東京都杉並区にある専修大学附属高校。国語は3教科目の試験になります。
集中力も切れてくるであろう国語の試験。
傾向や出題範囲を把握して試験に臨みたいですよね。
今回は、そんな私立専修大学附属高校の国語入試の傾向分析や大問構成についてまとめます。
また、直前までの対策法や勉強法についてもご紹介しますよ。是非参考にしてみてください。
私立専修大学附属高校入試国語の傾向分析
専修大学附属高校の国語入試の傾向分析をしていきます。
2020年度の入試問題を参考にしています。
私立専修大学附属高校入試国語の大問構成と出題範囲
専修大学附属高校の国語入試は、全部で大問が2問出題されます。
大問内容を詳しく見ていきましょう。
大問1:長文
大問1は説明文型の長文問題です。
まずは、下線部のカタカナを漢字に戻す問題、漢字の読みを書く問題、四字熟語に関する問題、対義語の問題など基本的な問題が出題されます。
その後、空欄に入る語句を選ぶ問題、下線部を指定された単語を使って説明する問題、空欄にあう単語を抜き出す問題などが出されます。
全部で11問です。
大問2:長文
大問2は物語型の長文の問題です。
カタカナを漢字に直す問題、漢字の読み方を答える問題も同じく出題されています。
また、空欄にあうように単語や文を抜き出す問題、筆者の心情を選択肢の中から選ぶ問題が出題されています。
小問は11問あります。
以上が出題傾向です。出題範囲は、物語文、説明文、漢字や四字熟語です。
私立専修大学附属高校入試国語の難易度
専修大学附属高校入試の国語科目の難易度は初級と言えるでしょう。
なぜなら、試験時間50分に対して長文が2問しかないからです。
ただし、漢字や四字熟語など覚えておかないと解けない問題もあります。その点では、難しく感じる人がいるかも知れません。
しかし、全体的に見ると比較的解きやすい入試試験と言えます。
出題範囲や内容は2019年と2020年で大差がないので、対策もしやすいでしょう。
私立専修大学附属高校入試国語解答の際の時間配分
専修大学附属高校入試の国語科目の試験時間は50分です。
時間配分は以下の通りです。
- 大問1:25分
- 大問2:25分
大問1の説明文には50分の半分の時間、25分をかけることができます。
漢字や四字熟語に関する問題は2分程度で解き、内容に関する問題に移りましょう。
大問2の物語文には、残りの時間をかける事ができます。小問が11問ありますが、十分時間を持って解くことができるでしょう。
最後に見直す時間が欲しい人は、各問題を20分ずつで解くと10分余らせることができますよ。
私立専修大学附属高校入試国語の対策と勉強法
ここからは専修大学附属高校入試の国語科目の対策や勉強法をご紹介します。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1、中2のうちには、今まで習った漢字、慣用句ことわざ、四字熟語などを復習しておきます。
漢字が苦手な人は、このころから読み書きの練習をしておいた方がいいでしょう。
長文に関しては、教科書に出題されている文や宿題で出された長文をひとつひとつ丁寧に解くことで、基本を固めることができるでしょう。
中3の夏前までにやるべき対策
漢字などは、中1、中2と同じく、中3までに習った範囲の復習をしておきます。
長文も引き続き、問題集や宿題で出題された問題をひとつひとつ丁寧に解いていきましょう。
慣れてきたら、解くスピードを意識して取り組むことをおすすめします。
中3の夏休みにやるべき対策
過去問を一度解き、自分の苦手を把握しましょう。把握した後は、入試までの半年の使い方の計画を立てます。
出題範囲が狭いため、「対策することあまりないな…」と思う人もいるかも知れません。
しかし、どんな長文が出ても満点を取ることができる状態になるまで、またはそのような自信が付くまでは、対策をし続けましょう。
毎回満点を取れるのであれば、数学や英語の対策にシフトしても大丈夫でしょう。
ただ、一日に1題でいいので国語の勉強をする時間を作ってくださいね。
中3の秋に取り組むべき対策
中3の秋には過去問や予想問題集を解きましょう。とにかく色々な種類の問題を丁寧に、時間を気にしながら解いていきます。
解きっぱなしにせずに、間違えた点は復習をしましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
本番直前は、今まで自分が使ってきた問題集や過去問を使い、復習を繰り返します。
長文が2題だけなので時間が足りなくなることはあまりないと思います。
しかし、万が一問題数が増えた場合のことを考えて、15分以内で解く練習ができたら良いでしょう。
漢字や四字熟語などは直前まで覚え続けてくださいね。
入試に臨む上での注意点
入試に臨む上での注意点が1つあります。それは、時間配分です。
長文が2題しかないので、時間が足りなくなることはあまりないとお伝えしました。
しかし、本番は緊張で時間感覚がなくなることもあります。
間違えたくないあまり、いつもより丁寧にゆっくり解いてしまうかもしれません。するといくら2題しかなかったとしても最後に時間が足りなくなります。
そのため本番前は15分で解く練習をし、本番では時間を見ながら解きましょう。
まとめ
今回は、専修大学附属高校入試の国語科目の出題傾向や勉強法をご紹介しました。
是非お伝えした勉強法を基に、長文を中心とした入試対策をしてみてください。
本番では時間配分に気を付けてくださいね。最後まで諦めずに頑張ってください!