中央大付属横浜高等学校の国語入試は、問題の文章量が膨大です。
そのため、「速読力」はもちろん、正確に内容を理解する「読解力」も求められます。
この記事では、中央大付属横浜高等学校向けの国語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
中央大付属横浜高等学校入試(国語)の傾向分析
中央大付属横浜高等学校入試の国語は、とにかく文章量が多いです。
2021年の問題では、大問2は問題用紙8枚、大問3は問題用紙4枚というボリュームで出題されました。
A4用紙1枚で1,000文字程度としても、合計で10,000字程度も読み解く必要があります。
また、記述問題も1~2題程度出題されており、「内容把握」と「記述力」も必要です。
中央大付属横浜高等学校入試(国語)の大問構成と出題範囲
大問構成は以下のようになっています。
大問 | 内容 |
---|---|
大問1 | 古文 |
大問2 | 小説 |
大問3 | 論説文 |
2021年度の問題を例に説明します。
大問1 古文
古文はA4の半分程度の文章量で出題され、注釈や現代語訳も一部記述されています。
出題されるのは「現代語訳」「内容把握」に関する選択問題です。
これらは比較的読みやすいため、古文の基本を理解していれば、十分に対応できます。
大問2 小説文
大問2はA4用紙8枚にも及ぶ小説文です。
問題は「漢字の読み書き」「語句の意味」「文法」「穴埋め問題」「内容把握」「抜き出し問題」「記述問題」と幅広く出題されます。
記述問題も出題されるため、求められている内容を的確にまとめ直す力も重要です。
大問3 論説文
大問3は、A4用紙4枚程度の論説文です。
問題構成は「漢字の読み書き」「語句の意味」「文法」「穴埋め問題」「内容把握」「抜き出し問題」「記述問題」となっており、大問1とほぼ同じ構成です。
大問2と変わらず記述問題もあるため、論説文であっても、自分の言葉で文章の内容をまとめ直す力が必要です。
中央大付属横浜高等学校入試(国語)の難易度
文章の速読力と読解力の両方が求められる試験です。
文章量も多くしっかりとした受験勉強が必須です。
中央大付属横浜高等学校入試(国語)解答の際の時間配分
中央大付属横浜高等学校入試の国語の制限時間は50分です。
大問 | 内容 | 目安時間 |
---|---|---|
大問1 | 古文 | 8分 |
大問2 | 小説文 | 23分 |
大問3 | 論説文 | 19分 |
大問2、3の時間配分を多めにしましょう。
文章量が多いだけではなく記述式の問題も出題されるため、まとまった時間をかけてください。
中央大付属横浜高等学校入試(国語)の対策と勉強法
ここでは、中央大付属横浜高等学校の国語の対策と勉強法についてご紹介します。
長文の速読力や読解力を身につけるよう意識しましょう。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1・中2は漢字や文法、語句の意味などの基礎を固めましょう。
この時期から分からない語句や漢字などを勉強しておくと、中3になってから余裕ができます。
長文読解に関しては、定期テストレベルの長文を復習しておきましょう。
中3の夏前までにやるべき対策
中3からは、簡単な長文問題に挑戦していきましょう。
国語の長文読解は、勉強してもすぐに結果としては現れにくいです。
時間をかけて「基礎→標準→応用」とステップアップしていきましょう。
例えば、基礎固めをする問題集としては「「解き方」がわかる国語」がおすすめです。高校入試に向けての土台を作れます。
また、「国語で安定して点数を取れるようになりたい」方はこちらの記事も参考にしてください。
古文も基礎を固めましょう。
学校の授業や小テスト、定期テストを復習してください。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みは、標準から応用レベルの問題演習を中心に取り組みましょう。
前述したように、中央大付属横浜高等学校の国語は文章量が膨大です。
標準レベルの問題の解き方を身につけてから、難しめの問題にも挑戦しましょう。
「出口の国語レベル別問題集」をレベルに合わせて解くのもおすすめです。
時間をかけて着実にステップアップしていきましょう。
同時に記述対策も開始してください。
記述対策のポイントは「文章を書くこと」です。
問題集の記述問題をとにかく書いて、書くことに慣れていきましょう。
また、自分の解答は先生に添削してもらってください。
自分では気づけない文章のクセや文法のミスがわかります。
古文は、学校推薦の問題集や標準レベルの問題集をしっかり解いていきましょう。
中3の秋に取り組むべき対策
中3の秋は、3年分以上の過去問演習をおこないましょう。
実際の入試問題に触れて、傾向を把握してください。
過去問演習のポイントは「時間を測ること」です。文章を読む速さ、問題を解く速さを意識し、時間の使い方を実感してください。
その結果を参考にして、試験本番での時間配分を考えていきましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
直前期は総復習に取り組みます。
自分が取り組みたい内容を優先的におこないましょう。
例えば、自分が不安な内容を中心に復習するのもいいです。得意な分野への注力でも構いません。
「体調管理」も意識してください。
入試本番に最高のパフォーマンスを上げるためにも、「食事」「睡眠」を気にかけていきましょう。
まとめ
中央大付属横浜高等学校の国語は長文問題の対策が必須です。
そのため、基礎→標準→応用と問題演習に取り組み「読解力」と「速読力」を身につけていきましょう。
国語の勉強はすぐに結果には現れにくいものの、日ごろの積み重ねが着実に成果となっていきます。
また、中央大付属横浜高等学校の前年度の問題は公開されています。
こちらの学校公式サイトも参考にしてください。