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早稲田大学本庄高等学院入試(国語)の傾向と対策!

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早稲田大学本庄高等学院の国語入試の特徴は、ほとんどが記述式問題ということです。大問は2問で古典は含まれないものの、抽象的な文章の読解問題が出題されます。

そのため、漠然書かれている文章の要旨を的確に把握する「読解力」と自分の意見をまとめる「表現力」の両方が強く求められます。

ここでは早稲田大学本庄高等学院の国語入試の傾向と対策を紹介します。

早稲田大学本庄高等学院入試(国語)の傾向分析

大問は2部構成です。順番に「現代文①→現代文②」が出題されるのが例年の傾向です。

試験時間は50分です。2020年度の問題では、早稲田大学本庄高等学院入試の国語の文章量は問題用紙で2枚程度。つまり、大問2問で4枚程度の文章を読み解かなければなりません。

問題は記述式の解答が多く、要点を理解する「読解力」が必要不可欠です。
また数十字程度で要点をまとめる要約問題も出題されています。

そのため、試験時間内で文章の内容を整理してまとめる「要約力」も欠かせません。

その他は選択問題や漢字の読み書き問題も出題されます。漢字の問題は10問程度出題されるため、ここは確実に正解しておきたいところです。

早稲田大学本庄高等学院入試(国語)の大問構成と出題範囲

大問構成は以下のようになっています。

大問 内容
大問1 現代文①
大問2 現代文②

2020年度の入試問題を例に解説していきます。

大問1 現代文①

大問1の設問数は11問です。そのうち4問が、本文からの文章抜き取り問題や要点をまとめる記述式の問題です。他にも空欄補充の選択問題や漢字の読み書き問題などが幅広く出題されます。

