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都立日比谷高校の受験情報と入試の傾向・対策!

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都立日比谷高校はいわゆる「独自校」といわれる学校の中でも「進学指導重点校」と呼ばれるグループ。

自由闊達な校風で、東大などの難関大合格者数も全国の公立高校内で最多レベルになっています。

そんな日比谷高校の特徴と入試の難易度・対策のコツを全てお伝えします。

都立日比谷高校の基本情報

偏差値は70を超え、全国でも上位50位に近づくレベルです。そのため、毎年安定して旧帝大クラスや医学部に90人以上の生徒を輩出しています。

また、高校側としても『知の日比谷』を合い言葉に、独自校としての様々なことに取り組んでいます。

具体的には、東京都の進学指導重点校、東京グローバル10、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)などの取り組みです。

3年からは文理に分かれて授業を行い、夏休みには夏期講習も実施されます。生徒に丁寧な添削行い中には個人向けの対策資料を作成する先生もいるほど。生徒はかなり質の高い授業を受けることが期待できるでしょう。

都立日比谷高校は自由闊達な高校

校風はかなり自由で、自主自立の精神が根付いています。勉強だけではなく、学校行事も盛んです。

特に日比谷高校の3大行事である体育祭、合唱祭、星陵祭は多くの生徒が熱中します。

都立日比谷高校の進学実績

都立日比谷高校の主な進学実績としては以下の通りです。旧帝大クラスの大学に90人前後が進学しており、難関私立に関しては年度によって300人以上合格した時もあります。

2020年度
旧帝大+一工:91人
その他国公立:123人
難関私立大学(早慶上理ICU):333人

公式サイトにも合格者数の掲載はあるためご確認ください。

都立日比谷高校公式サイト

都立日比谷高校の入試の仕組みと内申・受験の目標点数

目標が決まると、達成に向けての道筋が見えてきます。都立日比谷高校合格に向けて目標点数を設定し勉強を進めていきましょう。

都立日比谷高校の入試制度と科目・配点

具体的には都立日比谷高校の入試制度や必要な科目・配点を確認していきましょう。

入試制度

都立日比谷高校においては、

独自問題→国数英の3科目
都立共通問題→英語リスニング問題・理科・社会

となっています。

独自問題の配点

独自問題である国語、数学、英語の配点は以下の通りです。

国語
大問1:漢字の読み取り (各2点×5問、配点10点)
大問2:漢字の書き取り (各2点×5問、配点10点)
大問3:小説文の読解 (配点28点)
大問4:論説文の読解 (配点32点)
大問5:古典と現代文の融合問題 (配点20点)

数学
大問1:小問集合(配点25点)
大問2:二次関数(配点25点)
大問3:円と図形(配点25点)
大問4:空間図形(配点25点)

英語
大問2:会話文(配点34点)
大問3:説明文(配点34点)
大問4:自由英作文(配点12点)
*大問1はリスニングのため共通問題

都立日比谷高校合格に必要な目標点の目安

都立日比谷高校に合格するためには1科目あたりどのくらい得点できれば良いのでしょうか?目標を定めて合格に向けて邁進しましょう。

内申点

具体的に都立日比谷高校に合格するために必要な内申点を考えてみましょう。
都立高校は内申点と当日の点数を合計した「1,000点満点」で合否が決まります。

学力テストは700点満点。
5教科500点満点=700点満点に換算します。

内申点は300点満点。
(5科目×5段階)+(実技4科目×5段階×2)=65点満点を300点満点に換算します。

都立日比谷高校の内申点は61~62点が目標と言われています。この点数は満点に限りなく近いため、60点以上を目指しておきたいです。

この内申点は「換算内申」と呼ばれ「素内申」とは異なります。換算内申は実技科目を2倍していますが、素内申はそのままです。都立入試では相対的に実技科目の成績も重要になります。

