「都立高校の入試ももう目前だけど、今の時期に何を勉強すればいいのだろう」ーこのように直前期になって迷う人も多くいると思います。
今回は、中学3年生の冬休み、そして直前期に社会に関して何を対策すべきかについて説明します!
「今からでも間に合うのだろうか…」と焦っている人のための勉強法も掲載しているので、参考にしてください!
中3冬休みは「過去問」を解こう
都立高校受験の場合、基礎が固まってきた科目から秋ごろには過去問に少しずつ取り組んでいきます。冬休みも引き続き都立高校入試の過去問を解くようにしましょう。
社会はこの冬休みの勉強量が多ければ、知識を定着させ成績を上げることが可能です。
過去問は「1回解いたら終わり」ではなく何周もして下さい。自力で時間内に満点が取れるようにしましょう。
また都立高校の過去問を解き、何回も間違えるような分野を見つけた場合、その都度復習していくという勉強が必要になります。
復習する際には資料集などを開き、関連する資料に目を通すようにしてください。
この冬休みが終わるとあとは入試まで僅かな時間しかありませんから、冬休みで確実に自分の苦手をなくすことが大切です。
また、過去問は制限時間内に解くようにしましょう。まだ全ての範囲を授業で終えていない9月などに過去問を解く際には制限時間を気にしなくてもいいのですが、入試が近づいてきた冬休みにはきちんと時間を測るようにしましょう。
社会の問題数は20問程で他の科目に比べ少ないですが、多くの資料を時間内に把握し問題に答える必要があります。全ての大問で資料があるので、時間配分が重要です。
時間を測って制限時間内に解くことで、自分に合った時間配分を見つけることが出来ます。だから冬休みからはより本番に近い形で過去問に取り組みましょう。
中3直前期には集中的に問題を解こう
社会は、短期間に集中的に勉強をすれば成績を伸ばすことが出来る科目です。
英語や数学は中学1年生からの積み重ねが必要ですが、社会はこの中3の直前期にでも挽回可能です。
「入試直前期だからもう成績は伸びない…」と諦めずに、学校から配られた問題集等を最初から最後まで解いてみてください。集中的に知識をいれることで、歴史の流れなどは掴みやすくなるはずです。
そして他の科目と同様に、直前期には「今までと変わらないことをすること」が何よりも大切です。新しい問題集などに挑戦し正答率が悪かった場合、自信をなくすることにつながってしまいます。
なので直前期に取り組む問題集は、今まで使用してきたものが好ましいです。何回も繰り返し解き知識を定着させましょう。
そしてもし問題集を解きながら苦手な分野を発見したら、その都度教科書や資料集などを用いて復習するようにしてください。
資料集は、画像だけでなく「年表」や「地図」も載っているので、他の事項と合わせて覚えるのに適した参考書になります。
入試ギリギリだけど点が伸びない!そんな人が今からでもできること
冬休み〜入試直前期になって、なかなか点数が伸びない・今まで勉強していなかったつけが回ってきた……という人もいるのではないでしょうか。
この章では、そのような人が「今からでもできること」について説明します。
定期テストを順番に見直す
学校の定期テストでは一問一答形式で単語を答えることが多いですが、テスト用紙には様々な資料が掲載されているはずです。
定期テストで使用されるような資料は代表的なものが多く、実際の入試でもよくみかけるものが多いです。
そのため答えだけを復習するのではなく、テスト用紙も一緒に見直してください。また定期テストを順番に見直すことで、歴史の流れがつかめます。
暗記事項を確認する
一問一答の暗記だけでなく、「流れを把握すること」や「資料を読みとる力」が必要な東京都立高校社会の入試問題ですが、用語を暗記することは問題を解く上で必要不可欠です。
基本的な暗記事項を基に、資料を見て問題を解き進めていきます。直前期でもその時に覚えたものが試験に出るということは大いにありますので、暗記事項は試験直前まで確認しましょう。
<暗記事項の例>
- 歴史上の出来事の年代
- 歴史上の人物がしたこと
- 各地域の特色(産業や気候、人口など)
- 公民で習う選挙の条件など
知らなかった単語をまとめたノートを作る
さらに過去問演習を解く中で、知らなかった単語や資料などをまとめた「自分だけの間違いノート」などを作っておくと、入試直前に簡単に自分の弱点が見直せます。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
中3の冬休みや入試直前の時期には、過去問演習を出来るだけ多くして自分の苦手をなくすこと、今までの総復習や最終チェックをすることが必要です。
また、社会は集中的に勉強をすることで成績を伸ばすことが可能です。
さらに、社会は直前に確認したことが入試に出題されるということもあるので、直前まで暗記事項のチェックをしましょう。苦手な分野や不安な気持ちがない状態で入試に臨んでくださいね。