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慶應義塾志木高等学校入試(英語)の傾向と対策!

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慶應義塾志木高等学校の英語入試は、高度な語句や文法知識、長文読解力を必要とし、総合的な英語力が求められます。

そのうえ長文読解も大問3題あり、スピーディーな速読力と正確な読解力の両方が必須です。ここでは慶應義塾志木高等学校の英語入試の傾向と対策を紹介します。

慶應義塾志木高等学校入試(英語)の傾向分析

大問は5部構成です。例年、「長文読解①」「長文読解②」「長文読解③」「適語補充問題」「適語選択問題」の5題が出題されます。

都内近郊の難関校の一つのため、英検準2級レベルの語彙、文法知識や英語読解力が求められます。

また英文和訳は難易度も高く、日本語での的確な表現が必要です。さらに前後の文脈を基に、英文中の指示語を明らかにする読解力も問われます。

慶應義塾志木高等学校入試(英語)の大問構成と出題範囲

2020年度の大問構成は以下のようになっています。

大問 内容
大問1 長文読解①
大問2 長文読解②
大問3 長文読解③
大問4 適語補充問題
大問5 適語選択問題

大問1 長文読解①

大問1は長文問題です。適語補充問題や英文和訳、内容正誤問題など幅広く出題されます。3題の大問のうち、最も長文読解力が問われる問題です。

長文の文章量は問題用紙で1枚と半分程度です。文章量はそこまで多くはないものの、日ごろから600~700単語程度の英文を読み慣れておくとよいでしょう。

また、早く読み正確に解くことが求められるため、長文の内容のみならず趣旨を理解するように読むことがおすすめです。

大問2 長文読解②

大問2も長文読解問題です。大問1と異なり、穴あきの本文に適切な文章を選択する問題形式になっています。

英文和訳や並び替え問題はないものの、長文を読み前後の文脈から適切な文章を選ぶという難易度の高い問題です。

そのため長文を正しく読む読解力はもちろん、前後の文章から推測する文脈力も求められます。

大問3 長文読解③

大問3も長文読解で選択肢の正誤問題です。本文の内容に対して、設問の文章があっているかを選択する問題になります。

この問題の特徴として、1つの設問に対して2つの文章が用意されている、という点が挙げられます。

それらに対して「両方正しい」「片方だけあっている」「両方間違っている」と3パターンのいずれかの解答を求められます。

このような形式のため、長文の一部を理解するだけでは問題に対応しきれません。そのため全体を通して、英文の内容を把握する読解力が必須です。

大問4 適語補充問題

大問4は適語補充問題です。内容は、1つの文を同じ意味で別の表現で表す問題になります。

表現の言い換えは知識問題のため、勉強して知っていないと解けません。語彙や語句の言い換えの表現をしっかりと覚えておきましょう。

大問5 適語選択問題

大問5は適語選択問題です。穴抜けの文章から指定された語句を選択して、英文を完成させる問題になります。大問4と同様に語彙力を高めておきましょう。

慶應義塾志木高等学校入試(英語)の難易度

慶應義塾志木高等学校の英語の難易度は標準から高い難易度です。

長文読解は大問で3題あり、分量が多い上に高校1年生レベルの語句も出題されるため、高い英語力が求められます。

そのため、英語を解く「速読力」と「精読力」は必須でしょう。

慶應義塾志木高等学校入試(英語)解答の際の時間配分

大問 内容 目安時間
大問1 長文読解① 20分
大問2 長文読解② 10分
大問3 長文読解③ 10分
大問4 適語補充問題 0分
大問5 適度選択問題 10分

試験時間は60分です。
慶應義塾志木高等学校の英語は長文問題が大問3題あります。

大問1から長文問題となっており、大問の順番通りに解いていくと、大問4、5の知識問題で時間不足になる恐れもあります。解く順番を試験前から決めておくいいでしょう。

そして英語の試験時間が60分であることを考えると、大量の英文を素早く理解しなければなりません。

そのため英語で高得点を得るためには、問題を正しく早く解く「正確性」と「速読力」が求められます。

また語句、文法などの知識問題も大問2題と多く、こちらで時間を取られ過ぎないようにする工夫も必須です。そのため、時間配分を考えながら入試を解いていきましょう。

慶應義塾志木高等学校入試(英語)の対策と勉強法

私立高校の入試は独自の傾向があります。
高校独自の傾向に対応するためには、志望校の傾向に特化した勉強をしていきましょう。そのためには、しっかりと計画を立てた勉強が必要です。

