この記事では「中学基礎がため中1数学計算編」を使う勉強法についてご紹介しています。
「計算」は数学を勉強していく中でも、基礎となる重要な範囲です。その計算を、中学1年生の範囲に限定して練習できるのがこの「中学基礎がため中1数学計算編」です。
「数学の基礎をしっかり固めたい」「数学が苦手で基礎からやり直したい」など、自分の力で中1数学の計算を勉強したいならばこの参考書がおすすめです。
ぜひここでご紹介する参考書の進め方を実践してみてください。
中学基礎がため中1数学計算編の基本情報
「基礎」と名前のついている通り「中学基礎がため中1数学計算編」は、中学1年生で習う計算の分野のみに特化しています。この1冊で中1数学計算の基本をおさえられますよ。
中学基礎がため中1数学計算編の特徴
では「中学基礎がため中1数学計算編」はどのような特徴のある参考書なのでしょうか?具体的に詳しく見ていきましょう。
中学基礎がため中1数学計算編の特徴1:スモールステップ
1つ目の特徴は、出版しているくもん独自の「スモールステップ」で進んでいくところです。
最初はやさしい問題を解き、少しずつレベルが上がっていきます。
そのため基礎をひとつひつとしっかりとかためながら無理なく解き進められます。
中学基礎がため中1数学計算編の特徴2:自分でレベルアップしていける
2つ目の特徴は、「自分だけの力で解き進めていきやすい」ところです。
例えば教科書を読んで自分の力だけで勉強を進めていくのは、なかなか難しいですよね。
解説を読んで理解できれば良いですが、中にはどれだけ考えても分からない内容も出てくるでしょう。そのような場合は、どうしても先生の指導や解説が必要なってきます。
しかしこの参考書は急に問題のレベルが上がらないので、突然問題が分からなくなることが少ないです。
しかも実践形式なので、知識を暗記しただけで分かったつもりになるということが少ないのも良いところですね。
このような工夫がなされているので、学校で習っていなくても、塾に通っていなくても、自分の力で進めやすい参考書です。
中学基礎がため中1数学計算編のレベル
レベル:中学1年生向け・基本レベル
参考書のタイトルにも入っている通り、本書の中で扱われている内容は中学1年生向けです。レベルとしても学校で習うレベルの基礎になります。
そのため、中学1年生の計算の分野で、「基礎をおさえたい」「基本の計算力を身に着けたい」という場合にぴったりの参考書です。
中学基礎がため中1数学計算編シリーズの別の参考書
この「中学基礎がため中1数学計算編」には他のシリーズも出ています。
それぞれ学年と範囲が分けられていますので、「自分が勉強したい内容」「自分が苦手な範囲」に合わせて基本を勉強することができます。
- 中学基礎がため 中1 数学 関数・図形編
- 中学基礎がため 中2 数学 計算・関数編
- 中学基礎がため 中2 数学 図形編
- 中学基礎がため 中3 数学 計算・関数編
- 中学基礎がため 中3 数学 図形編
他にも同じシリーズで英語・国語・理科・社会もあります。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 中1の計算を完璧にしたい
- これから習う中1計算の範囲を予習したい
- 学校で習った範囲の復習がしたい
- 学校の授業に沿って勉強がしたい
- 計算が苦手なので、簡単なところから計算力をつけたい
「中学基礎がため中1数学計算編」は「簡単で基礎的な中1範囲の計算問題」が載っています。
ただし、これだけで中1の数学を網羅できるわけではありません。
そのため、中1の数学の基礎を完璧にしたいならば、同シリーズの「中学基礎がため中1数学関数・図形編」なども解いてみると良いでしょう。
また、この参考書に難問は載っていません。ですのでもう少しレベルアップしたい場合には「中学 自由自在問題集 数学」「チャート式基礎からの中学1年数学」などの参考書がおすすめです。
中学基礎がため中1数学計算編の使い方・勉強法!
それでは具体的に「中学基礎がため中1数学計算編」をどのように使えばいいのでしょうか?その具体的な方法を見ていきましょう。
ポイントは「どのように解いたら基礎がしっかりと身につくかを知っておく」ということです。
難問がないのでボリュームがなく、簡単に早く終わらせることもできる参考書ではあります。けれど、早く終わらせるよりもいかに基礎固めをするかを重視しましょう。
中学基礎がため中1数学計算編の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 例を見て問題を書き込まずに解く
- Step2.
