勉強のコツ勉強法

「高校受験・定期テストの勉強したくない……」という時にやる気を出すコツとは?上手な高校受験の乗り越え方について!

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「もう勉強なんてしたくない!」「勉強なんか嫌い!」と、日々迫られる「勉強しなければ」の重圧から逃げ出したくなることもあります。

「勉強しなさい」と言われなくても、勉強しなければいけないことは分かっているでしょう。

しかし「勉強をやらなければいけない」と分かっているからこそ「勉強したくないなぁ」と思ってしまうんですよね。

この記事ではそんな「勉強したくない」人に向けて、今の状態を乗り越える方法をご紹介していきます。

「勉強したくない」のはどうして?今の自分はどれにあてはまるかチェック

人によって「勉強したくない」理由は様々です。

「普段はあまり思わないけれど、今は勉強したくない気持ちが強い」こともあるでしょうし、「受験が近づくにつれて勉強をしたくない気持ちが強くなってきた」なんてこともあるでしょう。

もしかしたら「そもそも勉強が嫌い」と思っている人もいるかもしれません。

まずは「勉強したくない」の気持ちがどんな理由から生まれているのか考えてみましょう。

勉強をやらなきゃいけないのはわかっているけど、やる気が出ないから勉強したくない

「勉強をやらなければ」と感じていても、それがやる気につながるとは限りません。

先生や親に言われたり、周りが高校受験モードになるのを見る中で、自分で必要性を感じて「勉強をしなければ」と頭で理解している人も多いでしょう。

しかし頭での理解に対して、「自分も勉強をしなければ!」とやる気が出るのとは別問題

勉強の必要性に実感を伴わなければ、なかなかやる気は起きてくれません。

勉強が楽しくないからしたくない

「とりあえず勉強はしてみている」と行動には移せても、勉強自体を楽しいと思えないこともあります。やってみて「やっぱり勉強は嫌い」ということもあるでしょう。

必要なことだと分かっていても、楽しくないことを続けるのは難しいもの

また、「勉強よりも楽しいことがある」人もたくさんいるでしょう。

趣味でも友人関係でも、勉強よりも楽しいと思えることがあればどうしてもそちらを優先してしまって、楽しくない勉強には気持ちが向かなくなります。

部活や学校で疲れてやる気がでないから勉強したくない

中学生がやるべきことは勉強だけではありません。

そもそもの学校生活もありますし、部活が忙しい人もいます。

もちろん、その中であっても学校も部活も勉強も頑張っている人もいるでしょう。

しかし、人のキャパシティはそれぞれ。学校や部活で手一杯な人も多いはず。

勉強以外のことで疲れた状態では「さあ、勉強も頑張るぞ!」とやる気を出すのはなかなか難しいです。

どうして勉強をしないといけないのかそもそもわからないから、勉強したくない

「勉強して何の得があるの?」とそもそもの勉強の意味が分からないという人もいます。

「数学なんて将来何の役に立つの?」「今英単語を20個覚えても、これが受験に出るわけじゃないでしょ」など思っていないでしょうか?

勉強そのものに対して意味を見出せないと、どうしても「勉強したくない」と思ってしまいます。

勉強したくないのは実は「仕方ない」?!

このように「勉強したくない」と思うことは誰にでもあります。

ですから勉強をしたくないと思う自分を否定してはいけません。楽しくないことに対してやりたくないと思うのは「仕方のないこと」です。

とはいっても、定期テストや高校受験がその後の人生を左右することでもあるのは事実。

「やる気が出ないのは仕方ないことだから」とも済ませられません。

勉強は東大生だって「したくない」人が多い!?楽しくない勉強も多い

「頭のいい人は楽しいから勉強をしている」と思いますか?

もちろん中には、数学や英語が好きで楽しくて勉強している人もいるでしょう。

しかし成績の良い人たちがみんなそうかと言ったら違います。

多くはあなたと同じように「できるなら勉強したくない」と思っているでしょう。勉強よりも楽しいことは他にたくさんありますから当然です。

また、一言で勉強と言っても得意科目や苦手科目もあります。

得意科目にはやる気が出ても、苦手科目にはやっぱり「勉強したくない」の気持ちが強くなります。

このように、成績が良い人や勉強を頑張っている人であっても「したくない」は常にあります。誰しも楽しくない勉強を抱えながら、勉強を続けているんですね。

楽しくないけど、どうして勉強するのか、なぜやらないといけないのか考えよう

「でも楽しくないことは続けられないよ…」と思うでしょうか?

