この記事では、法政大学国際高等学校の数学入試問題の傾向と対策についてご紹介します。
法政大学国際高等学校の数学入試問題は、標準的な問題に加えて難易度の高い問題も出題されています。
そのため、法政大学国際高等学校の数学入試問題に合わせた対策が必要です。
時期ごとのおすすめの勉強方法も掲載していますので、是非受験勉強のご参考にしてください。
法政大学国際高等学校入試(数学)の傾向分析
法政大学国際高等学校入試の数学について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。
法政大学国際高等学校入試(数学)の大問構成と出題範囲
法政大学国際高等学校の数学の大問構成は以下の通りです。
- 大問1:小問集合
- 大問2~4:各単元での大問 ※下記は主な出題範囲
2乗に比例する関数、確率、関数と図形を合わせた問題、平面図形、空間図形
それでは、各大問の詳細を見ていきましょう。
大問1:小問集合
大問1は小問集合の問題となります。小問は6~8問程度出題されます。
過去の出題分野として、以下のような中学で習う範囲からまんべんなく出題されています。
「式の計算」「2次方程式」「数列」「平方根」「多項式」「連立方程式」「平面図形」「確率」「場合の数」など
難易度は標準~応用レベルです。ここで出題される標準レベルの問題は確実に得点しましょう。
大問2~4:各単元での大問
大問2~4では、確率や図形の問題など中学生で習う各単元ごとの大問が出題されます。
毎年それぞれの大問で出題される分野は異なります。
その中でも「2乗に比例する関数」「図形」の問題は頻出です。特に力を入れて対策をしておきましょう。
前半の小問では標準的な問題が出題され、後半に応用的な難易度の高い問題となるパターンが多いです。
また、計算量の多い問題も出題されます。
標準問題は確実に得点することに加え、難易度の高い受験用の問題集も活用してしっかりと対策をすることが大事です。
法政大学国際高等学校入試(数学)の難易度
教科書や標準的なレベルの問題も出題されますが、応用問題も多く出題されるため難易度は高いです。
教科書などでしっかりと基礎を身に付けた上で、受験用の問題集を使用して受験勉強を進めましょう。
法政大学国際高等学校入試(数学)解答の際の時間配分
法政大学国際高等学校の入試の数学の制限時間は50分です。
解答の際の時間配分ですが、以下の配分と順番で解くことをオススメします。
- 大問1:小問集合(10~15分程度)
- 大問2~6:各単元での大問(各10分程度)
法政大学国際高等学校の数学入試問題は問題数はそこまで多くないため、時間配分に気を付ければ全ての問題を解く時間は十分にあります。
そのため、まずは大問前半の問題など解ける問題を確実に解いてから、難易度の高い問題に挑戦することをおすすめします。
法政大学国際高等学校入試(数学)の対策と勉強法
受験の時期によって、勉強内容や気を付けるべきポイントが変わってきます。
この章では法政大学国際高等学校の時期別の入試の対策と勉強法についてまとめましたので、参考にしてください。
中3の夏前までにやるべき対策
この時期は中学で習う範囲の基礎を固めましょう。
前述の通り、法政大学国際高等学校の入試問題では標準~応用レベルの問題が出題されます。
難易度の高い問題を解くためには、この時期に基礎を確実に身に付けておくことが重要です。
具体的には、まずは教科書の基礎問題から章末問題まで解いて苦手分野を無くしましょう。
まだ習っていない中学3年の分野の基礎を効率的に予習したいという人は、「中学ニューコース参考書中3数学」や「チャート式 基礎からの中学3年数学」などの参考書を活用することもおすすめです。
苦手分野については、同じ問題を解きなおすだけではなく、問題集で関連する範囲の問題を解くことが望ましいです。
また、法政大学国際高等学校の入試問題では計算力が必要な問題も出題されます。
そのため、この時期に計算量の多い問題に慣れておくことも重要です。
なぜなら、難しい計算をできるようになったり計算ミスを減らしたりする能力は、すぐには身につかないからです。
計算量の多い問題でミスの多い人は、少しでも多くの問題を解いて実際に手を動かすことで、少しずつ計算力を上げていきましょう。
中3の夏休みにやるべき対策
夏前には基礎を身につけられたと思いますので、夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。
法政大学国際高等学校の数学の入試問題の対策としては、私立高校受験用の問題集で演習することをおすすめします。
問題演習では、苦手な分野を見つけるためにも偏りなく全ての範囲の問題を解きましょう。
苦手分野は、受験用の問題集・教科書・参考書などをすべて活用して確実に克服をしてください。
中3の秋に取り組むべき対策
夏休み明けからは、問題演習だけでなく過去問に取り組みましょう。
できるだけ昔の問題までしっかりと解くことが大切です。
前述のとおり、法政大学国際高等学校の数学は比較的時間の余裕はあります。
しかし、「大問後半の難しい問題に時間をかけすぎる」など、時間配分を失敗してしまうケースも考えられます。
そのため、時間をしっかりと計って問題を解くことを繰り返し、自分の得点できる問題を確実に解き切る練習をしましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
過去問や問題集を活用して総復習をしましょう。
追い込みの時期の勉強範囲に悩んでいる場合は、出題頻度の高い「2乗に比例する関数」「図形」の問題を解くことをおすすめします。
また、この時期は気温の変化などで体調不良になりやすいです。
「手洗いうがいをしっかりする」「いつも通りの睡眠時間を確保する」「ご飯をいつもと同じ時間に食べる」など、体調管理に気を付けましょう。
まとめ
法政大学国際高等学校入試の数学入試のポイントは「早い時期に基礎を確実に固めること」です。
数学の問題を解くための「計算力」や「考える力」はすぐには身につきません。
そのため、できるだけ早くから教科書や参考書などを活用して苦手分野の対策を実施しましょう。