中学3年生の夏休みを明けると、入試までの時間が限られてくるので周りもピリピリしだし、本格的に高校受験を意識し始めると思います。
夏休みのような毎日10時間以上勉強できる長期休暇はこの先ないため、残り限られた時間でどのように勉強するかが重要になります。
この記事では、都立高校入試の国語の対策をするために中学3年生でするべき勉強をまとめました。
都立高校入試国語・中3秋で対策すべきこととは?
中学3年生の秋からは夏休みのような長期休暇がないため、効率良く勉強する必要があります。
では、中学3年生の秋はどのような対策をすればいいのでしょうか?
過去問を中心に解く
秋以降は過去問を中心に取り組みましょう。具体的には過去10年分の内容を冬休みまでには最低2~3周してください。
過去問を解く時は、本番同様に「制限時間以内に終わらせる」「問題の解く順番」などを意識することが重要です。
なぜなら、あらかじめ試験本番と同等の条件に慣れておかないと、当日の緊張などによって100%の力を発揮できない可能性があるから。
また、過去問以外の問題集に取り組む時も過去の都立高校入試の出題傾向に合わせましょう。
出題傾向に合わせることで余計な勉強に時間をかける必要はないですし、入試本番で高得点を取るための勉強に集中できます。
弱点を克服する
過去問を解いて答え合わせをすると必ず不正解の問題があるはずです。不正解の問題は自分の弱点なので、そこを対策すれば得点アップに繋がります。
例えば「古文が苦手なので対策のために古文に特化した問題集に取り組む」というような判断をすることができます。
そのため、間違えた問題は放置せずに「なぜ間違えたのか?」を分析して解説をしっかり読み込み、次回以降復習できるように印をつけましょう。
また、過去問だけでなく模試を活用して自分の弱点と現状の学力を知ることも大切です。
模試を受けることで「志望校に対して何が足りないか?」が把握できるので、判定結果を基準に勉強計画を見直してください。
都立入試に向けた中3秋の勉強で注意するべきことは?
秋以降になると試験本番までの時間が限られているため、誤った勉強法で時間を潰すと成績が伸び悩む恐れがあります。
そうならないためにも、ここからは中学3年生の秋の勉強で注意するべきことを紹介します。
新しい参考書には取り組まない
この時期からは、新しい参考書に原則取り組まないようにしましょう。
ここまで真面目に勉強してきたのであれば、中学1~3年生の範囲で必要とされる知識は一通り学んでいるはずです。
そのため、新しい参考書で改めて知識をインプットするよりも、問題集で「今まで学んだ知識は身についているのか?」を実践を通して学んだほうが効率的です。
もし参考書を使うとすれば、過去問や問題集で間違えた問題の対策をするために使いましょう。
ただし、上記の勉強法は「夏休み中までにある程度基礎が固まっている」というのが前提です。
そのため、あまりにも問題集の問題が解けなければ参考書やレベルを落とした問題集に取り組むのも1つの手です。
周りと比較せずにやるべきことをしっかりとやり遂げる
夏休み明けからは成績の差がつき始めて周りと比べて焦ってしまいがちです。試験本番も迫っているので、焦りと不安に押し潰されそうになることもあるでしょう。
しかし、そんな精神状態で勉強しても勉強内容が頭に入ってこないので悩み過ぎても意味がありません。
焦りは勉強の活力に変えて上記で紹介したやるべき勉強をしっかりやり遂げましょう。
まとめ
中学3年生の秋は過去問の対策を中心に行いましょう。
他の問題集も併用しつつ、冬休みまでには過去10年分を最低2~3周取り組むことを目指してください。
過去問を通して間違えた問題は自分の弱点なので、試験本番までには克服できるように復習や類似問題を解きましょう。