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合格するノート術!ノートまとめはするな!?東大生が伝える、高校受験のノート活用法!

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「ノートまとめがうまくできない」「もっとノートを有効に使いたい!」と思うことはないでしょうか?

ノートの使い方で悩んでいる中学生は、もしかしたらまだ間違ったノートのとり方で勉強しているのかもしれません。

高校受験においては、ぜひ正しいノート術で勉強してほしいところです。

ここでは高校受験で合格するための「やらない方がいいノートの使い方」「合格するためのおすすめなノート術」をご紹介していきます。

ノート活用法の大原則:ノートまとめに時間をかけない

きれいなノートは見やすく、自分で考えながら上手にまとめられると勉強に役立つような気がします。

しかし、教科書や授業の内容を自分なりにまとめるのは、労力も時間もたくさんかかります。

そのため、効率的に学力をつけたいと思ったら「ノートまとめ」に時間をかけてはいけません。

ノートまとめをしても学力はつかない

どうしてノートまとめに時間をかけてはいけないのでしょうか?

それは、頑張ってきれいにノートをまとめても、それに見合った学力はつかないからです。

「自分なりに」「考えながら」「きれいに」ノートをまとめることは、一見すると勉強を頑張っているように見えるかもしれません。

多くの中学生がそんなノートのとり方を間違っているとは思わないでしょう。

もちろん、ノートまとめによって単元の内容理解を深めることが出来る面もあります。

けれども一方で、ノートまとめはとても時間がかかります。その時間に対しての学習効果が見合わないのがノートまとめでもあるんです。

授業で大事なことは全部教科書に書いてある

そもそも、その単元がしっかりとまとまっている物をすでに皆さんは使っています。

それが教科書です。教科書にはその単元の大事なことがしっかりとまとまってあるはずです。

「え、教科書でいいの?」と思うかもしれません。

もしかしたら「教科書で済ませるのはなんだか嫌だな…」と思う人もいるでしょうか。

確かにノートまとめは、終わった後に「良くまとめられたノート」という目に見える結果が残って、達成感を得やすいです。

けれども勉強、特にやるべきことの多い受験勉強においては「効率的に知識を得る」ということがとても重要。

その効率的な勉強のためには、一から自分で時間をかけてつくるまとめより、すでに良くまとめられている教科書を使う方がおすすめです。

基本は「教科書に書き込む」でOK

時には「教科書に書いてあることだけでは足りない」「授業だけで扱った知識があった」ということもあるでしょう。

そんな場合には教科書に書き込んでしまいましょう。

単元をまとめる作業は、基本的にこの教科書に書き込むだけで十分です。

「ほんとうの」高校受験ノート術は「問題を解くときの×直し」にあり

ここから「ほんとうに」知っておきたい高校受験のノート術を紹介していきます。

高校受験において大事なノート術は、「間違えた問題の直し」をするときのノート術です。

問題を解いたときに×だった問題の直しは、どのようにしているでしょうか?解説を読んで分かったつもりになって終わっていないでしょうか?

