この記事では「中学基礎がため中2数学図形編」を使う勉強法についてご紹介しています。
中学2年生で習う図形の単元には、「角度」「証明」「確率」などがあり、これらの単元が「中学基礎がため中2数学図形編」に入っています。
中学1年生の図形の内容とはまた違い、「条件」を覚える必要があったり、「答えを出すまでの過程」が大切になってきたりします。
より一層高校入試に必要な数学力が求められるところでもあります。
そんな実践的な問題の基礎をおさえられるのが「中学基礎がため中2数学図形編」です。
この参考書で、中学2年生で習う「図形」の基本を身につけることができます。
この記事ではこの参考書の効果的な使い方・進め方についてご紹介していきます。
中学基礎がため中2数学図形編の基本情報
「中学基礎がため中2数学図形編」は中学2年生で習う「図形」の分野の基礎を勉強できます。
数学の中でも「図形の解き方が分からない」「考える過程が重視される問題が苦手」という人に向いている参考書ですよ。
中学基礎がため中2数学図形編の特徴
では「中学基礎がため中2数学図形編」はどのような特徴のある参考書なのでしょうか?具体的に詳しく見ていきましょう。
中学基礎がため中2数学図形編の特徴1:ゆっくりレベルアップ
1つ目の特徴は、「ゆっくりレベルアップ」していけるところです。
最初は簡単な問題からスタート。そして解き進めていくとゆっくり問題のレベルが上がっていきます。
少しずつ段階を踏んでレベルアップしていくので、どこかの問題で急につまずくことが少ないのが特徴です。
順調に進んでいければ解いていくことで理解が深まり、解き方が身についていきますよ。
中学基礎がため中2数学図形編の特徴2:解きながら進めていく
2つ目の特徴は、「解きながら進めていく」ところです。
「中学基礎がため中2数学図形編」に入っている「証明」や「確率」の単元は、教科書などの解説を読むとそれだけで「分かったつもり」になってしまいやすいです。
しかし、「解説を読んで分かった」と思うことと「自分の力で解ける」のとは別問題。
この参考書は問題を解きながらこの単元の理解を目指す参考書なので、とにかく自分で手を動かして解くことが主体になってきます。
だからこそ「分かったつもり」になりにくく、本当に「理解して解ける」レベルにまで自分を持っていけます。
中学基礎がため中2数学図形編のレベル
レベル:中学2年生向け・基礎レベル
「中学2年生で習う図形の基礎」を完璧にしたいというならば、この1冊がぴったりでしょう。
「まだ中1だけど、これから数学が難しくなるのが不安」「学校で習ったところが難しいので基本を復習したい」など、とにかく簡単な問題を解きたい場合にはこの参考書がおすすめです。
中学基礎がため中2数学図形編シリーズの別の参考書
この「中学基礎がため中2数学図形編」には他のシリーズも出ています。
それぞれ学年と範囲が分けられていますので、「自分が勉強したい内容」「自分が苦手な範囲」に合わせて基本を勉強することができます。
- 中学基礎がため 中1 数学 計算編
- 中学基礎がため 中1 数学 関数・図形編
- 中学基礎がため 中2 数学 計算・関数編
- 中学基礎がため 中3 数学 計算・関数編
- 中学基礎がため 中3 数学 図形編
他にも同じシリーズで英語・国語・理科・社会もあります。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 答えを出すまでの過程を示す問題が苦手
- 中3の「相似」の分野が苦手
- 学校で習った範囲の復習がしたい
- 学校の授業に沿って勉強がしたい
- 中1だけどこれから勉強する範囲の予習がしたい
「中学基礎がため中2数学図形編」は中2の図形の基本問題だけを集めた参考書です。
そのため「これだけは押さえておきたい」という問題だけが載っているので、特に「図形」の単元が苦手と感じているならばぜひ使ってみてください。
ただし、この参考書は基本のみで難問は載っていません。
ですのでもう少しレベルアップしたい場合には「中学 自由自在問題集 数学」「チャート式基礎からの中学2年数学」などの参考書がおすすめです。
中学基礎がため中2数学図形編の使い方・勉強法!
それでは具体的に「中学基礎がため中2数学図形編」をどのように使ったらいいのか?その具体的な方法を見ていきましょう。
中学2年生の図形分野は、ただ答えを出すことよりも「答えにたどり着くまでの過程」が重視される問題が多いです。
その点をしっかりと意識しながら、参考書をフル活用しましょう。
中学基礎がため中2数学図形編の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 例を参考に問題を解く
- Step2.
- 1ページ分解くごとに答え合わせをする
- Step3.
