「初めて漢字を勉強するけど、どれを使うべきかわからない」「どのように勉強すればいいか知りたい」なんて人も多いのではないでしょうか。
そのような方にオススメなのが「システム中学国語 漢字語彙編」。
この参考書は、国語の参考書として有名な「システム中学国語シリーズ」の中でも漢字と語彙に特化した一冊です。
この記事では、「システム中学国語 漢字語彙編」の使い方や勉強法をお伝えします。
「システム中学国語 漢字語彙編」は、正しい使い方をすれば入試に必要な力を効率良く身に付けられる一冊。
ぜひ、この記事で扱う基本の使い方を実践してみてください。
システム中学国語 漢字語彙編の基本情報
「システム中学国語 漢字語彙編」は、漢字問題で出題される知識から文章を読む上で必要な知識まで、幅広くカバーできる参考書。
この一冊を終えれば、国語の問題を解くための土台を固めることができるでしょう。
システム中学国語 漢字語彙編の特徴
「システム中学国語 漢字語彙編」は、漢字の意味・用法にこだわった参考書となっており、漢字問題を解くための力以外にも、文章読解のための土台まで固めることができます。
システム中学国語 漢字語彙編の特徴1:意味や用法にとことんこだわっている
1つ目の特徴は、意味や用法にとことんこだわっているということです。
「システム中学国語 漢字語彙編」は、漢字問題を解くことだけをゴールにしていません。漢字を練習する中で意味や用法をしっかりと押さえ、国語力全体を底上げすることを目標にしています。
読解問題が解けない原因に、「そもそも言葉の意味が分からない」というケースは多くあります。
そのためこの参考書で語彙力をアップさせておくことで、漢字問題の点数だけではなく、読解問題の点数向上も見込めるのです。
システム中学国語 漢字語彙編の特徴2:本当に必要な語彙だけに絞っている
2つ目の特徴は、本当に必要な語彙だけに絞っているということです。
「システム中学国語 漢字語彙編」では、限られた時間の中で頻度の多い漢字を勉強することができます。そのため、入試によく出る漢字に絞った学習が進められます。
受験生の中には、他教科に時間を取られて国語にあまり時間を割けられない生徒もいることでしょう。そういったときに、この参考書は非常に効果を発揮します。
システム中学国語 漢字語彙編のレベル
レベル:中学3年生向け
この「システム中学国語 漢字語彙編」は、中学3年生で受験を控えている学生におすすめの参考書です。
全ての語彙・漢字に意味を添えており、実際の入試問題も掲載しているためより実戦に近い形で勉強することができます。
漢字は単体で覚えるよりも、実際の問題と共に覚えた方が記憶の定着が良いです。そのため、この参考書のレベルは中学3年生向けであると言えるでしょう。
システム中学国語 漢字語彙編シリーズの別の参考書
この「システム中学国語 漢字語彙編」には、分野別で「論理入門編」「論理完成編」「公立高校編」「難関高校編」「古文・漢文編」があります。
これらの参考書は全て高校入試を控えた受験生向けに作られており、同シリーズで学習を進めることで成績アップを目指すことができます。
そのため「国語に全く手をつけていない」という学生であれば「論理入門編」から始めると良いでしょう。
また、「難関高校の対策をしたい」や「古文・漢文の対策がしたい」という学生であれば、目的別に選ぶこともできます。
このように全ての受験生を対象にしたシリーズなので、是非興味のある方は一度試してみると良いでしょう。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 入試に必要な漢字を効率的に覚えたい!
- 漢字だけじゃなく、語彙力も強化したい!
- 限られた時間で、できる限り点数を上げたい!
- 意味について詳しく書いてある参考書を使いたい!
- 国語の勉強をこれから始めたい!
「システム中学国語 漢字語彙編」は、入試に必要な漢字・語彙だけを取り扱っている参考書。
そのため、効率的に点数アップしたい方や国語力の土台を固めたい人におすすめです。
ただしその分、掲載している漢字数は他の参考書に比べてそこまで多くはありません。
そのため「難しい漢字にも対応できるようにしたい!」という人は「出る順ターゲット 漢字・語句・文法」を使って、知っている漢字を増やすようにしましょう。
システム中学国語 漢字語彙編の使い方・勉強法!
ここからは、「システム中学国語 漢字語彙編」の具体的な使い方をまとめていきましょう。
この参考書は使い方次第で「国語力全体の向上」を目指せます。原則は「何度も繰り返す」こと。このことについて詳しく見ていきましょう。
システム中学国語 漢字語彙編の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 1ページの漢字と意味を見て覚える
- Step2.
- 覚えたと思ったら赤シートで漢字と意味を隠して、漢字が正しく書けるのかと意味を正しく覚えているかのチェックをする
- Step3.
- 書けなかった漢字と意味を覚えていなかった漢字にチェックを入れる
- Step4.
- チェックを入れた漢字を、もう一度覚える
- Step5.
