国語は短期的に成績を上げられる科目ではないので、中学1~2年生の時から対策が必要です。
なぜなら国語は読解問題など暗記メインではない問題も多く、中長期的に勉強しないと得点が上がりにくい科目だからです。
今のうちから勉強しておかないと後々勉強してもなかなか得点に繋がらないため、他の科目の足を引っ張ってしまう可能性があります。
ここからは、中学1~2年生のうちからやっておきたい対策について紹介します。
都立高校入試国語・中1〜中2から対策すべきこと
では、中学1~2年生からどのような対策を行うべきなのでしょうか?
漢字を完璧にする
定期的に漢字の読み書き問題の対策に取り組みましょう。
都立高校入試において漢字の読み書き問題の配点は20点です。
配点比率も高く勉強すればするほど得点に繋がるため、漢字で満点を取れるようにしっかり対策してください。
対策するといってもそこまで時間をかけて対策する必要はありません。電車やバスの中など通学時間をうまく活用して勉強しましょう。
ここで重要なのは「継続的に漢字の勉強をすること」です。漢字は一度見ただけでは覚えられません。
一度勉強してから時間が経ってしまうと内容を忘れてしまうので、スキマ時間でもいいので毎日続けることが大事です。
授業の復習とテスト対策に真面目に取り組む
高校受験に向けて定期テスト対策や授業の復習を行ってください。
定期テスト対策を行うことで内申点も良くなるので、推薦入試も視野に入れることができます。
都立高校では中学3年生の内申点しか見られない中学生3年生から急激にあがることはないので、中学1〜2年生の時から内申点を上げておくことが重要です。
学校の選択肢を広げるためにも定期テストでは良い点を取りましょう。
また、都立高校入試の範囲は中学で学ぶ教科書の全範囲です。そのため、中学1~2年生のうちから勉強することで基礎も身に付きますし、他の受験生と比べて優位に立てます。
さらに、中学1~2年生から勉強することでより高いレベルの高校を狙える可能性も高まります。具体的には「独自問題を出題している一部のハイレベル都立高校」です。
この独自問題は教科書の範囲を超えた内容が出題されます。そのため、早めに教科書の内容を学んでおくことでそれ以上の範囲の勉強に取り組む余裕が生まれるのです。
こんな勉強法もある!都立高校入試に向けた国語の対策
学校の定期テスト対策など普段から勉強習慣を持っておくだけでも十分対策になりますが、より高校入試に向けた対策を行うための対策についてもまとめました。
参考書や問題集を活用する
普段の授業や教科書だけではなく、参考書や問題集を使って勉強しましょう。
なぜなら、学校では問題を解く機会が定期テストくらいしかないことが多いので、学校だけでは問題演習量が圧倒的に足りないからです。
都立高校で出題される読解問題は暗記要素が少ないため、ある程度問題数をこなす必要があります。参考書や問題集を活用してあらゆる問題にも対応できるようにしましょう。
例えば読解問題の解き方をわかりやすく解説してくれる『「解き方」がわかる国語』や『システム中学国語』などです。
また、余裕があれば過去問に取り組むのもいいでしょう。過去問に取り組むと出題傾向もわかりますし、より実践的な対策になります。
がっつり取り組まなくても「どんな問題が出るのか?」だけは一目見ておきましょう。
まとめ
国語は勉強量に比例して成績が伸びる科目ではないので、得意不得意が大きく分かれる科目です。
そのため、直前期など時間がない時に慌てて勉強しても得点に繋がりにくいため、中学1~2年生から事前に勉強し続けることが大切です。
漢字の読み書き問題や学校の定期テストの対策はもちろん、余裕があれば参考書や問題集でも対策してみましょう。