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学習院高等科入試数学独自問題の傾向と対策!基礎を確実に!

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学習院高等科入試の数学では、独自問題が出題されます。

独自問題では「中学校の授業で習った知識がしっかりと身に付いているか」を確認するような問題が出題されます。

奇をてらったような問題は出にくい傾向にありますが、頻出の分野を捉えてしっかりと対策をすることが重要です

この記事では、学習院高等科向けの数学独自問題の傾向と対策についてご紹介します。

学習院高等科入試(数学)の傾向分析

学習院高等科入試の数学について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。

学習院高等科入試(数学)の大問構成と出題範囲

学習院高等科の数学の大問構成は以下の通りです。

  • 大問1:小問集合
  • 大問2:連立方程式に関する文章問題
  • 大問3:関数とグラフの問題
  • 大問4:図形問題

それでは、各大問の詳細を見ていきましょう。

大問1:小問集合

大問1は合計5題の小問があります。因数分解や方程式、図形、確率など、中学で習う範囲の問題が偏りなく出題されます。

標準的な問題がほとんどですので、確実に点を取るためにも苦手分野を無くすことが重要です

大問2:連立方程式に関する文章問題

連立方程式に関する文章問題は、基本的に「文章から式をつくる問題」「それを解く問題」で構成されます。

数学の中でも文章問題が苦手な学生は多いです。問題を正確に把握する力が要求されますので、過去問や問題集でしっかりと対策をしましょう。

大問3:関数とグラフの問題

関数とグラフの問題では、1次関数や2次関数についの問題がグラフと共に出題されます。

「交点を出す問題」「三角形の面積と絡めた問題」などは出題頻度が高いので、問題集などを活用して練習しましょう。

大問4:図形問題

大問4では「多角形や円」などの図形問題が出題されます。

計算問題に加えて証明問題も出題されます。図形の証明はたくさんの問題を解いて解答パターンを身につけることが大切です。

標準的な問題が出題される事が多いため、しっかりと対策を取り高得点を狙いましょう。

学習院高等科入試(数学)の難易度

標準的な難易度の問題が多く難易度はそれほど高くありません。

発想力やひらめきが必要な難問よりも「中学で習った知識を使いこなせているか」を確認する問題が多く出題されます。

合格者の平均点は7割~8割と高く、苦手を無くして失点を抑える事が重要といえます。苦手な分野はしっかりと対策をして高得点を狙いましょう。

学習院高等科入試(数学)解答の際の時間配分

学習院高等科の入試の数学の制限時間は60分です。解答の際の時間配分ですが、以下の配分と順番で解くことをおすすめします。

  • 大問1:小問集合(12分)
  • 大問2:連立方程式に関する文章問題(14分)
  • 大問3:関数とグラフの問題(14分)
  • 大問4:図形問題(14分)

学習院高等科の数学では部分点もあるため、途中計算をしっかりと残して書くことが重要です

見直しの際にミスを発見しやすくするためにも、途中計算は後から見て分かる程度の丁寧さで書きましょう。

学習院高等科入試(数学)の対策と勉強法

学習院高等科の時期別に応じた入試の対策と勉強法についてまとめました。

中3の夏前までにやるべき対策

中学で習う範囲の基礎を固めましょう。

まずは教科書の基本問題を確実に解くことができるよう、中学で習う公式はすべて覚えて使えるようにましょう。

数学は公式の暗記だけでは得点に繋がりにくいです。そのため、実際に公式を使って問題を解く練習を重ねていくことが大切です。

問題を解く際には、間違えた問題を随時チェックしておくことをおすすめします。なぜなら、一度間違えた問題はしばらく経つと同じ間違いをすることが多いからです。

間違えた問題は時間をおいて解きなおしてしっかりと定着させましょう。

中3の夏休みにやるべき対策

夏前には基礎を身につけられたと思うので、夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。

前述のとおり学習院高等科の数学は「中学校の授業で習った知識がしっかりと身に付いているか」をみられる問題が多いです。

そのため、問題演習では偏りなく全ての分野の問題を解いて、自分の苦手分野をはっきりさせると良いです。

そして苦手分野については、持っている参考書の基礎問題は全て解けるようになるまでしっかりと対策をしてください。

余裕がある場合は、学習院高等科の試験に頻出の「連立方程式に関する文章問題」「関数とグラフの問題」「図形問題」に関する問題を解いておくことをおすすめします。

中3の秋に取り組むべき対策

夏休み明けからは、問題演習だけでなく過去問に取り組みましょう。

答えだけでなく途中経過も採点基準に入る問題もあるため、定期的に学校や塾の先生に解答を見てもらうと良いでしょう。

学習院高等科は試験時間が60分と長めに設定されています。時間配分をミスすると全部の問題に取り組めなくなります。全ての問題に手を付けることができるよう、時間をしっかりと測って問題を解きましょう。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

過去問や練習問題を活用して総復習をしてください。取り組んできた問題の中で、間違えた問題を中心に復習しましょう。

また、冬は気温の変化や流行りのウイルスで体調不良になりやすいです。食事や手洗いうがいなど体調管理に気をつけることが大切です

特に直前期には、遅い時間まで勉強するのは避けて早寝早起きを心がけましょう。

まとめ

学習院高等科入試の数学では、「苦手を無くすこと」「基礎問題を確実に解けるようにすること」が重要です。

数学では公式を覚えたからといってすぐに問題が解けるようになりません。数学の問題に関しては、日頃から手を動かして解いて、公式をおぼえるだけでなく「使える」ようにすることを心がけましょう

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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