このような「×だった問題の直し」にこそ、知っておきたいノート術があります。

解いた問題を「なぜ間違えたのか?」右半分に書き込もう

問題を解いたときに×だった問題で重要なのは「なぜ×だったのか」です。

なぜ間違えたのかをはっきりさせて、自分で理解しないことにはいつまでもレベルアップ出来ません。

このときにおすすめなのが、問題を間違えたら「そのノートの右側になぜ間違えたのか?の理由を書き込むこと」です。

このように自分の言葉で間違えた理由を書き込むことで、何となくの理解で終わっていた直しが減り、問題への理解が深まります

必ず間違えた問題は解き直しもして、その×直しもノートにしよう

一度間違えた問題は必ず解き直しもします。解き直すことで本当にその問題を理解したかを確認出来ます。

このときにも再びノートを活用しましょう。

間違えた問題をノートに解き直し、その問題が再び×だったとき、×だった理由もまたノートに書き込みます。

あるいは「間違いノート」のようにして、自分が間違えた問題だけを集めたノートを作るのもおすすめです。

間違いノートを作っておくと、テスト前の見直しなどが効率的になりますし、自分が苦手な問題の傾向も把握できます。

最終的には自分だけの弱点集が完成するので、それを解き直ししていくことで出来なかった問題が効率的に解けるようになっていきますよ。

まとめに使うとしても、色は2色までで時間をかけない

「それでも私はノートまとめで勉強するのが合っている!」という人もいるでしょう。

そんな場合は「ノートまとめに時間をかけすぎない」ことを意識しながら取り組んでみてください。

時間がかかる割に、その学習効果があまり期待できないのがノートまとめ。

そのためその時間をできるだけ短縮できるよう、「使用する色を2色までにする」「細かい装飾などにこだわらない」などの点を注意しましょう。

あくまでもノートまとめは単元の理解が目的です。

きれいなノートを目指す気持ちばかりが大きくなりすぎないように気をつけましょう。

高校入試・科目別ノート術!この科目はこう使え!

間違えた問題を直すときのノート術はどの教科でも実践できます。

次に紹介するのは、科目別に知っておきたいノート術。科目ごとの特徴によって、間違い直しノートをつくるときに意識したいポイントを解説します。

先ほどの間違い直しにプラスして、教科ごとに次のことを実践してみてください。

国語のノート術は「漢字練習」と「答えの根拠を探す」ことにポイントあり

国語では、まず覚えていない「漢字」をまとめるのにノートが使えます。

問題集やワーク、テストなどで×だった漢字を集めて、何度も解き直し練習出来る形にまとめましょう。これで着実にテストで解答できる漢字が増えていきます。

また国語の読解問題で非常に大切なのが、「文章の中から正解の根拠を探す」こと。

国語の読解問題はフィーリングで解きがちなところがあります。

そうではなく、きちんと本文に立ち戻って考え、その根拠となる部分を探してみてください

その考える過程をノートに残してあげると良いですね。

英語のノートは「間違えた単語のチェック」だけじゃない。文法事項を見直すきっかけに

英語の間違い直しは、間違えた単語を正しい単語に直すだけではなく、もう一歩踏み込んでみましょう。

例えば、前置詞の問題で「誤by his father’s car」「正in his father’s car」だった場合、間違えたのは前置詞の「誤by→正in」の部分です。

間違い直しの際にはこの部分の理由だけでなく、「by」「in」に関する知識を見直すきっかけにしてみてください。

これによって間違えたところだけよりも、もっと知識が広くなります。

数学のノートは解き直しメイン。計算ミスも理解不足も必ず解き直し!

数学は間違えた問題を解き直すことをメインとしたノートにしましょう。

数学で間違える理由はいくつかありますが、単純な計算ミスであっても必ず解き直して、それをノートに書き込みます。

もちろん「そもそも解き方を理解していなかった」などで×だった問題は、その理由を書き込み、必ず解き直しもするようにしてください。

理科・社会は「関連する内容」も間違いのところに書いておこう

理科・社会の間違い直しノートの場合も、×だった問題の理由を書き込むのは同じです。

ただ、理科・社会の場合これだけでは不十分かもしれません。

理科・社会は知識が単品であるわけではありません。ひとつの言葉に色々な知識が広がるようにくっついてきます。

そうした知識の広がりを強化していくのが理科・社会の勉強ですので、間違い直しのときには「間違いに関連する内容」も書き込むようにしましょう。

これを重ねていくことで、理科・社会の理解に厚みがでますよ。

まとめ

高校受験で合格するために知っておきたいノート術をいくつかご紹介しました。

今まで間違ったノートのとり方をしていなかったでしょうか?

そんな人はここで紹介した正しいノート術を参考にして、より理解を深めるためにノートをフル活用してください。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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