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高校入試の不規則動詞を暗記するコツと頻出動詞とは?

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高校入試において不規則動詞は必ず出てきます。

特定分野の問題で特に出題されるわけでなく、リスニングから読解問題、英作文のような記述式問題などあらゆる形式の問題で出題されるため、知っていないと英語の点数が上がらない、英語の必須知識です。

今回の記事では、「不規則動詞を暗記するべき理由」から「試験本番で頻出の不規則動詞」などを紹介をしていきたいと思います。

不規則動詞とは?

不規則動詞を理解するためにも、まずは規則動詞から理解しましょう。

規則動詞とは、「過去形・過去分詞にした時に一番後ろに「ed」もしくは「d」をつける動詞」のことです。

原形 過去形 過去分詞
play played played
like liked liked

規則動詞は原形の英単語さえ覚えていれば、後ろに「ed」か「d」をつけるだけなので簡単に覚えられます。

一方、不規則動詞とは過去形・過去分詞にした時に不規則に変化する動詞です。

原形 過去形 過去分詞
make made made
put put put
go went gone

上記のように過去形・過去分詞に変化する時に規則性がないため、英単語ごとに暗記する必要があります。

「put」のように原形と過去形・過去分詞で変化のない英単語もあれば、「go」のように原形と過去形・過去分詞で全て違う形になる英単語もあります。

なぜ不規則動詞を押さえるべきなのか?

高校受験でよく出題される不規則動詞は必ず暗記してください。

特に英作文のような英文を書く問題に関しては、たとえ英文法が完璧だったとしても不規則動詞を理解していなければ不正解になります。

国語の漢字の読み書き問題のように不規則動詞そのものを解答させる問題は少ないです。

しかし英語では英文を理解した上で正確な解答を出す必要がある読解問題が多いため、不規則動詞を理解してないと英文を誤った意味で和訳してしまう恐れがあります。

上記のように、不規則動詞は英文の理解から英作文問題のような英文を書く問題などあらゆる問題に使われるため、高校受験において重要なのです。

入試で押さえておきたい頻出不規則動詞

不規則動詞は全部で約300語ありますが、実際に高校入試でよく出題されるのは約60語前後です。

下記にて高校入試でよく出る頻出不規則動詞をまとめました。

過去形・過去分詞が同じ形に変化する動詞
原形 過去形 過去分詞
make made made
meet met met
bring brought brought
understand understood understood
sleep slept slept
feel felt felt
buy bought bought
sell sold sold
say said said
mean meant meant
hear heard heard
stand stood stood
fight fought fought
find found found
think thought thought
leave left left
catch caught caught
keep kept kept
sit sat sat
forget forgot forgot
tell told told
have had had
lose lost lost
teach taught taught
hold held held
lead led led
build built built
get got got
spend spent spent

過去形・過去分詞それぞれ違う形に変化する動詞
原形 過去形 過去分詞
ride rode riden
do did done
go went gone
throw threw thrown
see saw seen
eat ate eaten
fly flew flown
swim swam swum
drink drank drunk
drive drove driven
fall fell fallen
break broke broken
write wrote written
sing sang sung
choose chose chosen
wear wore worn
speak spoke spoken
grow grew grown
rise rose risen
give gave given
begin began begun
take took taken
know knew known

原形・過去形・過去分詞に変化のない動詞
原形 過去形 過去分詞
cut cut cut
put put put
read read read
hit hit hit

※上記を訳をするときに過去形にし忘れることがあるので気をつけましょう。

例:He read a book yesterday.
(heのあとはふつうなら三単現でreadsになるはずだが、過去形なのでreadのままです)

原形と過去分詞が同じになる動詞
原形 過去形 過去分詞
come came come
run ran run
become became become

不規則動詞をどのように勉強するべきか?

高校入試において不規則動詞をどのように勉強するべきなのでしょうか?

下記にて不規則動詞の勉強法や取り組む時期について紹介します。

不規則動詞をグループ化して暗記する。

高校入試において不規則動詞の勉強を成功させるコツは、「グループに分けて覚える」ということです。

不規則動詞は上記のようにある程度傾向があります。

高校受験で出やすい約60語の不規則動詞を1単語ずつ覚えようとすると暗記が大変ですが、傾向ごとにグループに分けて覚えると暗記量が減るので効果的です。

グループの分け方としては、上記のような原形・過去形・過去分詞の変化の仕方で覚えるのもいいですし、自分が覚えやすい方法で不規則動詞を暗記しましょう。

音読して覚える

不規則動詞を覚える時は音読してリズムで覚えるといいでしょう。

書き出したり黙視しても量が多いのでなかなか覚えにくいですが、音読すると発音と文字を結びつけて覚えられるので暗記しやすいです。

1つの英単語に対して原形・過去形・過去分詞を連続で繰り返し読むと、一つのグループとして覚えられるので暗記量が少なくなります。

例えば以下のようなイメージです。

go-went-gone
ゴー・ウェントゥ・ゴーン

make-made-made
メイク・メイドゥ・メイドゥ

また、英単語の発音がわかればリスニング問題の対策にもなるので一石二鳥です。

不規則動詞をいつ勉強するべきか?

不規則動詞は中学1~2年生の時からできるだけ早く取り組みましょう。

なぜなら暗記系の分野は短期間では覚えられないからです。暗記系は短時間でも毎日繰り返し勉強した方が記憶に定着しやすいです。

直前期に一夜漬けでまとめて覚える人もいますが、それだと抜け漏れが発生してしまう恐れがあるのでオススメしません。

また、長文読解は英単語や英文法の知識がなければ問題文自体も理解しにくいですし、英作文問題であれば間違えた動詞を記入してしまう可能性があります。

特に英作文問題など記述式問題を解く上では不規則動詞が理解できていないと致命的です。

過去形はどんな問題でも出題されますし、過去分詞も覚えないと受動態や現在完了形の分野に影響が出てしまいます。

せっかく英文法や英単語を覚えていても不規則動詞の誤りで失点してしまうのはもったいないですよね。

都立高校の共通問題で英作文問題の枠があるなど、記述式問題は避けて通れません。そのため、上記に記載した頻出不規則動詞の一覧は遅くても中学3年生の夏までには完璧に覚えましょう。

直前期の対策方法

直前期まで今まで英語の勉強をあまりしてこなかった方も、上記で紹介した方法で不規則動詞の暗記は必ず行いましょう。

暗記法として「オススメしない」のが、不規則動詞を書き出して覚えようとすることです。これは暗記としてそれほど大きな効果がない上に、1つずつ英単語を書き出すのは時間がかかるので非常に非効率です。

それよりも音読で何回も繰り返し発声する方が短時間で多くの不規則動詞の暗記ができます。

暗記系の勉強はやればやるほど得点に繋がりやすいので、試験本番までにできる限り不規則動詞を暗記してください。

まとめ

不規則動詞は試験本番でよく出る約60語前後を暗記できれば高校受験には十分通用します。

闇雲に覚えようとするとなかなか覚えられません。

そこで、不規則動詞の原形・過去形・過去分詞などの変化の傾向を掴んだ上でグループに分けて覚えたり、音読することで覚えやすくするなど、工夫をしながら暗記しましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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