難関校入試対策を行っていることで有名なZ会。何十年間も入試対策を行ってきたZ会のノウハウを詰めた英文法書が、「中学英文法Fine」です。
「基礎から入試対策まで一冊で終わらせたい……」「カラフルな参考書で気分を上げたい……」と言う人におすすめです。
この記事では、「中学英文法Fine」の使い方・「中学英文法Fine」を使った勉強法をお伝えします。ぜひ、この記事であつかう基本の使い方を実践してみてください。
「中学英文法Fine」の基本情報
「中学英文法Fine」は、入試の基本から応用的な文法まで幅広く拾うことができる文法書。体裁はとてもカラフルですが、重要な意味がきちんと整理されているので、モノクロに慣れている人も使いやすいでしょう。
「中学英文法Fine」の特徴
「中学英文法Fine」は、カラフルで分かりやすい文法書で、基本から入試対策までカバーすることができます。
見開きでターゲット例文と解説、ユニットごとには確認問題が付いています。そんな「中学英文法Fine」の特徴は2つあります。
それは「中学3年間の文法がまとまっている」点と「練習問題が付いている」点です。以下で詳しく見ていきましょう。
「中学英文法Fine」の特徴1:中学3年間の文法がまとまっている
1つ目の特徴は、中学3年間の文法がまとまっているということです。この文法書は中学1年生から3年生で習う基礎的な英文法を80レッスンで効率よく学習できます。
しかも他の参考書は教科書に出てくる文法をおさえて終わりですが、「中学英文法Fine」では入試対策に使える文法や使い方まで網羅しています。
1冊の文法書を入試本番まで使いたい人は、「中学英文法Fine」がおすすめです。
「中学英文法Fine」の特徴2:練習問題が付いている
「中学英文法Fine」には、ユニットごとに確認問題が付いています。大問が5問程度あり、空欄穴埋めや例文を作る問題などがあります。
練習問題が付いていない参考書だと、別で購入しなければならなくなったり、アウトプットをしないまま次に進んでしまうことが多いです。
しかし、「中学英文法Fine」では学んだ後にすぐアウトプットをすることができるので、記憶に定着しやすくなります。
「中学英文法Fine」のレベル
レベル:中学1年生から3年生の基本レベル~公立高校・私立高校・最難関レベル
この「中学英文法Fine」は、中学1~3年生で公立高校や私立高校、最難関高校を目指している人におすすめの参考書です。基本的な文法の解説から入試対策に使える文法の解説までが揃っています。
中学1年生や2年生は自分が習った所だけ復習してもいいですし、中学3年生は1冊を通して受験の基礎固めから実践まで行ってもいいでしょう。
「中学英文法Fine」シリーズの別の参考書
この「中学英文法Fine」はZ会から出版されています。Z会が出版している中学生向けの本には、「速読英単語 中学版」や「速読英単語 中学版 書き込み式単語ノート」があります。
心に残る英文のストーリーを使って覚える、新しいタイプの単語帳です。単語の意味を英文の内容と合わせて学習できるので、忘れにくくなります。
単語がなかなか覚えられない人は、「速読英単語 中学版」を使ってみてはいかかがですか?
こんな人におすすめ!チェックリスト
- カラフルな参考書でやる気アップしたい!
- 基本の文法を知りたい!
- 入試対策まで1冊で終わらせたい!
- 効率よく体系的に覚えたい!
- 練習問題が欲しい!
- 志望校が公立・私立・最難関高!
「中学英文法Fine」はカラフルな参考書なので、色やイラストがあった方が勉強が楽しいと感じている人におすすめです。各ページごとにテーマ色があり、吹き出しや解説もカラフルなためモチベーションアップに繋がるでしょう。
しかし、シンプルな文法書で勉強したい人には向いていません。そんな人には、「中学3年間の英語が1冊でしっかり分かる本」や「くもんの中学英文法」がおすすめです。
中学3年間の英語が1冊でしっかり分かる本の記事リンク
くもんの中学英文法の記事リンク
また、「中学英文法Fine」は高校入試対策までまかなえる本になっています。そのため基本文法を紹介しているページも少しレベルが高いです。
難関校を目指している人や、元々英語がそこまで苦手ではない人の方が、効率的に使えるでしょう。
「英語が本当に苦手…」「教科書レベルの文法で十分」と思っている人は、「ハイパー英語教室 中学英文法」や「中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく」から始めましょう。
ハイパー英語教室 中学英文法の記事リンク
中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすくの記事リンク
「中学英文法Fine」の使い方・勉強法!