中1・中2のうちにやっておきたい対策

中1・中2のうちに文法・語彙・構文・熟語のレベルを高めましょう。

慶應義塾志木高等学校の英語入試は、英検準2級レベルの単語力が求められます。

そのため、受験直前に単語を詰め込むよりも早い段階から勉強することをおすすめします。

具体的には、単語帳や熟語帳を読み語彙を増やしていきましょう。そうすれば、中3になってから長文読解問題に集中して演習できるからです。

またこの時期に長文勉強をするとしたら、教科書の本文を書き写すことをおすすめします。英文を書くことによって、英語の内容を自分で整理できます。

また、書き写した英文の下に日本語訳を書いたり、文法や分からない単語に線を引いたりするだけでも、基礎の勉強になります。

簡単な文章を的確に読めるように、教科書の内容をしっかりと定着させていきましょう。

中3の夏前までにやるべき対策

中3の夏前までには、文法・語彙・構文・熟語の問題演習を始めましょう。

特に慶應義塾志木高等学校の英語入試では、文法問題や文章が同義になるようにする言い換え問題も多く出ます。

これらに対応した問題集に取り組みましょう。

そして長文読解対策も始めてください。おすすめは英語の長文集です。単語数で600字程度の文章を読んでいきましょう。

問題を解くまでは難しいという場合でも、英文を毎日読むようにしてください。毎日継続して続けることで、英文への苦手意識が減っていきますよ。

中3の夏休みにやるべき対策

中3の夏休みでは長文読解の対策を中心に勉強しましょう。

基礎問題→応用問題の順番です。最初に基礎問題をじっくり演習し、英語の課題を見つけてください。

ここで無理をして応用問題に手を出してしまうと、まったく解けない可能性が高いです。必ず基礎が定着しているかを確認してから挑戦しましょう。

問題演習で気を付ける点は、解説を熟読することです。こうすることで、答えだけではなく解答プロセスやおすすめの考え方など、基礎知識に加えて解答のコツも勉強できます。

ただ答え合わせをするのではなく、解き方も自分のものにする意識で問題集に取り組みましょう。

中3の秋に取り組むべき対策

中3の秋からは志望校の過去問演習も加えていきましょう。難関校は試験問題の難易度が高く、その高校独自の傾向を把握する必要があります。

そのためにも過去問演習を通して、志望校の入試問題に慣れていきましょう。

例年の試験問題の傾向を把握した後は、過去問演習では解く順番を考えてください。多くの高校入試は前年から問題傾向は変化しません。そのため試験前にある程度の試験の戦略を練れます。

たとえば、「先に知識問題を解いて後から長文読解を解く」「長文問題の中でも内容正誤問題から解く」など、自分なりに作戦を立てていきましょう。

また時間配分も意識してください。練習時点では、大問毎に時間を区切って演習するのもおすすめです。

例えば、大問1は10分と決めてタイマーをセットし問題を解くといった具合です。

そうすることで、時間配分だけではなく試験本番を意識した問題演習に取り組めますよ。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

中3冬や受験期直前期に取り組むべき対策は、秋に引き続き過去問演習です。

演習時間も60分とし、試験本番さながらの環境で取り組みましょう。

試験本番と同じような環境で演習することで、当日の緊張を少しでも解きほぐすことができます。

そうはいっても、試験本番は独特の雰囲気もあり、練習しきれないかもしれません。そんな事態に慣れるためにも、緊張感を高めて最後の調整をおこないましょう。

そして演習した問題は、復習し入試への対策を万全にしてくださいね。

まとめ

慶應義塾志木高等学校の英語入試は、英検準2級レベルの高い語句や文法知識及び長文読解力など、総合的な英語力が必要不可欠です。

これらの英語力は地道に積み重ねた上にしか、身に付きません。

そのため、一夜漬けのようにその場しのぎの勉強ではなく、将来を見据えた勉強を続けていきましょう。

そうすることで、必要となる実力が確実に身についていきます。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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