この記事では「日本一わかりやすい数学の授業」を使う勉強法についてご紹介しています。
「頑張って授業を聞いていても数学の授業に全然ついていけない」ということはないでしょうか?
「苦手だな」「分からないな」と思っていても学校の授業はどんどん進んでいきます。
分からないまま進んでいけば、当然苦手もどんどん増えていってしまいます。その状態が積み重なってしまったら、受験間近になって取り返すのはかなり一苦労です。
できればわからない部分が出てくる度にしっかり解決してきたおきたいですよね。
「そうは言っても何をすればいいのか分からない」という人におすすめなのが「日本一わかりやすい数学の授業」です。
この参考書で、なんとなく抱えている数学の苦手をクリアにすることができますよ。
この記事ではこの参考書の効果的な使い方・進め方についてご紹介していきます。
「日本一わかりやすい数学の授業」の基本情報
「日本一わかりやすい数学の授業」は数学の基礎を学べる参考書です。
「分からないところが分からない」というように漠然と数学を苦手に思っている人に向いている参考書となっています。
「日本一わかりやすい数学の授業」の特徴
では「日本一わかりやすい数学の授業」はどのような特徴のある参考書なのでしょうか?
具体的に詳しく見ていきましょう。
「日本一わかりやすい数学の授業」の特徴1:小学生の内容に戻って勉強できる
1つ目の特徴は、「小学生の内容に戻って勉強できる」ところです。
小学校までの算数と、中学から始まる数学は全くの別物ということはありません。
例えば算数で習った速さや割合の考え方は数学でも必要です。
これから積み重ねていく数学の勉強に向けて、算数の内容をしっかりと理解しておくのは土台固めとしてとても重要です。
この参考書は小学校で習った範囲に戻って勉強を進められるので、そうした土台固めに最適な一冊と言えるでしょう。
算数の勉強に戻って基礎を確認することによって、今「分からないところが分からない」状態だったものがクリアに見えてくるはずです。
「日本一わかりやすい数学の授業」の特徴2:読みやすい
2つ目の特徴は、「読みやすい」ところです。
まずは文字が大きく読みやすいことがあります。細かく説明がたくさん書いてあるとそれだけで勉強する気が削がれてしまいますよね。
また、内容は生徒目線での説明となっています。参考書というと教科書のように淡々と説明していくものもありますが、この参考書は実際に勉強する側の目線で解説などが書かれており、その点でも「読みやすい」と感じられるでしょう。
「日本一わかりやすい数学の授業」のレベル
レベル:中学1年生向け・基礎レベル
「日本一わかりやすい」と書いてある通り、分かりやすさを目指して作られているこの参考書。
レベルとしては数学の基礎がためができるレベルになっています。
「まだ中1なのに数学が全然分からない」「このままではなんとなく不安」といった人に向いている参考書ですよ。
「日本一わかりやすい数学の授業」シリーズの別の参考書
この「日本一わかりやすい数学の授業」はまつがく個別指導塾という塾が出していて、他のシリーズもあります。
- 日本一わかりやすい数学の授業2 (中学2年生以上向け)
- 日本一わかりやすい数学の授業3 (中学3年生以上向け)
それぞれ収録されている単元が異なり、2は中学2年生で習う単元、3は中学3年生で習う単元が扱われています。
また、まつがく式の「日本一わかりやすい授業シリーズ」として英語・国語・歴史・理科も出版されています。
このシリーズを使いやすいと思ったら、他の教科も使ってみると良いですね。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 中1で数学が苦手
- 小学生のときから算数が苦手
- 分からないところが分からない
- 学校の授業だけではきちんと勉強できていない気がする
- 今まで苦手な単元はそのままにしてきた
「日本一わかりやすい数学の授業」は小学校の算数の範囲に戻って、しっかり復習して基礎がためができるのが特徴です。
そのため特に「元々算数が苦手だった」という人にはぴったりの参考書になっていますよ。
逆に「小学校の算数までは大丈夫だけれど数学になってから急に分からなくなった」という場合には、同じ基礎レベルの参考書でも「とってもやさしい 数学中学1年 改訂新装版」や「はいちの楽しくなる数学中1」と言った参考書の方が向いているかもしれません。
「日本一わかりやすい数学の授業」の使い方・勉強法!
それでは具体的に「日本一わかりやすい数学の授業」をどのように使ったらいいのか?その具体的な方法を見ていきましょう。
苦手を克服するためには「参考書を1冊終わらせる」ことよりも「その都度きちんと理解する」ことがとても重要です。
そのことを意識しながら解いていきましょう。
「日本一わかりやすい数学の授業」の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 問題を解く
- Step2.
