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市川高等学校入試国語独自問題の傾向と対策!難しい文章にも慣れておきましょう!

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市川高等学校入試の国語問題では、漢字の読み書き問題に加え、文章問題が3問出題されます。

文章問題では長く難しめの文章が出題される傾向にあるため、早い時期から文章に読み慣れることで「速読力」を鍛えることが重要です

そのために市川高等学校の傾向を押さえて、市川高等学校の入試問題に合わせた勉強をする必要があります。

この記事では、市川高等学校向けの国語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。

市川高等学校入試(国語)の傾向分析

市川高等学校入試の国語について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。

市川高等学校入試(国語)の大問構成と出題範囲

市川高等学校の大問構成は以下の通りです。

  • 大問1:知識問題
  • 大問2:文章問題 説明的文章
  • 大問3:文章問題 文学的文章
  • 大問4:文章問題 古文を含んだ文章

例年、漢字の書き取りなどの知識問題に加え、文章問題が3問出題されています。

それでは、各大問の詳細を見ていきましょう。

大問1:知識問題

大問1では、例年、漢字問題が出題されます。

中学で習うレベルの標準的な難易度の問題から、年によっては大学入試レベルの問題も出題される場合もあります

そのため読解問題に時間を使えるように、漢字の読み書きでは分からない問題は考えすぎないようにしましょう。

年によっては、大問としてではなく後の文章問題の中に漢字の問題が出題される場合もあります。

大問2:文章問題 説明的文章

説明的文章では「説明文」や「論説文」が出題され、文字数は2,500~4,000字程度です。

文章問題はこの後にも2つ大問があるので、合計で6,000~8,000字程度にもおよびます

そのため、文章を正確に速く読むための速読力が必要です。

問題形式は、選択問題だけでなく記述問題も出題されます。

受験勉強で使う練習問題の文章を活用して「文章を要約する」などを普段から行い、問題文をまとめる練習をしておくと効果的です

また、設問として語句の意味を答えるような知識問題も小問として出題されます。

さらに読解難易度の高い文章が出題される傾向にあるため、問題を解くだけでなく文章を読み進めるためにも語彙力などの知識が必要です

知識に関する対策としては、漢字だけでなく「慣用句」「ことわざ」「故事成語」などについてもしっかりと身に付けておきましょう。

大問3:文章問題 文学的文章

文学的文章は「随筆」や「小説」などから出題され、こちらも文字数は2,500~4,000字程度です。

こちらも記述問題が出題されているため、文学的問題についても文章をまとめる練習をしておきましょう

選択問題では紛らわしい選択肢も出題されるため、消去法などを使って選択肢を絞り込む訓練もしておくと良いでしょう。

大問4:文章問題 古文を含んだ文章

古文を含んだ文章は500~1,000字程度です。

古文を含んだ文章問題では、「詩」「和歌」「漢文」などに、その対訳や評論、背景などの説明が付いた文章が出題されます。

設問としては、古文の知識を問う問題および内容解釈に関する問題が出題されます。

古文単語に加えて、古典文法についても基礎を押さえておきましょう

市川高等学校入試(国語)の難易度

問題文は文量が多く、正確に読み進めるための語彙力が必要となります。

設問では紛らわしい選択肢のある選択問題や、問題文をまとめる力が必要となる記述問題があるため、難易度は高いといえるでしょう

過去問や難易度の高い問題集を活用してしっかりと対策をする必要があります。

市川高等学校入試(国語)解答の際の時間配分

市川高等学校の入試の国語の制限時間は50分です。

解答の際の時間配分ですが、以下の配分と順番で解くことをオススメします。

大問1:知識問題
大問4:文章問題 古文を含んだ文章
大問2:文章問題 説明的文章
大問3:文章問題 文学的文章

知識問題を短時間で解き、文章問題に時間を使いましょう。

文章問題では、比較的解きやすく文章量の少ない大問4から解くことがおすすめです。

大問2で時間をかけすぎないように注意が必要です。分からない問題や時間がかかりそうな問題は後にまわしましょう

記述問題が大問2、3でそれぞれ出題されていますが、2~3分を目安に解くことができるように練習しておきましょう。

市川高等学校入試(国語)の対策と勉強法

ここでは、市川高等学校の国語の対策と勉強法についてご紹介します。

時期に応じて勉強方法が変わってきますので、参考にしてください。

早い時期から文章に読み慣れて「速読力をつける」ことがポイントです

中3の夏前までにやるべき対策

この時期は基礎を固めましょう。

漢字の書き取り問題は必ず出題されます。

また、文章問題を読み進めていく上では語彙力も重要です。

これらの知識は受験や模試の直前にまとめて覚えようとしても、量が多いためなかなか得点に繋がりません。

そのため継続して地道に勉強して少しずつ身に付けていくことが重要です

具体的には、まずは学校の小テストで満点を取ることを目指し、こつこつ勉強する癖をつけましょう。

漢字や語彙などの知識分野を伸ばすためには、「国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)」「中学漢字1130の書き取り問題集」のような参考書を活用することも効果的です。

国語便覧や問題集と比較しても比較的コンパクトなため、通学時間などの隙間時間を活用して勉強ができます。

また、市川高等学校の文章問題は長い文章が出題されることが多いです。

受験の時期までに問題を解き切るために必要な「速読力」を身に付けるためにも、この時期から「文章に読み慣れておく」ことを意識しましょう

時間のあるこの時期は、本や新聞などを読んで長い文章に読み慣れておくと効果的です。

中3の夏休みにやるべき対策

夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。

まずは、「文学的文章・説明的文章・古文」の文章問題を偏りなく解き、弱点を把握しましょう。

その後、苦手な問題を中心的に解いていきます

市川高等学校の文章問題では、「文学的文章」と「説明的文章」の問題でそれぞれ記述問題が出題される傾向にあります。

前述したとおり、問題演習の他に「要約を書く」ことがとても有効です

自分で要約した文章については、学校や塾の先生に見てもらいましょう。

自分では分からない間違いなどを気づくきっかけになるため、更に効果的です。

また「要約を書く」ことは記述問題の対策になるだけでなく、文章を構造的に捉えながら読む練習にもなります。

その結果、市川高等学校の国語入試で必要な「速読力」のアップにもつながるため、ぜひ実践してみてください。

中3の秋に取り組むべき対策

夏休み明けからは、問題演習だけでなく過去問にも取り組みましょう。

できるだけ昔の過去問まで解くことが重要です。

特に、市川高等学校の国語入試は知識問題の種類が年によって異なる場合があるため、過去問を解いて傾向をつかんでおきましょう

過去問を解く際には、時間をしっかり測って解きましょう。

中3冬・受験直前期に取り組むべき対策

この時期は過去問や参考書の総復習してください。

「自分の苦手な分野の問題を解きなおす」「漢字や語彙などを総復習する」など、自分に足りないと思う分野を中心に復習しましょう。

また、冬は気温の変化やウイルスの流行にともない体調不良になりやすいです。

「受験が近いから勉強しなければ!」と焦る気持ちを押さえ、万全の体調で受験を迎えることができるよう「規則正しい生活」を心がけましょう

まとめ

市川高等学校入試の国語問題は「速読力」がポイントです。

成績を上げるためには、早い時期から新聞や本を読んで文章に読み慣れることが効果的です。

国語は勉強が成績に反映されにくい科目ですが、諦めずに粘り強く勉強を続けましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUX・学習塾SUNゼミの運営を行っている。勉強を頑張っている学生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから勉強効率や勉強法などを届けるWEBメディアの監修を務めている。

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