスニング力と長文読解力が必要不可欠です。

これらは短期的な対策では対応できません。

日ごろの積み重ねが大切です。日常の勉強からその場しのぎの勉強ではなく将来に繋がる勉強を意識して「英語」に取り組んでいきましょう。

そうすることで、必要となる実力が確実に身についていきます。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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