この記事では「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」を使う勉強法についてご紹介しています。
英語の勉強が苦手な人は、「長文」というだけで苦手意識を持ってしまっているかもしれません。
しかし長文読解はこれから英語を勉強していく上で、高校入試でも大学入試でも付き合っていかなければいけません。
もし英語長文を苦手に思っているのならば、早いうちに克服しておきましょう。
その克服に向いている参考書のひとつがここで紹介する「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」です。
この記事ではこの参考書の効果的な使い方・進め方について解説していきます。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の基本情報
表紙を見てわかる通り「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」は、学校の学習指導要領に対応した参考書です。
そのため、学校の授業を受けていて長文を読むことを難しく感じるような人にはぴったりでしょう。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の特徴
では「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」はどのような特徴のある参考書なのでしょうか?具体的に詳しく見ていきましょう。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の特徴1:スラッシュリーディングの練習ができる
1つ目の特徴は「スラッシュリーディングの練習ができる」ところです。
スラッシュリーディングというのは英文をいくつかの塊に分けて、その塊を前から順に訳していくというものです。
英文を読んでいて、一文訳すのに一度最後まで読んでから文章の最初まで戻って全体の意味を考えて…と読み返しのために何度も英文を往復したことはないでしょうか?
そうした読み返しをしていると、長文では時間がかかってしまいます。
スラッシュリーディングではそうした読み返しをなくし、なるべく前から順番に訳をつけていくことでスピーディに長文を読み切ることができるとても実践的な方法です。
本書はこのスラッシュリーディングのやり方を練習できるので、入試に直結した「長文を読む力」がつきますよ。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の特徴2:参考書がコンパクト
2つ目の特徴は「参考書がコンパクト」なところです。
分厚い参考書だと、それを持ってきて勉強をはじめるまでに気力が必要だったりします。
一方「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」は大きさもスマートフォンより少し大きいくらいで、薄い参考書。
そのため「机に向かっていざ勉強!」と気構えなくても、ちょっとした待ち時間など気楽に手に取って勉強することができます。一方で中身はしっかり詰まっているのできちんと勉強になりますよ。
英語長文が苦手で対策したいと考えている人にとっては、これくらいの気軽さでできる参考書なら続けやすいのではないでしょうか?
実践!英語長文はこう読む!!高校入試のレベル
レベル:中学2、3年生向け・基礎レベル
「英語長文が苦手な人」「これから本格的に入試の英語長文を勉強していきたい人」におすすめです。
「新学習指導要領に対応」としている通り学校の授業内容くらいのレベルですが、できれば単語や文法の勉強が一通り終わってからの方が取り組みやすいです。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 長文が苦手
- これから長文の勉強を始めたい
- 長文の「読み方」を勉強したい
- 高校入試を意識した英語の勉強がしたい
- 分厚い参考書が苦手
「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」は英語長文の勉強としては難易度の低い参考書です。
さらにコンパクトな参考書ということもあって、「長文初心者さん」や「苦手さん」には手に取りやすい一冊になっています。
もっと言えば「高校入試での実践的なテクニックを身につけたい」と思っている人にもぴったりです。
ただし基礎的な長文読解の練習はこの参考書が向いていますが、よりレベルの高い英文の読解となるとこれでは足りません。
その場合には自分のレベルに合わせて「英語長文難関攻略30選 高校入試特訓シリーズ」「英語長文テーマ別難関攻略30選(高校入試特訓シリーズ)」等の参考書を活用してみてください。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の使い方・勉強法!
それでは具体的に「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」をどのように使ったらいいのか?
その具体的な方法を見ていきましょう。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の使い方の基本ステップ
まず「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」の簡単な構成です。
見開きの左ページに「英語長文」「語句」「ポイント」が書かれています。
そして見開きの右ページに「かたまりごとの区切り訳」「全体の通し訳」が書かれています。
3章までは「英語長文のみ」で読む練習。4章からは「英語長文+設問」となっています。
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- まずはスラッシュリーディングの練習を3章まで。ゆっくりと英語を読みながら日本語訳をつける
- Step2.