- もう一度、赤シートでチェックする
- Step6.
- これを、1単元ごとに繰り返す
1周目から全ての漢字は覚えられません。覚えていない漢字をチェックし、それらを重点的に覚えることによって漢字の知識は積み重なっていきます。
そのため、最初から全て覚えられなくても気にせず、まずは苦手な漢字を洗い出してから少しずつ覚えていきましょう。
2周目
- Step1.
- 赤シートで漢字と意味を隠して、漢字が正しく書けるのかと意味を正しく覚えているのかのチェックをする
- Step2.
- 書けなかった漢字と意味を覚えていなかった漢字にチェックを入れる
- Step3.
- チェックを入れた漢字を、もう一度覚える
- Step4.
- もう一度、赤シートでチェックする
- Step5.
- これを、1単元ごとに繰り返す
2周目以降は全ての漢字を覚えることを意識して、1つ1つの漢字に向き合いましょう。
1周目の漢字と合わせて2回チェックが入っているものに関しては、特に苦手な漢字であるということなので注意が必要です。
システム中学国語 漢字語彙編の勉強法の大原則
「システム中学国語 漢字語彙編」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 何度も繰り返しチェックする
- 分からなかった漢字を中心に勉強する
この2つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。
とにかく何度も繰り返しチェックすることが大切です。漢字のような暗記系分野は、時間が経つとすぐに忘れてしまいます。
記憶として定着するまでには、多くの時間が必要になるのです。そのため、最初は何度も繰り返すことが大切です。
だからと言って、全ての漢字を何度も繰り返し勉強していると時間がかかってしまいます。
そこで、毎回テストをして「分からなかった漢字を中心に勉強していく」ことで、繰り返す労力がかなり軽減されます。
そのため、チェックを入れながら勉強することは非常に大切です。
こんな使い方は要注意!システム中学国語 漢字語彙編使い方のコツ
ここからは、「システム中学国語 漢字語彙編」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
システム中学国語 漢字語彙編使い方の注意
先ほどあげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- 何度も繰り返しチェックする
- 分からなかった漢字を中心に勉強する
これ以外にも、「システム中学国語 漢字語彙編」だからこそ気をつけてほしいことがあります。
意味は一字一句完璧に覚えない
漢字の意味を覚えるとき、その参考書に書いてある意味を一字一句覚えようとする学生がいます。
確かに書いてあることを完璧に覚えようとする気持ちは大切ですが、漢字の意味に関してはそこまで気にする必要はありません。
大切なのは「意味をイメージできるようにすること」です。
例えば「圧巻」という漢字を例にとってみましょう。この漢字には「全体の中で最も優れた部分」という意味が記載がされています。
そこで、この文章をそっくりそのまま覚えようとする学生がいますが、その必要はありません。
イメージとして「最も優れている」ということが分かっていればOKです。
まずはイメージできるようにすることを目標にしつつ、余裕があればさらに正確に覚えていく方が効率的でしょう。
覚えられない漢字は例文を活用する
この参考書の大きな特徴として「入試問題を掲載している」ということが挙げられます。例文と共に漢字を覚えることで、その漢字のイメージがより強くなり、覚えやすくなります。
もしどうしても覚えられない漢字が出たときは、このように例文を用いて「覚えるためのヒント」をフル活用しましょう。必ず覚えられるようになりますよ。
こういう使いかたもある!システム中学国語 漢字語彙編を最大限活用するコツ!
気をつけてほしいこともたくさんありましたが、同じくらい「システム中学国語 漢字語彙編」にはいろいろな使い道があります。
スキマ時間に勉強する
「システム中学国語 漢字語彙編」の良さとして、「赤シートで隠すことができる」というのがあげられます。
これにより、移動中で机がないようなスキマ時間にも勉強することができます。
具体的には漢字の「意味」と「書き・読み」がそれぞれ赤シートで隠せるようになっているため、覚えるべきところをしっかりと勉強することができます。
四字熟語や重要語のページで、漢字以外の勉強もできる
この「システム中学国語 漢字語彙編」には、漢字のページだけではなく「四字熟語」や「重要語」のページも存在します。
これにより、漢字に限らず国語で扱われる多くの分野をカバーできます。
国語の読解問題が解けない生徒は「重要語」のページを是非読んでみてください。ここには、知っていそうでよく知らなかった漢字や語彙がまとめられています。
国語全体の点数をアップさせる上でも、これらのページは非常に役立つでしょう。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- チェックをつけた漢字を何度も繰り返し勉強する
- 漢字の書き方だけではなく、意味までしっかりと抑える
- 国語全体の力をつけることができる
最後にもう一度「システム中学国語 漢字語彙編」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 入試に必要な漢字を効率的に覚えたい!
- 漢字だけじゃなく、語彙力も強化したい!
- 限られた時間で、できる限り点数を上げたい!
- 意味について詳しく書いてある参考書を使いたい!
- 国語の勉強をこれから始めたい!