基礎レベルから中学歴史を学べる参考書が「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」です。「歴史は苦手だ」という人でも理解しやすいように分かりやすく書かれているものです。
また、解説がやさしいだけではなく、多くのイラストが使用されています。そのため、文字ばかりの参考書と比較すると親しみやすいデザインとなっています。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」は学校の参考書としてはあまり利用されていません。
ただ、中学基礎レベルの歴史を学べるものですので、購入して歴史の基礎を固められるようにしていきましょう。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の基本情報
中学歴史を取り扱う参考書の中でも、超基礎レベルの人を対象としたものです。「中学歴史はほとんど理解できない」と考えている人でも利用できます。
内容はイラストを中心としていて、非常に親しみやすいものです。文字で充実した解説を読むのではなく、イラストで直感的に歴史の流れを理解できます。
上記のようにイラストが多く採用されているものの、重要な用語はきちんと赤字で強調されています。そのため、どの単語を覚えれば良いのかが理解しやすいです。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の特徴
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」は学校で採用される参考書ではなく、「社会が苦手」と感じる人が個人で購入することを想定しています。
それを踏まえてどのような特徴があるのかをご説明します。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の特徴1:イラストが多く親しみやすい
1つ目の特徴は、全てのページにおいてイラストが多用されていることです。漫画のような体裁となっていて、登場人物の会話から状況が掴めるようになっています。
文字ばかりの参考書は「なんとなく固そう」とのイメージがあり、なかなか手につかない人もいるでしょう。
しかし、「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」であればイラスト中心の解説となっていますので、そのような人でもチャレンジできます。
しかも、イラストの中に重要な単語が出現する場合は、赤字で強調されています。そのため単に親しみやすいだけではなく、イラストでも重要なポイントが理解できるのです。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の特徴2:見開きページに基本練習問題がある
2つ目の特徴は、見開きページに解説と基本練習問題があることです。そのため解説を読んだ後にすぐ問題演習ができます。
問題集によっては、ある程度解説を読んだ後にまとめて練習問題が用意されています。問題がまとまっている特徴はありますが、間違えた時に解説を探す手間があります。
それに対して「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」は解説が真横に書かれています。そのため、もし間違えてしまった場合でもすぐに復習が可能です。
もちろん、問題を解く時に横の答えを見ないように意識する必要はあります。そのために、他の参考書で左ページを隠し右ページの問題に取り組むと良いでしょう。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」のレベル
レベル:中学1年生~中学3年生向け
この「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」は中学歴史の基礎レベルを学習できるものです。このレベルの学習をしたい人であれば、中学1年生から中学3年生まで幅広く利用できます。
ただ、歴史に苦手意識がない人にとっては、基礎レベルですので内容が物足りないと考えられます。基礎練習問題は用意されているものの、こちらのレベルも易しいです。
このように内容が易しいため、参考書自体は学年を問わず利用できるものですが、「中学歴史がわからずとにかく基礎から勉強したい」と考える人向けの参考書です。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」シリーズの別の参考書
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」は「ひとつひとつわかりやすく。」とのシリーズで発行されている参考書です。他に「国語」「数学」「英語」「理科」が発売されています。
レベルはどの参考書も基本的なものです。例えば「中1数学をひとつひとつわかりやすく。」であれば、中1の数学を基礎レベルからやり直したい人向けの内容となっています。
体裁はどれも「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」と同じように解説と問題演習がセットです。基礎を理解しながら理解度を試せる構成なのです。
こんな人におすすめ!チェックリス
- イラスト中心で中学歴史を覚えたい!
- 最低限必要なポイントに絞って説明してほしい!
- 重要な部分は赤文字で強調しておいてほしい!
- 赤シートを使いたい!
- 演習問題を用意してほしい!
- 動画の解説が見たい!
イラスト中心の参考書ですので、「イラストでやさしく中学歴史を覚えたい」と考えてる人におすすめです。また、イラストベースですので、最低限覚えなければならないポイントに絞って解説されていることもおすすめです。
親しみやすいようにイラストが多用されてるだけではなく、確認テストも用意されています。そのため、知識の定着度合いも確認可能です。
他にも解説の動画がYouTubeで公開されています。授業を受けながら歴史を学びたい人にもおすすめです。
こちらの問題集は比較的簡単なものですので、しっかりと歴史を学びたい人には「中学総合的研究問題集」がおすすめです。歴史専門の問題集ではありませんが、知識の確認や資料読解の問題にチャレンジできます。
また、バリバリ問題演習をしたい人には「最高水準問題集 歴史」がおすすめです。非常にレベルの高い問題が出題されていますので、大きくレベルアップできます。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の使い方・勉強法!