換算内申に関してはこちらで詳しく解説しています。
リンク

内申も考慮した本番の目標点

上記のように、都立日比谷高校では換算内申で61~62点が目標です。では換算内申で61点を獲得した場合、学力検査では何点必要かを見積もってみましょう。

都立日比谷高校の合格ラインは約740点/1000点満点中と言われています。そのため740点を基準に計算します。

換算内申61点を300点満点にすると

61/65×300=約282点

都立日比谷高校の最低合格ラインは約740点/1000点満点です。ここから学力テストの結果を算出します。

740-282=458点

この点数を700点満点から500点満点へと再換算します。

X/500×700=458

X=約327点

学力テストの目標点数は「約327点」です。1科目の「平均65点以上」を目標としていきましょう。

327点は換算内申が61~62点と最低限の数字を取れた目安点数です。そのため、本番の試験では「合格最低ラインに1.1倍した点数」を目指すと良いでしょう。

740点を基準にすると、最低合格ラインは740×1.1=817点です。この場合、学力テストの目標点数は次のようになります。

817-282=535

X/500×700=535

X=約382

そのため試験当日の目標点数は「約382点」です。1科目の平均は「約76点」が必要になります。

都立日比谷高校入試・各科目の対策と勉強法

各教科約7割の得点で都立日比谷高校の合格は見えてきます。7割獲得に向け効率的に勉強を進めていきましょう。

都立日比谷高校対策のための勉強スケジュール

各科目については独自問題の国数英を最優先に勉強していきましょう。共通問題と異なり、教科書レベルを超えた難問が出題されるためです。

そのため、夏までに独自問題の入試範囲の基礎は固め、共通問題の理科と社会を仕上げてしましましょう。夏休みからは独自問題対策に向けての問題演習を進めてください。

志望校の過去問演習は欠かせません。偏差値の近い高校、例えば都立西高校や都立戸山高校などの過去問に取り組んでみましょう。

都立日比谷高校英語の傾向・対策と勉強法

リスニングを除き独自問題のため、難易度は教科書レベルを超えています。英語の分量は会話文、説明文共に2〜3ページ程度。さらに自由英作文も出題され、「正確な読解力」「速読力」「英作文能力」が必要です。

そのため、中3の夏までには単語、熟語、文法の基礎を固め、独自問題に目を通し出題傾向を把握しましょう。

自由英作文は直前対策では身につきません。夏休み以降から塾や学校の先生に添削してもらってください。
秋以降からは独自問題も解いていき、長文演習を繰り返して実力を高めていきましょう。

都立日比谷高校数学の傾向・対策と勉強法

大問は4つあり、難易度はハイレベルです。しかし、大問は「基礎問題と記述式」が混在しています。基礎問題を着実に正解し、記述式問題を解く数学力を身に着けましょう。

そのため、中3までに入試の出題範囲は一通り予習し基礎を固めましょう。夏休み以降は記述式問題を中心に演習に取り組みます。

記述式問題の配点は30点もあるため、完答もしくは途中点を得るための勉強に取り組んでください。

秋からは解ける問題、解けない問題を意識しながら過去の問題を解きましょう。入試では解ける問題を着実に解き、解けない問題を諦めることも大切です。入試演習から問題を取捨選択する判断力を養いましょう。

都立日比谷高校国語の傾向・対策と勉強法

問題は漢字の読み書きと、小論文、論説文の読解、古典と現代文の融合問題です。問題文の量の多さや250文字以内の作文問題を考慮すると難易度は非常に高いです。そのため、「正確な読解力」「要約力」「作文能力」が求められます。

長文読解と作文対策を考えると、20点分の配点である漢字は中3までに勉強するようにしましょう。

中3からは時間のかかる長文読解と作文対策に時間を割いてください。夏休みでは自分の意見の要約や試験の解答速度の向上を目指しましょう。

秋からは入試問題の演習です。長文読解と作文は勉強の成果はすぐには出ません。そのため、1年通して勉強を続ける意識を持ちましょう。

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都立日比谷高校理科の傾向・対策と勉強法

理科の大問は例年6問あり、自由研究のレポートや実験結果を基にした問題が多いです。そのため、単純な暗記だけではなく思考力も求められています。難易度は標準的です。

夏休みからは独自問題対策を優先させるため、それまでに理科の勉強は終えるのが理想です。それ以降は、過去問に取り組み共通問題に慣れていきましょう。

都立日比谷高校社会の傾向・対策と勉強法

共通問題である社会は例年6問の大問です。近年の傾向として、完答式問題と記述式問題が増加傾向です。

また、資料やグラフを読み取り答える能力が求められます。そのため、夏休みまでに基礎内容を勉強し、それ以降は独自問題とのバランスを考えながら過去問演習に取り組んでください。

まとめ

都立日比谷高校の問題は全て高難易度です。文章量の多さや計算量の高さと基礎力と応用力が求められています。

そのため、夏休みまでには基礎を固めて応用力をいかに高めていけるかが入試のカギです。

入試傾向を把握しながら、合格するための戦略をたてて入試へと臨みましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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