桐光学園高等学校の英語は独自問題が出題されます。
試験問題の特徴として「中学の範囲を超える単語が出題者される」「難易度の高めの文章が出題される場合もある」が挙げられます。
そのため、桐光学園高等学校の試験に合わせた勉強が必要です。
この記事では、桐光学園高等学校向けの英語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
時期ごとのおすすめの勉強方法も記載していますので、ぜひ受験勉強の参考にしてください。
桐光学園高等学校入試(英語)の傾向分析
まずは桐光学園高等学校入試の英語について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。
桐光学園高等学校入試(英語)の大問構成と出題範囲
桐光学園高等学校の大問構成は以下の通りです。
- 大問1~5:語彙類推、短文空所補充、会話文完成、語句整序など
- 大問6:英訳問題
- 大問7、8:長文読解
桐光学園高等学校の入試問題は、文法や語彙問題などの基本問題が5問、英訳問題が1問、長文読解が2問出題されています。
出題の範囲が幅広く問題数も多いため、効率よく問題を解くことが重要です。
そのため「過去問を解いて時間配分を身に付ける」「幅広く練習問題を解いて英語の基礎力をつける」ということを意識して勉強していきます。
それでは、各大問の詳細を見ていきましょう。
大問1~5:語彙類推、短文空所補充、会話文完成、語句整序など
大問1~5では語彙や文法問題などの基礎問題が出題されています。
語彙については、中学で学ぶ範囲を超えた単語からも出題されています。
そのため教科書だけでなく、「ターゲット中学英単語1800」など受験用の参考書を用いて勉強することもおすすめします。
リスニングの出題はありませんが、年によっては単語のアクセントや発音に関する問題も出題されています。
出題されたときに備えて、単語の学習ではしっかりと発音も意識したうえで暗記しましょう。
大問6:英訳問題
大問6では、与えられた英単語を使用して日本文を英語に直す問題が出題されます。
基本的な文法の理解はもちろん、口語的な表現が問われる場合もあります。
大問7、8:長文読解
長文読解問題は「物語文」「説明文」から出題されています。
問題形式は「選択問題」「整序問題」「語句問題」「記述問題」などを含む総合問題です。
文章量はそれほど多くはありませんが、読解難易度の高い文章も出題される場合もあります。
また、内容把握に関するような時間のかかる設問も多いため、じっくりと文章を読む時間もありません。
そのため、「速読力」を鍛えると効果的です。
桐光学園高等学校入試(英語)の難易度
問題の難易度は標準~応用レベルです。
大問数は多いですが、後半の英文読解に時間を使うためにも前半の問題を効率よく解く必要があります。
過去問や問題集を使用してしっかりと対策をしておきましょう。
桐光学園高等学校入試(英語)解答の際の時間配分
桐光学園高等学校の入試の英語の制限時間は50分です。
解答は下記の順番で解くことをオススメします。
- 大問1~5:語彙類推、短文空所補充、会話文完成、語句整序など(16分程度)
- 大問6:英訳問題(3分程度)
- 大問7、8:長文読解(30分程度)
短時間で解答できる問題が前半にあるため、出題される順番通りに解くことをおすすめします。
後半の長文読解に30分程度の時間を残せるよう、前半の問題を効率よく解く練習をしておきましょう。
桐光学園高等学校入試(英語)の対策と勉強法
それでは具体的に桐光学園高等学校入試の英語の対策と勉強法をご紹介します。
中3の夏前までにやるべき対策
この時期は英語の基礎を高めましょう。
まずは中学の学習範囲の単語力や文法力を確実に身に付けます。
単語帳や単語カードを使い、通学時間などの隙間時間を活用して勉強しましょう。
また、余裕のある人は英語検定の勉強をしてみるのも良いでしょう。
なぜなら、英語検定は「単語力」「文法力」「読解力」など英語の基礎を身につけるのにレベル的にちょうどよい試験だからです。
中学の学習範囲を超えた単語などについても英検の勉強でカバーできます。
目安としては英検準2級がおすすめですが、英語が得意な人は英検2級にチャレンジしてみましょう。
前述の通り、発音に関する問題も出題される場合もありますので、単語については発音も意識して憶えましょう。
中3の夏休みにやるべき対策
夏前には中学レベルの基礎知識は身についたと思いますので、夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。
特に桐光学園高等学校の英語の入試問題は出題形式の種類が多い傾向にあります。
「最高水準特選問題集英語3年」や「難関突破精選問題集英語―国立・有名私立〈高校入試対策〉」などの受験用の問題集を活用することもおすすめです。
時間の関係から効率的に解答することも求められるため、この時期から「問題を解く時間を意識すること」や「速読力を鍛えること」が大切です。
速読力を鍛えるためには、練習問題を解くだけでなく「シャドーイング」をすることなども有効です。
中3の秋に取り組むべき対策
夏休み明けからは過去問にも取り組みましょう。できるだけ昔の問題にも取り組むことが重要です。
前述の通り、上手に時間を使うことも重要になるので、時間を計って問題に取り組むようにしてください。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
今まで解いてきた問題の総復習をしましょう。
これまで使ってきた参考書や過去問、問題集を活用して、間違えた問題や苦手な分野を中心に復習しましょう。
また、特に受験直前のこの時期は「体調管理」が最も重要です。
特に夜多くまで勉強しすぎて睡眠不足とならないように注意してください。
「時間がないので!少しでも勉強しなければ!」という焦る気持ちを抑え、生活のリズムを整えることを心がけましょう。
まとめ
桐光学園高等学校入試の英語入試では「単語力の強化」および「解答スピード」が重要です。
特に読解力や速読力はすぐに身につくものではありません。
たくさんの練習を積み重ねて英語の基礎力を徐々に上げていきましょう。