- 1単元分解くごとに答え合わせをし、間違えた問題にチェックを入れる
- Step3.
- 解説を読んで、間違えた問題の間違えた理由を探す
書き込み式の参考書ではありますが、基礎は繰り返してこそ身につきます。
繰り返し解くためには、参考書には直接書きこまず別にノートを用意してそちらに解くようにしましょう。
2周目
- Step1.
- まずは全体を1回通して解いてみて、2周目はチェックを入れたところを解く
- Step2.
- 答え合わせをして間違えたら再びチェックし、解説をよく読む
- Step3.
- 再び間違えた問題は別の日に再チャレンジする
しっかりと理解できるまで何周でも解きましょう。
間違えた問題はその度に何度でも解説を読み、深めていく作業が大切です。
「基礎だから」「簡単だから」とサラッと流して解いて良いわけではありません。
非常に大切な基礎だからこそしつこいくらいに何度も繰り返し、理解する作業を大切にしてください。
「日本一わかりやすい数学の授業」の勉強法の大原則
「日本一わかりやすい数学の授業」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 理解できるまで繰り返す
- しっかりと基本を確実にする
この参考書の基本ステップでも分かる通り、基礎は何度も繰り返すことが大切。
特に算数や数学を苦手に思っている人は、最低でも参考書を2周は解くようにしましょう。
特にこの参考書は小学校の範囲に戻って、つまづきやすい単元をしっかりと復習しながら勉強できます。
「これは小学校の範囲だから」と適当に勉強しないで、しっかりと固める勉強をしてください。
こんな使い方は要注意!「日本一わかりやすい数学の授業」使い方のコツ
ここからは、「日本一わかりやすい数学の授業」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
「日本一わかりやすい数学の授業」使い方の注意
先ほど挙げた大原則は次の2つでした。
- 理解できるまで繰り返す
- しっかりと基本を確実にする
これ以外にも「日本一わかりやすい数学の授業」を使う上で注意したいことがありますのでご紹介していきます。
理解することを優先に自分のペースで進めよう
「日本一わかりやすい」と書かれている通り、この参考書は理解しやすい言葉で解説がされています。
そのため教科書などを自分で読むよりも「わかりやすい!」と感じられるかもしれません。
ただし、同じものを読んでも理解の度合いは人それぞれ。
この参考書でスイスイと理解を深められる人もいるかもしれませんし、じっくり読まないとなかなか理解が進まない人もいるでしょう。
繰り返しますが大切なのは理解すること。どんどん理解ができる人はどんどん参考書を解き進めてもいいですし、じっくり読んでいく方が良い人はじっくりと読んで進めていきましょう。
手を動かして解く
解説は読んだだけだと「分かったつもり」になってしまうことがあります。
また算数や数学が苦手な人の中には、解き方をすべて頭の中で考えてしまう人も多いです。
計算の過程などを示すのが苦手で、途中式は書かずに解答欄に答えだけを書くなんてことをしていないでしょうか?
それでは自分の「弱点」や「間違いの原因」を見つけるのは非常に難しくなってしまいます。
自分に足りないものを知らなければ、いつまで経っても苦手は苦手のまま。
そうならないためにも、解くときには途中式などをしっかりと書き残しながら進めていくようにしてください。
こういう使いかたもある!「日本一わかりやすい数学の授業」を最大限活用するコツ!
基本的な使い方をご紹介しましたが、ここでは「日本一わかりやすい数学の授業」の他の使い方もご紹介します。
授業の予習教材として使ってみる
「日本一わかりやすい数学の授業」は半分弱くらいは小学生の範囲が載っていますが、残りは中学1年生で習う単元が載っています。
今中学1年生でこの参考書を手に取ってみたのなら、これから習う単元の予習に使ってみるのもおすすめです。
予習をしてある程度その単元の理解をしてから授業を受けると、単元の理解がより深くなります。
これだけで今まで苦手と思って後ろ向きだった数学の授業に、前向きに取り組めるかもしれませんよ。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 理解できるまで繰り返す
- しっかりと基本を確実にする
- 授業の予習教材として使ってみる
最後にもう一度「日本一わかりやすい数学の授業」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 中1で数学が苦手
- 小学生のときから算数が苦手
- 分からないところが分からない
- 学校の授業だけではきちんと勉強できていない気がする
- 今まで苦手な単元はそのままにしてきた