もうすぐで都立新宿高校入試本番の時期になりました。残された時間にも限りがあり、いったい今何をすればいいのかわからず途方に暮れている人もいるかもしれません。
そこで今回は、入試直前期の国語の勉強のポイントや、今からでも一点でも多く点を取るための秘訣についてまとめました。ぜひ参考にしてください。
新宿高校国語・入試直前期の勉強のポイント
まずは、新宿高校入試直前期の国語の勉強のポイントについて解説していきます。国語の勉強法がよく分からなくて困っている人にはきっと役に立つはずです。
知識問題を甘く見ずに対策!
国語という教科は短時間で力が付きづらく、直前期に何をしたらいいのかわからないので多くの人が放置しがちな教科です。
漢字の読みや書き取り、古文知識といった暗記分野は存在しますが、この分野は配点が低いため多くの人は見逃しがちです。
しかし、こういった多くの人があまり意識を向けないところこそが差をつける大きなチャンスでもあります。
特に古文知識に関しては、直接問題で問われることがなかったとしても、古文の読解には役に立ちます。
都立新宿高校でも現古融合文が出題されますので、しっかりと古文知識を身に着けておくと他の人と差をつけることができます。
作文は必ず先生に添削を頼もう!
都立新宿高校の国語では、例年論説文の大問で200字前後の小作文が課されます。
とはいえ、作文は苦手意識を持っている人が多く、過去問演習をしている人でも、作文だけは飛ばしてしまっている人や、解いたとしても解きっぱなしにしている人も少なくありません。
しかし先ほども述べたように、作文のように人が嫌がってあまり対策をしない分野こそが、他の人と差をつけるチャンスです。
まずは、まだ作文を解いたことがない人がいれば、一回時間を計って解いてみましょう。
今まで作文をしてこなかった人にとっては200字は多いと感じるかもしれません。逆に少なすぎて肝心の書きたいことをかけないと思うかもしれません。
重要なのは、何度も練習することで文字数感覚を養うことです。「この内容ならこの文字数で書けるな」と大体の検討をつけることができると、本番でも素早く作文に取り組むことができます。
また、書いた作文は必ず学校や塾の先生に添削してもらうようにしましょう。
自分では気づかなかったケアレスミスや、文章構成に関しての問題を指摘してもらったら、ノートにまとめて次は同じミスをしないようにしましょう。
解答解説はしっかり読み込もう!
国語は多くの人が「何を勉強したら良いかよく分からない」「本を読んでこなかったから自分には無理」ということを言いますが、そういう人に限って解答解説を全く読んでいないことが多いです。
国語の解答解説というのは、「どのように思考プロセスをたどれば答えが出せるかを示すロードマップ」」のようなもので、解答の基準が一件曖昧に思える国語だからこそ、他の教科よりも解答解説の重要度は非常に高いです。
まずは過去問に取り組み、自分自身で答えを出してみましょう。その際に、適当に記号を選ぶのではなく「どのように考えてその記号を選んだのか」をはっきりさせておきましょう。メモなどを残しておくのも重要です。
次に解答解説を見て、自分の考え方を解説と比べてみましょう。そして、なぜ自分の考え方は間違っていたのかを理解し、解答解説に書いてある考え方を次の問題には活かせるようにしましょう。
もし、納得がいかない部分がある場合は、先生に質問に行くのも一つの手です。
新宿高校の国語で本番1点でも点を多く取るための秘訣!
入試直前期になると、国語力を一気に上げることははっきり言って難しいです。
しかし、国語力が上がらないとしても、ちょっとした心構えや、問題への取り組み方によって点数を大きく上げることは可能です。
ここからは本番で点を1点でも多くとるための秘訣を紹介するので、ぜひ参考にしていってください。
生活リズムを受験に適応させよう!
受験直前になると、「まだ全然点数が足りない…」と焦りが生まれ、睡眠時間すら削って勉強に励んでいる人もいるかもしれません。
焦る気持ちはよく分かりますし、その心意気は大したものですが、それを受験前日まで続けていては受かるものも受かりません。
今回は受験前に少しでも点を伸ばすための直前期の過ごし方をお伝えします。
それは「生活リズムを受験に適応させる」ことです。これはつまり「毎日が受験本番だと想定して、受験開始から終了までの時間、自分が最も集中して実力を出せるような生活習慣を身に着ける」ということです。
基本的に、普段の勉強で時間感覚を養ってこなかった人が試験本番でいきなり実力を出し切るということははっきり言って不可能です。
一週間前ぐらいまで来たら、「点数を伸ばす」ではなく「自分の実力を最大限発揮する」ことに気持ちを切り替えて、落ち着いた毎日を送りましょう。そうすることが、結果的に点数を伸ばすことにもつながります。
「本番で焦らない!」よりも「焦っても大丈夫!」を目指そう!
国語という教科は数学と並んで本番の重要度が非常に高い教科です。
なぜなら、出題される文章は基本的に受験生が見たことのないものであり、その意味では全員が受験開始の合図の時点では同じスタート位置に立っているとも言えます。
このように本番が重要な国語という教科であるからこそ、多くの人は「焦らずに解かなければ!」と思いがちです。
しかし、本番というのは基本的に焦るものです。むしろ、「焦ってはいけない」と強く思えば思うほど、文章を読む頭が回らず、パニックに陥る可能性も高くなります。
それを避けるためには、「焦っても大丈夫!」という逆転の発想を持つことが重要です。この発想を持つためには、普段から焦る練習をしておくことと良いでしょう。
具体的には、過去問をいつもより10分短い制限時間で解いてみたり、本番と同じ時間で大勢で過去問を解いたりして、本番同様に焦る感覚を身に着けておくことです。
こうすることで、焦った時に出る癖や焦った時にどれくらい問題を解けるのかなどのように、自分の「焦り」がどんなものか理解できるようになります。
人間はよく分からないもの、経験したことがないものを過剰に恐れる習性があります。つまり「焦り」すらも普段から経験しておくことが、本番での想定外のパニックを防ぐ秘訣なのです。
まとめ
入試直前の時期には、今まで自分が身に着けた知識や、自分が解ける問題というのはほとんど変わりません。
しかし、それを実際に本番解くことができるかは、直前期の勉強方法やマインドセットによって大きく変わってきます。
ぜひ、しっかりと本番のイメージトレーニングをして、どんなことが起きても冷静に対処できる心構えをしておきましょう。健闘を祈っています。