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中央大学付属高校入試(英語)の傾向と対策!

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中央大学付属高校の英語問題の傾向と対策について解説します。

中央大学付属高校の英語は例年概ね同傾向の問題が出題されています。とにかく分量が多いことが特徴です。

問題数が多いので出題傾向に慣れて効率よく問題を解く練習をすることが重要です。

中央大学付属高校入試(英語)の傾向分析

中央大学付属高校の英語はどのような傾向で出題されるのでしょうか?

下記にて、問題の構成と出題傾向、難易度についてまとめました。

中央大学付属高校入試(英語)の大問構成と出題範囲

中央大学付属高校の英語は次のような大問構成になっています。

  • 大問1:リスニング
  • 大問2~4:長文読解問題
  • 大問5~7:文法や語彙に関する問題
  • 大問8:英作文

例年、大問1で10分程度のリスニングがあり、長文読解問題が3題は必ず出題されています。大問5~9では出題される問題傾向は似ていますが、どの大問に何が出題されるかは年によって異なります。

配点は公開されていません。リスニングで10分程度時間を取られるので、残りの50分程度で残りの大問をすべて解く必要があります。そのため、時間をかけずに問題を解く練習をしていく必要があります。

各大問について詳しく見ていきましょう。

大問1:リスニング

リスニング時間は10分程度となっています。例年、Part1とPart2に分かれており、

  • Part1:短い対話文
  • Part2:250語程度のモノローグ

です。

英語表現は基本的なものが出題されます。問題の難易度が高くない分、ここで得点を落とすと結果に大きな影響を与える可能性があります。

英検3級・準2級程度のリスニング問題で聞き取る力を身につけましょう。

大問2~4:長文読解問題

長文読解問題は例年似た傾向の問題が3題出題されます。順番は年によって異なりますが、以下の3題が出題されると思っておくと良いでしょう。

  • 物語文
  • 対話文
  • 説明文(一部文法問題を含む)

特に物語文と対話文の問題は内容把握がメインとなります。

時間が短いので速く正確に英文を理解する練習が必要です。パラグラフ毎に内容を取っていくような練習をしておくと良いでしょう。

また、特に対話文では図や表を絡めた問題が例年出題されています。類似の問題や過去問を使って練習しておきましょう。

大問5~7:文法や語彙に関する問題

大問5~7では主に文法や語彙の問題が出題されます。例年は3題の出題が多いですが、難易度によって4題出題される年もあります。

内容としては主に以下の問題です。

  • 空所補充問題
  • 語句整序問題
  • 正誤問題
  • 同意文完成問題

似た内容の大問が2題出題されることもあります。特にほぼ毎年出題されているのは空所補充問題、語句整序問題です。

この2種類については確実に対策しておきましょう。また、新傾向の問題が出題されることもあります。みたことがないからと言ってひるまずに落ち着いて取り組みましょう。

以下詳しくみてみましょう。

空所補充問題

短文の中にある空所に適切な単語を補う問題です。基本的な文法を理解しているかが問われます。

語句整序問題

こちらも短文の中に空所があり、与えられた単語を並べ替えて正しい英文を作る問題です。

傾向として並べ替える語句が多いため、よくあるイディオムだけや構文を覚えておくだけでは解けないことが多いです。

正誤問題

4つの英文から文法的に正しいものを選ぶ問題です。内容は基本的なものですが、形式に慣れておかないと時間を取られるので対策しておきましょう。

同意文完成問題

英文が2つ与えられており、1つには空所があります。その2つが同じ意味になるように単語を補充する問題です。こちらも難易度は基本的なものです。対策して落とさないようにしましょう。

大問8:英作文

例年最後に英作文が出題されます。毎年少しずつ形式が変わっていますが、基本的な文法とイディオムが分かっていれば解ける問題が多いです。
難易度によって2題出題されることもあります。

