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高校入試の理科でよく出る実験器具とは?出題傾向と対策方法についてご紹介!

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高校入試の理科では避けて通れないのが実験問題です。

実験の過程から結果を正確に理解するためには、実験に使われる実験器具の使い方から手順まで覚えるべきです。

この記事では高校入試においてよく出る実験器具や実験器具に関する問題に絞って出題傾向、対策まで紹介します。

高校入試での実験器具に関する問題の出題傾向

理科では必ず実験問題が出題されます。

都立高校入試の共通問題では大問3~6(物理・化学・生物)の中からいくつかの実験問題が出題されることが多いので、分野問わず実験問題は対策しましょう。

実験器具に関する実験問題の傾向としては以下のような内容が出題されます。

  • 試験管を使った次の操作のうち正しい(誤った)ものを一つ選べ
  • 問題文の操作を行う時、必要な器具を以下の中から4つずつ選びなさい
  • ガスバーナーを使って、加熱の実験を行うまでの手順をア〜オを正しい順番に並べなさい

実験器具が絡んだ実験問題を解く上で重要なのが、必要な実験器具や実験の順番など「実験の全体の流れを把握する」ということです。

また、問題文だけでなく図や表を読み取って解答する必要があるので、「図にある実験器具は何を使っているのか?」も理解しましょう。

マークシート式だけでなく記述式で解答する問題もあるため、実験内容を正確に理解しつつ過程と実験結果から考察し、文章として表現する力が求められます。

難関校を除いて基本的には教科書に載っているようなオーソドックスな実験問題が出題されることがほとんどです。

なので、しっかり実験内容を理解していればそれほど難しい問題ではありません。

高校入試における実験問題の対策方法

実験問題では問題文と図、表を読み取り実験内容を理解する読解力、記述式の問題では表現力が求められます。

よく出る実験問題は必ず押さえることが前提ですが、読解力と表現力を養うには実際に問題を解く必要があります。

ただ教科書を見て丸暗記しようとしても「どこを重視して暗記すればいいかわからないため」なかなか覚えられません。

しかし問題演習を行うことによって、「どういう問題が出題されるか?」「実験においてどこが重視されるのか?」など実験問題でよく出るポイントを理解できるようになるので、出題傾向に合わせて対策できるようになります。

なので、問題集や参考書を利用する場合も「ここだけは押さえるべき要点」がわかりやすくまとめられているモノを購入するといいでしょう。

高校入試でよく出る実験

高校入試でよく出る実験をまとめました。勉強する時は実験の過程から結果、使われた実験器具についても覚えるようにしましょう。

【実験】
茎のつくり
細胞のつくり
光合成
蒸散
植物の呼吸
花粉の観察
唾液の働き
デンプンとブドウ糖の分子の大きさの比較
水溶液
水とエタノールの加熱
炭酸水素ナトリウムの加熱
音の伝わり方
アンモニアの噴水
蒸留してみりんからエタノールを取り出す
スポンジの凹み方
水の電気分解
酸化銀の熱分解
炭酸水素ナトリウムの熱分解
酸化銅を還元して銅を取り出す
酸化銅と炭素の混合物を加熱
鉄と硫黄の混合物の加熱
化学変化と質量の変化
露点の測定
電圧を変化させたときの電流の大きさ
電流を取り出す
雲を作る実験
自由落下運動
等速直線運動
斜面を滑る台車
メンデルの法則
運動エネルギーの大きさ
位置エネルギーの大きさ

また、各分野のよく出る問題としては以下の通りです。

  • 物理:電流・運動エネルギーに関する実験
  • 化学:化学変化に関する実験
  • 生物:植物に関する実験

高校入試でよく出る実験器具一覧

高校入試でよく出る実験器具とその用途・使い方をまとめました。

覚えるコツとしては実験器具の使い方と使われる実験と紐付けで覚えましょう。

試験管

物体を混合、加熱などをすることで起こる化学反応を観察するのに使われます。

ルーペ

観察物を拡大して見る時に利用します。

観察物が動かせるときは、

  1. ルーペを目に近づけてそのまま固定
  2. 観察物を動かして観察します

観察物が動かせない場合は、

  1. ルーペを目に近づけてそのまま固定
  2. 顔を動かして観察します

プレパラート

顕微鏡で観察する時に主に利用します。スライドガラスとカバーガラスの間に観察物を挟んで観察します。

プレパラートの使い方は以下の通りです。

  1. スライドガラスに観察物を乗せる
  2. 気泡ができないようにカバーガラスを乗せる
  3. 必要に応じて横から水を足す

顕微鏡・双眼実体顕微鏡

観察物を観察する時に利用します。

顕微鏡は倍率40〜600倍程度でプレパラートを利用しますが、双眼実体顕微鏡は倍率20〜40倍程度でプレパラートを利用しなくても使えます。

顕微鏡の使い方は以下の通りです。

  1. 直接日光の当たらない明るくて水平な場所に置く
    ※目を痛めないようにするため
  2. 対物レンズを低倍率にする
  3. 接眼レンズをのぞきながら反射鏡を調整し、視野を明るくする
  4. プレパラートをステージに乗せる
  5. 横から見ながら調節ねじを回し、対物レンズとプレパラートを近づける
  6. 接眼レンズをのぞいて調節ねじをまわし、対物レンズとプレパラートを遠ざけながらピントを合わせる

各部分の名称・役割と使い方の手順はしっかり覚えましょう。

フラスコ

ガラス製容器でアンモニアの噴水実験や雲を作る実験などで使われます。

また、液体を加熱する実験の時は必ず沸騰石を入れましょう。これは急激な沸騰を防ぐ目的で入れます。

集気ビン

気体を集めるのに利用します。

メスシリンダー

容器に液体を入れて、その量を目盛りで測るのに使います。

電子・上皿てんびん

物体の質量を測れます。

上皿てんびんで質量を測る時に分銅に触れてしまうと、重さが変わってしまうので触れないようにしましょう。

ガスバーナー

物体を加熱する時に使います。空気調整ねじとガス調節ねじなど各部の名称・役割と使い方の手順を把握しましょう。

使い方の手順としては、以下の通りです。

  1. ガス調節ねじと空気調節ねじが閉まってるのを確認
  2. 元栓を開ける
  3. コックを開ける
  4. マッチをつけてガスバーナーの口に近付ける
  5. ガス調節ねじを緩める
  6. ガスバーナーに点火する

空気調節ねじとガス調節のねじを緩めたり閉めたりすることで火の色や大きさが変わります。

ペトリ皿

細胞や微生物の培養に使われる容器です。

乳鉢・乳棒

物体をすりつぶしたり混ぜ合わせるのに使われます。

乾湿計

温度・湿度を測定します。乾球と湿球の示度から気温や湿度を求める問題が出題されます。

漏斗(ろうと)

口の細い容器に液体を注いだり、ろ過の実験で使います。

るつぼ

陶磁器製の容器で物体を加熱したり溶解するのに使います。

まとめ

実験器具に関する問題を解くためにはより正確な知識が求められます。

特に実験の過程と結果や実験器具の使い方など、実験の全体像を正確に理解していないと問題を全く解けなくなる恐れがあるのです。

しかし実験器具に関する問題は教科書に載っている実験が多いため、発展的な問題はあまり出ません。

基本的な問題が多く対策すれば得点源になるため、よく出る実験内容・実験器具の使い方をしっかり押さえましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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