- 間違えた問題の間違えた理由を探す
間違えた場合にもう一度解けるよう、参考書に書き込まずに別にノートを用意してそちらに解くようにしましょう。
図形や確率の問題は自分で図を描くことも大切な練習になります。
参考書にあるスペースは図を描くには狭いので、ノートに書き出す方が良いですよ。
2周目
- Step1.
- 別の日に間違えた問題に再チャレンジ
- Step2.
- 再び間違えたらチェックし、理由を確認
- Step3.
- 別の日に間違えた問題に再々チャレンジ
間違えた問題をすぐに解き直すと、答えを覚えてしまっている可能性が大きいです。
間違えた原因を自分でしっかり納得できていればいいのですが、そうでないこともあります。
そのためもう一度ちゃんと理解できているかチェックすると言う意味でも、時間をおいてから再チャレンジした方が良いでしょう。
間違えた問題の理由調べは、教科書を使ってもいいですし、参考書の解説を読んでも良いです。
中学基礎がため中2数学図形編の勉強法の大原則
「中学基礎がため中2数学図形編」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 手を動かして解く
- 解き方を理解できるまで繰り返す
図形の問題は、自分で出題された図形を書いてみることもとても大切です。
「図形の特徴をとらえて描く」「出題の意図を考えながら書き写す」などの作業をすることで、この単元の習得がぐんと早くなります。
また確率の問題も、自分で手を動かして書き出すなどの解き方が重要になってくきます。
その点でも「頭の中だけで考える」のではなく「手を動かして解く」ことが大切です。
また、本書の中に入っている「証明」や「確率」の単元は、解答を読むと「分かったつもり」になってしまうこともあります。
そんなことがないように、自分で解き方を導き出せるようになるまで繰り返し解くこともとても大切です。
こんな使い方は要注意!中学基礎がため中2数学図形編使い方のコツ
ここからは、「中学基礎がため中2数学図形編」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
中学基礎がため中2数学図形編使い方の注意
先ほど挙げた大原則は次の2つでした。
- 手を動かして解く
- 解き方を理解できるまで繰り返す
これ以外にも「中学基礎がため中2数学図形編」を使う上で注意したいことがありますのでご紹介していきます。
早く解くより丁寧に
「中学基礎がため中2数学図形編」は難しい問題が載っていない分、1冊のボリュームは少なめです。
ですので1冊をさっと解き終えて達成感を得ることもできますが、基礎をかためるなら「終わらせる」よりも「丁寧に理解して解く」ことを重視しましょう。
基礎を「何となく」で終わらせてしまうと、レベルアップしていくごとに「いまいち分からない」が積み重なって、最終的には「全然分からない」になってしまいます。
そこを修正するにはやっぱりまた基礎に戻らなければいけません。そうならないためにも、まずは基礎を完璧にすることを目指しましょう。
間違えたら少し前に戻っても良い
問題を間違えたら「時間をおいて解く」ことを紹介しましたが、「少し前の問題に戻って解く」こともおすすめです。
ある問題で間違えたということは、もしかしたらその前の問題が理解できていなかったからかもしれません。
問題を間違えた状態で少し前の問題を解いてみたら、理解していなかった部分が見えてくるかもしれません。
すでに解けていた問題でももう一度解いてみると違う発見があったりしますから、数ページ前に戻って解き直してみると良いですよ。
こういう使いかたもある!中学基礎がため中2数学図形編を最大限活用するコツ!
基本的な使い方をご紹介しましたが、ここでは「中学基礎がため中2数学図形編」の他の使い方もご紹介します。
授業に合わせたプラスアルファの勉強として
学校の授業を受けて、学校で出された宿題をやっているだけだと、「十分に勉強ができているのか不安」と感じないでしょうか?
そんな不安に「数学は苦手」ということも加わるなら、この「中学基礎がため中2数学図形編」を日々の学習に追加してみてください。
学校の授業を聞いて何となく分かった気になっているところを、実際に自分で解いてみることで補ってくれます。
「中学基礎がため中2数学図形編」には学校で使っている教科書を参考にしやすいよう、「教科書対照表」がついています。このように学校の授業に合わせて使いやすいのもいいところですよ。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 手を動かして解く
- 解き方を理解できるまで繰り返す
- 学校プラスアルファの自習教材として活用する
最後にもう一度「中学基礎がため中2数学図形編」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 答えを出すまでの過程を示す問題が苦手
- 中3だけど、「相似」の分野が苦手
- 学校で習った範囲の復習がしたい
- 学校の授業に沿って勉強がしたい
- 中1だけどこれから勉強する範囲の予習がしたい