- 1ページ分解いたら答え合わせをする
- Step3.
- 間違えた問題は、例や教科書を見て確認する
書き込み式の参考書ですが、基礎を固めるためには書き込まずに解いていきましょう。
また、間違えた問題は「計算ミス」なのか「計算自体を理解していなかった」なのかをはっきりとさせます。計算自体を理解していなかったのであれば、次のステップが重要です。
2周目
- Step1.
- 例を見て解き方を確認
- Step2.
- 間違えた問題をもう一度解く
基礎的な問題だからこそ、さらさらと解き進めてしまいそうですが、それでは基礎は固められません。
特に数学が苦手であれば、基本を徹底的にマスターすることに専念しましょう。
中学基礎がため中1数学計算編の勉強法の大原則
「中学基礎がため中1数学計算編」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 基本の計算はとても大事!身につくまで繰り返す
- 間違えた理由は必ず確認
算数から数学になると、急に計算が抽象的になります。
例えば、小学校の算数までは具体的な数字だったのに、数学になった途端「xが出てきた」「負の数が出てきた」「数を数式で表現する」というような変化が起こります。
それが苦手だとずっと数学が苦手なまま。そうならないように、この中1の計算はその概念を習得できるまで徹底的に繰り返しましょう。
また、間違えた問題には必ず理由があります。そこから「自分は計算ミスが多いのか」「そもそも計算の仕方を本当は理解していないのか」が分かりますよね。
この理由が分かれば次に行動するべきことが分かります。そうして次へ次へとステップを上がっていくことができますよ。
こんな使い方は要注意!中学基礎がため中1数学計算編使い方のコツ
ここからは、「中学基礎がため中1数学計算編」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
中学基礎がため中1数学計算編使い方の注意
先ほど挙げた大原則は次の2つでした。
- 基本の計算はとても大事!身につくまで繰り返す
- 間違えた理由は必ず確認
これ以外にも「中学基礎がため中1数学計算編」を使う上で注意したいことがありますのでご紹介していきます。
簡単な問題だからこそじっくりと
こちらは「数学が得意!」という場合より、「数学が苦手…」という場合にあてはまります。
面倒くさがらずに「間違えた問題」や「理解できない問題」を丁寧に理解して自分のものにしていきましょう。
逆に簡単な計算問題でもこの1冊を丁寧に仕上げれば、数学の基礎が完璧になります。
全ての数学問題の基本となる計算力を身に着けることで、他の単元へ行っても計算が足を引っ張ることはなくなりますから、自身を持って数学を勉強していけますよ。
必要な時には教科書を参考に
「中学基礎がため中1数学計算編」は、解くことを主にした参考書です。
解き方を長々と解説するよりは、実際に解いてみて解き方を身につるというのがメインになります。そのため解き方の例はありますが、解説は少ないと感じるかもしれません。
そんなときは教科書を参考にしてみてください。「中学基礎がため中1数学計算編」には教科書を参考にできるように「教科書対照表」がついています。
分からないところは教科書も併せて見てみるとより理解が深まるでしょう。
こういう使いかたもある!中学基礎がため中1数学計算編を最大限活用するコツ!
基本的な使い方をご紹介しましたが、ここでは「中学基礎がため中1数学計算編」の他の使い方もご紹介します。
中学入学前の準備として使える
中学に入学する前の準備期間に、中学で勉強する内容を先取りしたい場合に「中学基礎がため中1数学計算編」は大変取り組みやすいです。
もちろんまだ中学校の数学を習っていませんが、それでも自分で進められるように簡単な問題から始められます。
中学の勉強でロケットスタートをきりたいという場合、ただ教科書をパラパラと読むよりも、実践を積めるこちらの参考書の方がおすすめですよ。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 数学が苦手なら繰り返してしっかり身につける
- 必要なときは教科書を確認する
- 中学入学前の準備にも活用できる
最後にもう一度「中学基礎がため中1数学計算編」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 中1の計算を完璧にしたい
- これから習う中1計算の範囲を予習したい
- 学校で習った範囲の復習がしたい
- 学校の授業に沿って勉強がしたい
- 計算が苦手なので、簡単なところから計算力をつけたい