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中央大学付属高校入試(国語)の傾向と対策!

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中央大学付属高校の国語問題の傾向と対策について解説します。

中央大学付属高校の国語は例年同傾向の問題が出題されています。しかし、とにかく分量が多いので効率よく問題を解く練習が必要です。

過去問を解いて、出題傾向に慣れると同時にどうやって解くか戦略を立てておきましょう。

中央大学付属高校入試(国語)の傾向分析

中央大学付属高校の国語はどのような傾向で出題されるのでしょうか?

下記にて、問題の構成と出題傾向、難易度についてまとめました。

中央大学付属高校入試(国語)の大問構成と出題範囲

中央大学付属高校の国語は次のような大問構成になっています。

  • 大問1:論説文
  • 大問2:小説

例年、大問は2題出題されています。古文に関する問題はなく、論説文と小説の構成です。たまに順番が逆転している年があります。

配点は公開されていません。大問の数は少ないですが、大問あたりの問題数が非常に多いことが特徴です。

各大問について詳しく見ていきましょう。

大問1:論説文

論説文は例年5,000~6,000字程度の問題文が出題されています。小問の数は10題程度の年が多いです。

記述問題は出題されることはほとんどないと思って良いでしょう。本文の内容を理解しているかを問う問題の他に、総合的な知識問題も出題されます。

中央大学付属高校では、特有の「本文の内容に関する説明文を完成させる問題」が出題されます。大問1と大問2に関わらず概ね2題ずつ程度出題されます。大問2に出題されるもののほうが長い傾向にあるため次節で詳しく解説します。

大問1が小説か論説文かに関わらず、例年大問1に漢字の読み書き問題が出題されます。読みが出題される年もあれば書き取りだけの年もあり、傾向はバラバラです。5題程度漢字が出題されることは変わらないので対策しておきましょう。

大問2:小説

小説も論説文と同じくらいか少し長い問題文が出題されます。問題の形式は論説文と同様で、オーソドックスな問題が大量に出題されます。

中央大学付属高校では特徴的な問題が出題されています。内容は「本文の内容に関する説明文を完成させる問題」です。200字程度の説明文が出題された年もあります。

出題形式は、本文中の傍線部に対する説明文が問題に記載されています。その説明文には空白があり、その空欄に適切な言葉や文を入れるというものです。本文からの抜き出しや選択肢となっているなどのパターンがあります。

例年最後の問題に長い説明文問題が出題される傾向にあります。

中央大学付属高校入試(国語)の難易度

中央大学付属高校の国語の難易度は標準的と思って良いでしょう。しかし、問題文の長さに加え出題される問題数が非常に多いです。そのため、60分という時間でこの問題数を解こうとすると一気に難易度が跳ね上がります。

中央大学付属高校に合格するためにはとにかくたくさんの問題を解き、素早く問題を解く練習をすると同時に、過去問をやり込んで効率よく問題を解く戦略を立てる事が重要です。

中央大学付属高校入試(国語)解答の際の時間配分

試験時間は60分です。

見直しも必要なので余裕を持って54分で問題を解く時間配分の例を紹介します。

  • 大問1:27分
  • 大問2:27分

論説文と小説はどちらも同程度の難易度です。基本的には同じ時間で解けばよいでしょう。自分の得意不得意に合わせて時間配分を考えてみてください。

解く順番としては「得意で取りやすい大問から順番に解く」作戦や「知識問題だけ先に解く」作戦などが考えられます。この作戦にはそれぞれ利点があります。

得意な大問から順番に解くのであれば、それぞれの問題文に集中することができるという利点があります。

また、知識問題だけ先に解くことで、得点にしやすい問題を先に解いてしまって確実に点数を取れるという利点があります。そのため、大問ごとに知識問題を先に解いてから内容に関する問題に取り組むのも良いでしょう。

学校が公式に出している過去の統計データによれば、ここ2年の合格者平均点は80点程度で最低点も60点以上となっています。

そのため、ほとんどの問題に正解していなければ合格できないと言っても過言ではないでしょう。解ける問題に確実に正解するということが最も重要になります。

中央大学付属高校入試(国語)の対策と勉強法

中央大学付属高校に合格するためにはどのような対策が必要でしょうか?

時期別にやるべき対策をまとめました。

中1・中2のうちにやっておきたい対策

この時期は日頃から勉強をする習慣をつけて、基礎的な学力の確保をしておくことが重要です。

入試では60分で10,000字以上の文章を読んで問題に答える必要があります。必ずしも入試を意識する必要はありませんが、日頃から読書をする習慣をつけて、速く文章を読む練習をしておきましょう。

中3の夏前までにやっておきたい対策

この時期から中学校の全範囲を復習しておきましょう。
古文はほとんど出題されていないので、中央大学付属高校を意識するのであれば論説文や小説を重点的にやっていくのも良いでしょう。

中3の夏休みにやるべき対策

貴重な長期休暇なので有効的に使うことが大切です。

標準的な問題集に1冊取り組みましょう。問題数は多いもののそれぞれの問題の難易度はそれほど高くありません。

そのため、標準的な問題集を確実にやり込むことが重要です。一度解いた後、正しかったら満足するだけでなく、必ず見直しをしましょう。

国語の場合、問題文から読み取れること以外は正解になりません。題材となる文章によらず、効率的に問題を解く解法を身につけておく必要があります。

具体的には「傍線部の前後を重点的に読む」や「消去法」といったテクニックも身につけておくべきでしょう。これらはたくさんの問題を解くことで身につけることができます。

また、家で集中できない場合もあると思います。そのときは図書館の自習室など勉強しかできない環境に身をおいて勉強に集中しましょう。場合によっては塾などの夏期講習に通うのもありです。

中3の秋に取り組むべき対策

この時期から過去問に取り組みましょう。都立高校と違い、直近1年分以外は過去問を無料で入手することはできません。購入することはできるので必ず過去問を解くようにしましょう。

国語でも大量の問題が出題されます。必ず時間を測って時間内に解けたのか、どんな問題に時間がかかったのか意識しながら過去問を解いて自分なりの戦略を立てましょう。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

この時期も過去問を中心に問題演習に取り組みましょう。新しい問題集に手を出す必要はありません。すでに使っている問題集を2周、3周とやりこんで、できない問題や苦手な問題を徹底的になくしていきましょう。

知識問題は本文を読まなくても解ける問題も多いです。確実に取れるように復習しておきましょう。

また、体調管理に気をつけて当日まで無理なく勉強することも大切です。

まとめ

中央大学付属高校の国語の傾向と対策について解説しました。中央大学付属高校の国語は問題文も長く問題数も多いです。その分記述問題などはなく標準的な問題となっています。

確実に解ける問題から素早く確実に問題を解いて行くことが重要です。最初は全て解ききるのは難しいかもしれませんが、何度も過去問を解いて出題形式に慣れた上で入試当日に挑みましょう。

解ける問題を確実に得点にして合格を勝ち取りましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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