中央大学付属高校入試(英語)の難易度

中央大学付属高校の英語は問題それぞれの難易度はそれほど高くありません。ただし、試験時間に対して問題数がとにかく多いことが特徴です

そのため、問題自体の難易度と問題数をトータルで考えると難易度は高いと思っておいたほうがいいでしょう。標準的な問題を素早く解く練習をしておく事が重要です。

中央大学付属高校入試(英語)解答の際の時間配分

試験時間は60分です。

リスニングが10分程度出題されます。見直しも必要なので、余裕を持って45分でリスニング以外を解く時間配分の例を紹介します。

近年多い大問8題の場合について記載します。

  • 大問1:リスニング
  • 大問2:10分
  • 大問3:9分
  • 大問4:9分
  • 大問5:4分
  • 大問6:4分
  • 大問7:4分
  • 大問8:5分

概ねこのくらいの時間配分が必要となります。得意不得意があると思いますので、内容によって調整してください。

問題数が多いため、時間配分や場合によっては分からない問題を捨てるという選択も必要です。

解く順番としては
大問5~7 (文法や語彙)→大問2~4 (長文読解)→大問8(英作文)
が良いでしょう。

知識問題は「知っているかどうか」が解けるかどうかを左右する事が多いです。そのため、解けるかどうかの判断がしやすく、確実に得点にしやすい問題です。

余裕があるうちにこの問題を解いてしまってから、長文読解や英作文を落ち着いて解きましょう。

中央大学付属高校入試(英語)の対策と勉強法

中央大学付属高校に合格するためにはどのような対策が必要でしょうか?

時期別にやるべき対策をまとめました。

中1・中2のうちにやっておきたい対策

この時期は日頃から勉強をする習慣をつけて、基礎的な学力の確保をしておくことが重要です。

とにかく分量が多いため中3ではたくさんの問題をこなして出てきた問題に即答する練習が必要となります。復習に時間を割かなくていいように、基礎的な学力は中2までの間につけておきましょう。

中3の夏前までにやっておきたい対策

この時期から中学校の全範囲を復習しておきましょう。長文と英作文はほぼ必ず出題されます。

復習が終わったらこれらの内容にはこの段階から手を付けておきましょう。

中3の夏休みにやるべき対策

貴重な長期休暇なので有効的に使うことが大切です。

標準的な問題集に1冊取り組みましょう。問題数は多いもののそれぞれの問題の難易度はそれほど高くありません。

標準的な問題集を確実にやり込むことが重要です。一度解いた後、正しかったら満足するだけでなく、必ず見直しをしましょう。

解けると思っていた問題でも実は分かっていないということもあります。確実に解けた問題については印をつけてこれ以降は解く必要はありません。

また、家で集中できない場合もあると思います。そのときは図書館の自習室など勉強しかできない環境に身をおいて勉強に集中しましょう。

場合によっては塾などの夏期講習に通うのもありです。

英作文は学校や塾の先生にできるだけ添削してもらうようにしましょう。完璧だと思っていた解答が実は間違っていたということもあります。

中3の秋に取り組むべき対策

この時期から過去問に取り組みましょう。都立高校と違い、直近1年分以外は過去問を無料で入手することはできません。購入することはできるので必ず過去問を解くようにしましょう。

中央大学付属高校では標準的な問題が大量に出題されます。1回は過去問を時間を測って解いておきましょう。出題形式に慣れておくことで当日落ち着いて問題に取り組むことができます。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

この時期も過去問を中心に問題演習に取り組みましょう。新しい問題集に手を出す必要はありません。すでに使っている問題集を2周、3周とやりこんで、できない問題をなくしていきましょう。

特に文法や語彙の問題は問題を見たら即答できるようにしておきましょう。

また、体調管理に気をつけて当日まで無理なく勉強することも大切です。

まとめ

中央大学付属高校の英語の傾向と対策について解説しました。中央大学付属高校の英語は難易度はそれほど高くありませんが、とにかく問題の分量が多いことが特徴です。

確実に解ける問題から素早く問題を解いて行くことが重要です。文法や語彙と言った知識問題は見た瞬間に解けるくらいの対策が必要となります。解ける問題を確実に得点にして合格を勝ち取りましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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