確かに楽しくないことは続けにくいですし、勉強をすぐに楽しいと感じられるようになるのは難しそうです。

それならば「楽しくないけど」勉強する理由を考えてみましょう。

「どうして今勉強するのか」「なぜ勉強をしないといけないのか」を考えてみてください。理由は色々とあります。

  • 定期テストで○○点をとるため
  • 高校受験で志望校に合格するため
  • 将来の進路の選択肢を増やすため

具体的に勉強した自分と勉強しなかった自分を想像してみることで、勉強する理由がはっきりとしてきます。

「勉強したくない」から脱却するには?勉強に取り組むコツ

勉強する理由が見つけられたら、次は具体的に「勉強したくない」状態から抜け出す方法を紹介していきます。

具体的に考えてみることで、より勉強へのハードルが低く感じられますよ。

目標を決める

なんとなくで勉強が続いていくなら、そもそも「勉強したくない」なんて思いませんよね。

「勉強は楽しくないけど勉強する」ためには、目標(ゴール)を定めて、とりあえずそこまでやってみましょう。

設定する目標は「勉強する理由」に近いかもしれません。

「志望校に合格する」という大きな目標でも良いですし、「次の小テストで満点を取る」といった目先の目標でも良いです。

大きな目標の場合には、その目標に達するまでにクリアするべきことを小さな目標として、いくつかに分割して設定してみてください。

何を勉強するか明確にする

勉強する目標が設定出来たら、次はその目標のために何を勉強するべきが具体的に決めましょう。

勉強にも色々な種類があります。

志望校合格のためにする勉強や、小テストで満点を取るための勉強。あるいは自分の苦手を克服するための勉強などです。

こうした勉強の種類によってやるべき内容は異なります。

そのため、

  • 学校の教科書・ワークで勉強する
  • 買った問題集を解ききる
  • 苦手科目の参考書をやる

など「何を使って勉強するか」をはっきりと決めましょう。

勉強の計画を立てる

やるべき内容が決まったら、それを基に勉強計画を立てましょう。

「勉強をしたくない」と思っている人にとって、勉強計画を立てることはとても大切です。

机に向かって勉強を始めようと思ったときに、何も決まっていない状態だと「さて今日は何を勉強しようか」というところから考えなければいけません。

今日何をするべきか考え始めると「あれもやってない」「これもやるべきかな?」など色々考えてしまって「あーもう嫌だ。勉強したくない」となりがちです。

しかし勉強計画が立っていれば日々のノルマがすでに設定してあるので、余計なことを考えずにスッと勉強に取りかかれます。

そのため勉強したくないと考える人ほど、具体的な勉強計画を決めてしまうのがおすすめです。

休憩時間と勉強時間を具体的に決める

勉強計画を立てるときに決めた勉強時間の中で、「問題集を〇ページ進める」「単語を10個覚える」など具体的に設定します。

気をつけたいのは、勉強時間を設定するときにある程度余裕のあるスケジュールにすること。

3時間の勉強時間を設定して、3時間ずっと集中するのは難しいです。何かにてこずって時間がおすかもしれません。

そのため勉強時間は余裕をもって決めましょう。

また忘れがちなのが休憩時間です。

効率的に勉強するためには、適度に休憩を入れる必要があります。

「あと〇分頑張ったら休憩」といったやる気にもつながるので、休憩時間はあらかじめしっかりと決めておきましょう。

いちばん大事なのは、「淡々と」勉強すること!

勉強していると誰でも「頑張るぞ!」も「やりたくない…」もどちらも感じたことがあると思います。

こうした気持ちの上下は人としてあって当たり前のことですが、テスト前や高校受験のために勉強している時期に出てくると非常に厄介ですよね。

「時間がないのに」「勉強しなくちゃいけないのに」と分かっていても、「勉強したくない」「もう勉強が嫌い」と限りある勉強時間が無くなってしまいます。

そのため一番大切なのは、こうした「気持ちに左右されない状態」で勉強をすること。

気持ちが上向きでも下向きでも、勉強計画に基づいて淡々とノルマを達成していくことが一番重要です。

まとめ

「勉強したくない」という気持ちは誰でも一度は向き合ったことがあるでしょう。

けれど「やらなければいけないということも分かっている」なら、ここで紹介したような工夫をしてみて、勉強する自分にシフトチェンジしてみてください。

今すぐに完璧な勉強ができなくても大丈夫。まずは淡々とノルマをこなせるよう勉強計画作りから試してみてはどうでしょうか?

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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