特に記述式の問題では60字前後の要約問題もあり、限られた時間の中で的確に解答しなければなりません。文章中の論点を少ない語数で簡潔に記述する力が必要不可欠です。

そのため、日ごろから長文を読むことに加えてその要点をまとめる訓練をしましょう。

大問2 現代文②

大問2の設問数は14問です。問題構成や文章量は、大問1とほぼ同じです。

大問2でも50字程度の要約問題が出題されます。そのため、大問1と同じく初めて読んだ文章の要点を把握し、文章にまとめる作文力は欠かせません。

早稲田大学本庄高等学院入試(国語)の難易度

早稲田大学本庄高等学院の国語入試は、高い難易度です。

特に一番の鬼門は、各大問毎に出題される要約問題です。文章からの抜き取り問題や空欄補充の選択問題、漢字の読み書き問題のレベルは標準的です。

早稲田大学本庄高等学院入試(国語)解答の際の時間配分

大問 内容 目安時間
大問1 現代文① 25分
大問2 現代文② 25分

国語の試験時間は50分です。大問数は2問と少なく感じますが、それぞれ問題用紙2枚程度の文章量になります。読む時間と解く時間の配分に気を付けて解いていきましょう。

目安の時間配分は、5分程度で文章を読み残り20分を解答時間に費やす、というものです。

また、可能であれば作文の時間として10分程度の時間を残せると理想的です。

文章の見直しを考えると、5,6分で文章を解答し、残りの時間で推敲や書き直しを目指しましょう。

早稲田大学本庄高等学院入試(国語)の対策と勉強法

早稲田大学本庄高等学院への志望を決めたら、計画をしっかりと立てて勉強を積み重ねていきましょう。

私立の高校入試は高校ごとに特色があります。特に早稲田大学本庄高等学院の国語は、設問の半分以上が記述問題です。

その傾向に慣れるためにも、少しでも早く志望校に特化した勉強に切り替えていきましょう。

中1・中2のうちにやっておきたい対策

中1・中2のうちは学校の授業内容を確実に身につけましょう。そのためには小テストや定期テストをしっかりと復習し、基礎を固めることが大切です。

また、漢字やことわざ、熟語、知識を有するものはコツコツと覚えていきましょう。

英語の単語を覚えるのと同じく、時間をかけるほど記憶に定着していきます。

中3になると、主として長文問題の対策に取り組むことになりがちです。

そのため、知識系の勉強時間が不足する恐れがあります。比較的時間に余裕のある時期に基礎知識を高めていきましょう。

中3の夏前までにやるべき対策

中3の夏前までにやるべき対策は、長文対策です。早稲田大学本庄高等学院の国語入試は、文学や哲学分野など抽象的な内容がよく出題されます。

文学や哲学の文章は難解な文章も多く、読み慣れておかないとと解釈が困難です。そのため、初見の難解な文章でも正確に速く読み取る読解力が不可欠です。学校や塾の先生に「抽象的な問題が解ける参考図書はないか?」を質問し、理解が難しい文章を一度読んでおくのもよいでしょう。

そして、難解な文章を読み解く上では以下の2つをこなす必要があります。

・文章のテーマを理解する
・段落の主張を的確に理解する

そのため速く読むだけにとらわれず、速く読みながらも文章の主題を読み取る意識を持ちながら勉強していきましょう。

最初はページ数で1枚から2枚程度の問題演習をしてください。そして、文章量を増やしていき国語の実力を深めていきましょう。

中3の夏休みにやるべき対策

夏休みからは、記述問題対策として自分の考えをまとめる練習をしていきましょう。

一番簡単な練習法は、その日に解いた本文を要約することです。問題集の解答には、本文のまとめが付属している場合もあります。

要約した内容とそれを比べたり、学校の先生に添削してもらうと、文章の主張を的確にまとめる実力が向上します。

これに取り組むことで、「端的に自分の考えを文章にまとめること」は簡単そうに見えて非常に難しいことと実感するでしょう。

そのため少ない語数で説得力ある文章を書くには、練習が必要です。そのため記述問題の対策のために、毎日何かしらの文章を書くことをおすすめします。

そして全般的な対策として、基本問題から応用問題、長文問題まで幅広く問題演習をしていきましょう。

長文問題では「解き方」を含めて練習してください。多くの論説文では主張を何度も繰り返します。その主張を固める「キーワード」を見極める考え方を学びましょう。

そのため、日ごろから文章の主張が、何かを意識しながら文章を読んでいきましょう。

このようにキチンと勉強しても、長文問題の成績が上がり始めるまでには非常に時間がかかります。

しかし、個人差はあっても夏休みから毎日行えば、1ヶ月から3ヶ月程度で難解な文章を的確に読み解くことができるようになります。

時間をかけてゆっくりと対策していきましょう。

夏休みでは長文問題に慣れて、「速読力」と「読解力」の技術を高めていきましょう。

中3の秋に取り組むべき対策

中3の秋は過去問演習をしましょう。この時期は時間を計測し、時間配分を考えながら勉強しましょう。

ここで大事なことは、制限時間内に問題を全て解けるのかを確認することです。時間が足りないようなら時間配分や解答のやり方を工夫する作戦を考えましょう。

例えば、記述問題は10分、その他の問題合わせて15分で解くなど、問題の種類によって時間制限を付ける方法もあります。時間を区切って取り組むと時間配分がやりやすくなりますよ。

このように、中3の秋には過去問演習により課題を見つけ、これからの勉強方針を明確にしていきます。

また、似た傾向の問題演習も効果的です。問題を探すのが難しいという場合は、進路指導の先生に似た内容の問題がないか相談し、探してもらうのも良いでしょう。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

入試直前は今までの総復習をおこないましょう。新しい問題に手を出すよりも、以前に間違えた問題や重要なポイントを再度確認してください。そちらのほうがより効果的に理解できます。

特に早稲田大学本庄高等学院の入試では、知識問題は確実に正解し得点源にしましょう。そのため、漢字や語句の意味、単語等は再確認してください。

長文問題は一度解いた問題を再度解いていきましょう。答えに至る考え方を改めて確認してください。

このように、この時期は自分の実力を着実に定着させることに注力していきましょう。

まとめ

早稲田大学本庄高等学院の国語入試は、「速読力」と「読解力」が求められます。

この技術は長期的な訓練により身につきます。

そのためには、日ごろの積み重ねが大切です。日ごろから高校入試やその先の将来を見据えた「学習」を心がけていきましょう。

それらが、自分の力へと変わっていきます。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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