続いては、「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の具体的な使い方をまとめていきます。歴史の参考書は使い方を間違えると「全然身につかない」ということになりかねません。
原則は「何度も流れを把握する」「単語を見落とさない」ように取り組むことです。このことについて詳しく見ていきましょう。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の使い方の基本ステップ
基本的な活用ステップは以下のとおりです。
1周目
- Step1.
- 質問と回答をセットで覚える
- Step2.
- とにかく前に進み最後までやりきる
1周目は、質問と回答をセットで覚えましょう。社会が苦手であれば知らないこともあるはずですので、まずはとにかく目を通してみることが重要です。
ただ、3年生の学習まで進んでいなければ、公民など学習していない単元があるでしょう。その場合はやや時間をかけて参考書を読むのもおすすめです。
2周目
- Step1.
- 質問に回答できるか確認する
- Step2.
- 回答できない質問は解説を熟読する
- Step3.
- 基本練習に取り組み単語の定着度も確認する
2周目は、実際に質問に答えられるか確認しましょう。一問一答形式ですので、質問に対して答えられれば問題ありません。
もししっかりと答えられない問題があれば、改めて解説を読みましょう。参考書だけで理解できなければ教科書も確認しておきます。
最後に右ページの基本練習にも取り組みましょう。これに回答できるかどうかで、「単語が身についているかどうか」が確認できます。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」の勉強法の大原則
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 何度も読み返す
- 基本練習で知識の定着度合いを確認する
この2つを守ると記憶が定着しやすくなります。
まずは歴史の流れを理解するために何度も読みましょう。多少疑問である場合でも、ざっくりと確認をして前に進むべきです。ひとつのページに時間をかけすぎないようにしましょう。
ただ、文章を読むだけでは内容を忘れてしまいます。また、そもそも内容が定着しているか判断できません。
そこで右ページに用意されている基本練習を活用しましょう。ここで重要な単語をテストできますので、知識の定着度合いが確認できます。
こんな使い方は要注意!「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」使い方のコツ
続いては、「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」を使った勉強で気をつけてほしいことをまとめていきます。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」使い方の注意
先ほどあげた勉強時の2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- 何度も読み返す
- 基本練習で知識の定着度合いを確認する
これ以外にも、「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」を使う学習で気をつけてほしいことがあります。
赤文字ばかりに注目しない
歴史が苦手な人にもわかりやすいように、重要な部分は赤字で記載されています。最低限これを覚えておけば、そのページで重要な部分は理解できてると言えます。
ただ、ページによっては赤字部分以外に中学歴史で必要な単語が出てきている場合があります。優先順位は下げても良いですが、これらの単語も覚えるように注意が必要です。
なお、どの単語を覚えるべきか判断できない人も多いでしょう。その場合は「学校や教科書で説明されていた」と感じるものがあれば、それらを覚えるようにしましょう。
復習テストの間違いを放置しない
基礎練習だけではなく「復習テスト」のページが用意されています。こちらも活用してテストをするようにしましょう。
テストした後は必ず復習をしなければなりません。「間違えていたが理由は分からない」との状況では意味がないのです。
復習テストはいくつかのページから解説になる部分を探さなければなりません。この「解説を探す作業」も勉強だと思い取り組みましょう。
こういう使いかたもある!「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」を最大限活用するコツ!
気をつけてほしいこともありますが、「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」には使い方のコツがありますので、こちらも理解していきましょう。
解説動画を活用する
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」はYouTubeに解説動画がアップロードされています。参考書だけでの勉強が続かない人は、こちらも参照するようにしてみましょう。
どうしても視覚的な情報には限界があります。それに対して動画であれば、聴覚的な情報も得られます。両方から情報を得て、効率よく知識を定着させましょう。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは以下の2つです。
- 何度も読み返す
- 基本練習で知識の定着度合いを確認する
最後にもう一度「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- イラスト中心で中学歴史を覚えたい!
- 最低限必要なポイントに絞って説明してほしい!
- 重要な部分は赤文字で強調しておいてほしい!
- 赤シートを使いたい!
- 演習問題を用意してほしい!
- 動画の解説が見たい!