ここからは、「中学英文法Fine」の具体的な使い方をまとめていきましょう。文法書は使い方次第で「全然身につかない」ということになってしまいます。
原則は「例文を覚える」「アウトプットをする」こと。このことについて詳しく見ていきましょう。
「中学英文法Fine」の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 最適な学習法を知る
- Step2.
- ターゲット例文を読み上げる
- Step3.
- レッスンのポイントを見る
- Step4.
- 解説を読む
- Step5.
- 確認問題を解く
1周目ではまず、参考書の最初の方に収録されている「最適な学習法」をチェックしましょう。自分にあった学習法を見つけることができますよ。
また、ターゲット例文を覚え、解説を読んだ後は必ず確認問題を解くようにしましょう。
アウトプットをすることで、記憶に定着します。
2周目
- Step1.
- ターゲット例文を読み上げる
- Step2.
- レッスンのポイントを見る
- Step3.
- 解説を読む
- Step4.
- 確認問題を解く
- Step5.
- 間違えた文法分のみ繰り返す
2周目も基本的には同じような使い方になります。時間がない場合は、間違えた文法のみを繰り返してもいいでしょう。
「中学英文法Fine」の勉強法の大原則
「中学英文法Fine」を使う上での大原則は、次の2つです。
・ターゲット例文を覚える!
・アウトプットをする!
この2つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。
まずはターゲット例文を覚えましょう。CDを使ったり声を出して音読したり、何度も読み直すことで効果的に覚えることができますよ。
例文を覚えることができると、実際の入試問題で出た時には、単語を入れ替えたり文法を付け足したりして対応することができます。
また、例文を覚えて解説を読んだ後は必ずアウトプットをしましょう。ユニットごとの確認問題を解くことで、自分がどこまで分かっていてどこが分かっていないかが一目瞭然になります。
記憶を定着させるためにも、実際に文法を使ってみる練習が必要です。
こんな使い方は要注意!「中学英文法Fine」使い方のコツ
ここからは、「中学英文法Fine」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
「中学英文法Fine」使い方の注意
先ほどあげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
・例文を覚える!
・アウトプットをする!
これ以外にも、「中学英文法Fine」だからこそ気をつけてほしいことがあります。
いきなり難易度の高い文法からはじめない
とくに「自分は英語がニガテ……」「でも有名公立・私立高校に行きたい」という人は要注意です。
焦って発展の文法ページから勉強してしまうと、基礎がグラグラのまま入試対策を始めてしまいます。そのままでは、「覚えたつもり・使えるつもり」の文法が増えてしまいます。
そんなことがないように、自分にあったレベルからスタートしましょう。目次には、文法がそれぞれ中学何年生で習うものなのかについての記載があります。目次を参考に勉強しましょう。
途中でギブアップしない
上記で述べた通り、「中学英文法Fine」は入試対策用の発展文法までを含んだ参考書となっています。そのため、他の教科書レベルの本より内容が濃く量も多く、途中でギブアップしてしまうことも考えられます。
そのようなことがないように、事前に自分に合ったペースで学習できるような計画を立てておきましょう。
こういう使いかたもある!「中学英文法Fine」を最大限活用するコツ!
気をつけてほしいこともたくさんありましたが、同じくらい「中学英文法Fine」にはいろいろな使い道があります。
音声CDを活用する
「中学英文法Fine」には音声CDが付いています。CDには各レッスンのターゲット例文が収録されており、例文を覚える時に使用できます。
また、「Repeat after me.(私の後に繰り返してください)」というナビゲーションが入っています。シャドーイングやリピートをしながら、耳や目などの五感を使って覚えましょう。
別冊や付録などを活用する
「中学英文法Fine」には、別冊で「入試突破! チェックテスト」が付いています。高校入試問題から選んだ、文法問題の総まとめができる問題集です。復習や実力を試すのにもってこいの付録と言えるでしょう。
その他にも「発音記号のまとめ」「不規則動詞活用一覧」「数値表現のまとめ」など、見落としがちな英文のルールがまとまっている付録もあります。
このような付録を最大限に使って、入試対策を進めていきましょう。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
・「例文を覚える」「アウトプットをする」
・いきなり難易度の高い文法から始めない!自分のレベルにあったところからはじめよう!
・付録やCDなども有効活用できる!
最後にもう一度「中学英文法Fine」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- カラフルな参考書でやる気アップしたい!
- 基本の文法を知りたい!
- 入試対策まで一冊で終わらせたい!
- 効率よく体系的に覚えたい!
- 練習問題が欲しい!
- 志望校が公立・私立・最難関高!
他の文法書についてはこちら!
他の英語の参考書はこちら!