私立高校である、日本大学第二高等学校。都内の私立高校入試の傾向を掴み、対策をしておく必要があります。
今回は、日本大学第二高校の英語入試の傾向分析と、難易度をまとめました。
また、英語の試験でいい点をとることができる勉強法や、直前までの対策法もご紹介します。
私立日本大学第二高校入試 英語の傾向分析
さっそく日本大学第二高校入試の英語科目の傾向を分析していきます。
入試タイプは、推薦入試と一般入試があり、英語が課されるのは、一般入試のみです。
私立日本大学第二高校入試 英語の大問構成と出題範囲
まずは大問構成と出題範囲を見ていきましょう。
平成31年度の入試過去問を参考にしています。
大問1:リスニング
大問1ではリスニングが課せられます。問題はパート1~パート3の3種類あります。
パート1は、4つの対話を聞き、それぞれの対話の最後の発言に対する応答として適切なものを選ぶ問題です。
選択肢の記載がないため、選択肢まで聞き取り答えなければなりません。
パート2は、1つの短めの文章に関して3つの問題が出ます。
選択肢の記載はありますが、質問文はないので、何を聞かれているのか聞き取る必要があります。
パート3は、2つの質問が読み上げられるので、それに対するあなた自身の考えを英語で記述する問題です。パート2と同じく質問文の記載はありません。
大問2:穴埋め
大問2から筆記問題が始まります。大問2は穴埋め問題で、接続詞や動詞、冠詞などを埋めていきます。全部で5問あります。
大問3:並び替え
大問3は並べ替え問題です。1つの文章の中に5つの空欄があります。
5つの単語を並び替えてそのうち指定された2語を選ぶ問題です。全部で6問あります。
大問4:言い換え
大問4は言い換え問題です。上下の文がほぼ同じ意味になるように、空欄に単語を入れます。全部で5問あります。
大問5:長文穴埋め
大問5は長文穴埋め問題です。文章がところどころ抜けているので、そこに入る文章を記号で選びます。全部で5問あります。
大問6:長文
大問6は長文問題です。大問5の問題よりも字数が多く、質問の種類も様々です。
段落の要約文を選択肢の中から選ぶ問題や、英語で聞かれた、文章に関する質問に答える問題、空欄にあてはまる文章を選ぶ問題などがあります。全部で8問です。
大問7:穴埋め
大問7も穴埋め問題です。意味の通る英文になるように、空欄にあてはまる英単語を書きます。
ヒントとして、最初のアルファベットが書いてありますが、選択肢はないため単語をきちんと知っているか、スペルまで身についているかが求められています。これは全部で6問です。
大問8:英語訳
最後の問題、大問8は英語訳が出題されます。
下線部を文脈に合うように英語に直します。全部で2問あります。
日本大学第二高校入試の英語はリスニングから簡単なライティング、リーディングまでまんべんなく出題されることが分かりますね。
私立日本大学第二高校入試 英語の難易度
難易度としては、中級ぐらいでしょう。問題自体の難易度は基本的にはあまり高くありません。
リスニング問題も問題文は書いていないものの、2回読み上げてくれるので、1度聞き逃したとしてもカバーできるでしょう。
また、大問2の穴埋め問題、大問3の並べ替え問題も問題集によくある形式の問題です。
しかし、リスニングのパート3と、大問7、8は人によって難しく感じる場合もあるでしょう。
聞き取った音声に対して、制限時間内で自分の考えを英文で答えなければなりません。
また、長文を2題読んだ後に出題される大問7、8では集中力が切れてしまうと、「単語が思い出せずに全然解けない…」となってしまうかもしれません。
まとめると、問題はそこまで難しくありませんが、集中力や問題の出題順も鑑みた場合、全体的に中級レベルの難易度となります。
私立日本大学第二高校入試 英語 解答の際の時間配分
日本大学第二高校入試の試験時間は50分です。時間配分は以下の通りです。
- 大問1:7~10分
- 大問2:8分
- 大問3:8分
- 大問4:2分
- 大問5:10分
- 大問6:10分
- 大問7:5分
- 大問8:5分
大問1のリスニングでは大体7~10分取られるでしょう。
残り時間は40分なので、大問2と大問3は8分で解き終えたい所です。
大問4も単語をすぐに思い浮かべることができれば2分あたりで解けるでしょう。これで残り30分です。
大問5と大問6の長文問題で20分使い、大問7・大問8で5分ずつ使えば、50分ピッタリで終わらせることができます。これが最低ラインです。
最後に見直す時間が欲しい場合は、大問2、3、4の時間を短縮しましょう。
私立日本大学第二高校入試 英語の対策と勉強法
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1・中2の時は、教科書に出た英単語を完璧にしておくとよいです。
余力がある人は高校入試に出題される単語を多く含んだ単語帳を1周しましょう。
中3の夏前までにやるべき対策
中1・中2で習った文法や単語、中3で習った文法をアウトプットしておきましょう。問題集などで演習を積むといいです。
中3の夏休みにやるべき対策
まずは日本大学第二高校入試の傾向を把握します。
そして自分の英語力がどれくらいなのかを計るために、過去問を一度解きましょう。
最後に過去問で解けなかったパターンの問題や苦手な分野を克服するにはどのような勉強をしたらよいのか把握します。
そして苦手な分野をとことんつぶしていきましょう。
中3の秋に取り組むべき対策
引き続き、苦手な分野をとことんつぶしていきましょう。同時に過去問を解いていきます。
長文は毎日1つ読むと本番で読解スピードがあがるのでおすすめです。リスニングも毎日1.5倍速で聞きましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
過去問でできなかった問題の解きなおし、単語・文法の見直しをします。
そして、予想問題集を解き最後の仕上げを行いましょう。
リスニングは直前まで聞き続けてください。英語に耳が慣れていると、本番でも集中力を保ったまま、英文がスラスラ耳に入ってきます。
また、大問7のために英単語も直前まで見続けましょう。スペルもチェックしておいた方がいいです。
入試に臨む上での注意点
日本大学第二高校入試の英語科目に臨む上で気を付けたいのが、時間配分です。試験は50分しかありません。
リスニングで10分取られることを考えると、残りは40分です。
長文・穴埋め・英訳など自分の解きやすい問題から解いてもいいですし、最初から順番に解いてもいいです。
過去問で練習をする時点で解き方を決めて、時間配分まで練習しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?日本大学第二高校入試の英語の傾向と対策をまとめました。
時間配分に気を付けて最後まで頑張ってくださいね!