東京都三鷹市にある私立法政大学高校。推薦入試と一般入試があり、どちらとも英語の試験が課されます。
今回は、そんな法政大学高校の一般入試英語試験の傾向分析や大問構成についてまとめます。
また、直前までの対策法や勉強法についてもご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
私立法政大学高校入試英語の傾向分析
法政大学高校の英語入試の傾向分析をしていきます。平成24年度の入試問題を参考にしています。
私立法政大学高校入試英語の大問構成と出題範囲
法政大学高校の英語入試は、全部で大問が11問出題されます。大問内容を詳しく見ていきましょう。
大問A~C:リスニング
大問1はリスニング問題です。A~Cまで3問あります。
公式の過去問には記載がありませんでしたので、詳しい問題内容は省略させていただきます。
大問D:穴埋め
問題Dからリーディングが始まります。大問2は穴埋めの問題です。文字が与えられているので、空欄にあてはまる単語を書きます。
問題は10問あります。
大問E:文法
大問Eは、文法の問題です。動詞や接続詞などを空欄にあてはまるように選ぶ問題が出題されています。
全部で10問あります。
大問F:穴埋め
大問Fも穴埋めの問題です。提示されている2つの文が同じ意味になるように空欄に当てはまる単語を入れます。
空欄が1つの問題もあれば、2つ以上ある問題もあります。全部で5問です。
大問G:並べ替え
大問Gは並べ替えの問題です。カッコ内に様々な単語が並んでいるので、それらを並べ替えて文を作ります。文を作る際に、不足している1語を補わなければなりません。
全部で5問あります。
大問H:長文
大問Hは長文問題です。質問も選択肢も全て英語で書かれた問題が5問出題されます。長文の長さは比較的短いと言えるでしょう。
大問I:長文
大問Iも長文問題です。こちらも、質問と選択肢両方とも英語で記載されています。
小問は5問あります。
大問J:グラフ
大問Jはグラフの問題です。グラフを読み取り、空欄のある質問にあてはまる単語を選択肢の中から選びます。
全部で5問あります。
大問K:応用問題
マンガ形式の4つのイラストが掲載されています。吹き出しが空欄になっているので、そこに当てはまる文を20語あたりで書く問題が出題されていました。
以上が出題傾向です。出題範囲はリスニング、リーディング、ライティングの3分野です。
私立法政大学高校入試英語の難易度
法政大学高校入試の英語科目の難易度は中級と言えるでしょう。理由として、時間のわりには問題数が多いという点が挙げられます。大問自体も11問ありますし、一題一題の小問数も多いです。
そのため時間配分に気を付けて解かなければ、最後の最後で時間がなくなってしまい「全部解答できなかった」となってしまうこともあります。
また、グラフや図の吹き出しに当てはまるセリフを入れる問題も難易度が高いと言えるでしょう。
短い時間で趣旨を把握し、設問に答える必要があります。
以上2点から中級だと判断しました。
私立法政大学高校入試英語解答の際の時間配分
法政大学高校入試の英語科目の試験時間は60分です。
時間配分は以下の通りです。
- 大問A~C:10分
- 大問D:5分
- 大問E:5分
- 大問F:5分
- 大問G:5分
- 大問H:5分
- 大問I:10分
- 大問J:5分
- 大問K:10分
大問A~Cのリスニング問題は、10分かかることが予想されます。残り時間は、45~50分です。
大問D~Gまでは、穴埋めや並び変えなどの問題です。問題量は多いですが、長文やライティングに時間を残したいのでそれぞれ5分程度で解けるといいですね。
大問Hからは長文が始まります。大問Hは大問Iと比べて文章も短く、問題数も多いので5分で解けるでしょう。
大問Jもグラフを素早く把握できると、比較的速く解ける問題です。大問Kは状況を把握するのに時間がかかるため10分取りました。
この時間配分でギリギリです。見直しの時間が欲しい人は、大問D~Gの問題を素早く解きましょう。
私立法政大学高校入試英語の対策と勉強法
ここからは法政大学高校入試の英語科目の対策や勉強法をご紹介します。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1、中2のうちには、今まで教科書で習った問題を全て解けるようにしておきましょう。
中3からは再び文法やもっと字数の多い長文の勉強が始まるため、基礎固めは中1、中2の間にしておきましょう。
また、覚えている英単語の量を増やしておきましょう。英語は単語の意味が分からないと何も始まりません。
覚えている単語の数を増やすことで、長文もスラスラ読めるようになりますよ。
中3の夏前までにやるべき対策
既に習った文法や語法で苦手な部分を重点的に復習しましょう。
法政大学高校では、文法に関する問題が多く出題されています。そのため基本的な文法は、復習を徹底的にしておくことをおすすめします。
また、リスニングが苦手な人は毎日リスニングをしましょう。1.5倍速で聞くと本番の音声がゆっくり聞こえますよ。
中3の夏休みにやるべき対策
過去問を一度解き、自分の苦手を把握しましょう。把握した後は、入試までの半年の使い方の計画を立てます。
法政大学高校の英語入試の出題範囲は、リスニング、リーディングだけでなくライティングもあります。
自分がどれが苦手なのかやどうすれば克服できるのかなどを調べ、残りの時間を有効活用してください。
中3の秋に取り組むべき対策
中3の秋には過去問や予想問題集、同じレベルの高校の過去問などを解いていきます。文法や長文、ライティングなど様々な種類の問題を何度も解くことが大事です。
何度も問題を解くことで出題パターンに慣れることができますよ。
また、法政大学高校の英語入試では、問題数が多いことが予想されます。時間配分を考えながらできるだけ速く解く練習をしましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
本番直前は、今まで自分が使ってきた問題集や過去問を使い、復習を繰り返します。心に余裕があれば、傾向が同じ新しい問題や予想問題に取り組んでも良いでしょう。
時間感覚を身に着けるために、本番と同じ時間で同じ分量の問題を解く練習もためになりますよ。
60分インターバルでリスニングや長文を含む様々な種類の問題を解いてみましょう。解き終わったら、復習も忘れずにしましょうね。
また、単語やリスニングは本番まで毎日続けることをおすすめします。
入試に臨む上での注意点
入試に臨む上での注意点が1つあります。それは、時間配分に気を付けることです。
何度も言いますが、法政大学高校英語入試の問題数はとても多いです。11題を60分で解かなければなりません。
そのため、問題の雰囲気を見て優先順位をつけていく作業が必要となってきます。例えば、分からない文法や並び替えの問題は飛ばして次の問題に進むという潔さも必要です。
時間が足りなくならないように気をつけましょう。
まとめ
今回は、法政大学高校入試の英語科目の出題傾向や勉強法をご紹介しました。
是非お伝えした勉強法を基に入試対策をしてみてください。
特に、60分インターバルで過去問と同じレベルの様々な問題を解く練習をしておけば、時間配分を身にしみこませることができます。
本番でもスムーズに解くことができるでしょう。
最後まで諦めずに頑張ってくださいね!