- 左ページの英文が読めればOK。読めなければ右ページの日本語訳とともにスラッシュリーディング
- Step3.
- 最後にその章の語句やポイントをチェックする
「二度読み」をしない速さを意識しながら、「読みつつ訳す」をしてみましょう。
左ページの英文だけを読んでももちろんいいです。訳が難しければ右ページ。
右ページの日本語訳は赤字になっているので、赤シートで隠しながらスラッシュリーディングができます。
2周目
- Step1.
- ここからは4章以降。まずは設問を確認する
- Step2.
- ここからは自分でスラッシュを入れながら英文を読む
- Step3.
- 設問を解き答え合わせ。解説を読む
- Step4.
- 解説を押さえながら、もう一度スラッシュリーディングをする
最後のスラッシュリーディングでは設問を解く必要はありません。
ただし解説で知らなかった英文法や単語を押さえながら読みましょう。
これをすることで長文の中で文法を理解することもできるので、英語力の底上げになります。
また、余裕があればもう一度英文を読むのもおすすめです。
ここであまりにも知らない単語が多かったり文法の勉強が不十分だと感じたら、まずはそちらの勉強を優先してください。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試の勉強法の大原則
「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」を使う上での大原則は、次の2つです。
- スラッシュリーディングの習得を心掛ける
- 英文は繰り返し読む
この参考書で何よりも優先したいのはスラッシュリーディングの習得です。
この長文の読み方をマスターすることで、高校入試に役立つ実践的な英語力が身につきます。
最初からスラスラと読める必要はありません。自分なりにスラッシュを入れて「長文の読み方」を習得しましょう。
スラスラと読めるようになるまでは何度でも、赤シートで日本語訳を隠しながら自己テストをしてみてください。
こんな使い方は要注意!実践!英語長文はこう読む!!高校入試使い方のコツ
ここからは、「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
実践!英語長文はこう読む!!高校入試使い方の注意
先ほど挙げた大原則は次の2つでした。
- スラッシュリーディングの習得を心掛ける
- 英文は繰り返し読む
これ以外にも「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」を使う上で注意したいことがありますのでご紹介していきます。
出てきた単語や文法も頭に入れる
本書では英語長文の「読み方」を身につけるのが最大の目的です。だからといって単語や文法を置き去りにしていいわけではありません。
英文を読むためには単語や文法を知っていることがとても大切です。
そのためもし、英文を読んでいて知らない単語や文法が出てきたらその都度頭に入れていきましょう。
他の長文でもどんどん実践してみる
この参考書で勉強している間も、模試や学校の授業などで色々な英文に触れるでしょう。
その場合、まだこの参考書が終わっていなくてもどんどんスラッシュリーディングを使ってみましょう。模試や授業などでたくさん使えばそれだけ習得も早いです。
英文を読むときについスラッシュで区切ってしまうくらいにまで、自分のものにできると良いですね。
こういう使いかたもある!実践!英語長文はこう読む!!高校入試を最大限活用するコツ!
ここまで基本的な使い方をご紹介しましたが、ここでは「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」の他の使い方もご紹介します。
読むだけでも隙間時間にやってみる
この参考書はコンパクトなので、持ち歩いてもかさばりません。そのためほんの少しの隙間時間でも勉強時間に変えることができます。
あるいは「今日は机に向かって勉強する気がおきない…」というときでもサッと取り出せます。
そしてそんなときは、ただ英文を読むだけでもOK。設問などは気にせずひたすらにスラッシュリーディングの練習に励んでください。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- スラッシュリーディングの習得を心掛ける
- 英文は繰り返し読む
- 隙間時間には読むだけでもしてみる
最後にもう一度「実践!英語長文はこう読む!!高校入試」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 長文が苦手
- これから長文の勉強を始めたい
- 長文の「読み方」を勉強したい
- 高校入試を意識した英語の勉強がしたい
- 分厚い参考書が苦手