「読解問題を勉強したいけど、どのように勉強すればいいのかわからない」「国語で安定して点数を取れるようになりたい」なんて人も多いのではないでしょうか。
そのような悩みを抱える方が、安定した読解力を身につけたい時におすすめの参考書が『「解き方」がわかる国語』です。
この記事では、『「解き方」がわかる国語』の使い方と勉強法をお伝えします。
『「解き方」がわかる国語』は、国語の点数を安定させるためにぴったりの一冊です。ぜひ、この記事で扱う基本の使い方を実践してみてください。
「解き方」がわかる国語の基本情報
『「解き方」がわかる国語』は、読解の基本から問題演習までバランスよく収録されている参考書です。
小論文や随筆文・論説文など、各章ごとにやる内容がきちんと整理されているため、幅広い力をつけることができます。
「解き方」がわかる国語の特徴
『「解き方」がわかる国語』は、国語を初めて勉強する方や安定した力をつけたい方にもおすすめの参考書となっており、「非常に使いやすい」と評判です。
「解き方」がわかる国語の特徴1:重要なポイントが見やすく整理されている
1つ目の特徴は、重要なポイントが見やすく整理されているということです。
『「解き方」がわかる国語』には、各単元の初めに「読解のカギ」という項目があります。
そこには単元ごとのポイントがまとめられているため、「問題を解く前に知っておくべき項目」をおさらいすることができるのです。
重要なポイントをすぐに確認できるため、復習にも最適です。
「解き方」がわかる国語の特徴2:問題量が豊富
2つ目の特徴は、問題の量が豊富であるということです。
『「解き方」がわかる国語』には、単元ごとに必ず演習問題がついています。これにより、その場で学んだ知っておくべきポイントをすぐに実践することができます。
このように、ただ漠然と問題を解くのではなく、知っておくべきポイントを踏まえた上で問題を解けるので、非常に効率良く学習を進められるでしょう。
「解き方」がわかる国語のレベル
レベル:中学3年生向け
この『「解き方」がわかる国語』は、現在中学3年生で入試に向けての土台を作りたいと考えている人にちょうど良い参考書になります。
また『「解き方」がわかる国語』は、文章の読み方から解き方まで一通り網羅しているので、初めて入試の国語を勉強する人にとってもぴったりな参考書です。
さらに、過去問を解く前に基本的な国語の力を固めたいと考えている人にもおすすめです。
「高校入試 塾の先生が教えるシリーズ」の別の参考書
この『「解き方」がわかる国語』は「高校入試 塾の先生が教えるシリーズ」の中の一つとなっており、他にも数学の『「基本のカギ」だけで解く』という教材があります。
学研出版によれば『「基本のカギ」だけで解く』のレベルに関しては、標準レベルの高校入試用教材であると定めております。
「数学でも標準的な参考書を1冊こなしてみたい」「基本的な知識を網羅的に身につけたい」という人は、『「基本のカギ」だけで解く』もぜひ試してみてください。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 入試に向けて初めて国語の勉強をするので、基礎から始めたい!
- 小論文や随筆文・論説文まで一通り網羅した勉強がしたい!
- 問題演習も同時に進めていきたい!
- 復習しやすい教材を使いたい!
- 過去問に入る前のベースを作りたい!
『「解き方」がわかる国語』は一冊で幅広く学習できる参考書なので、初めて入試の国語を勉強する人や一冊で網羅的に学習したい人におすすめです。
ただし、参考書のレベルは「標準的」であるため、自分の苦手なところを集中的に勉強したい人にとっては少しやることが多いかもしれません。
そのため、もっと基本的なことを学習したい人は『中学国語をひとつひとつ分かりやすく』などの基礎レベルから勉強するのがおすすめです。
『中学国語をひとつひとつ分かりやすく』の記事リンク
「解き方」がわかる国語の使い方・勉強法!
ここからは、『「解き方」がわかる国語』の具体的な使い方をまとめていきましょう。
国語の参考書は、使い方次第で「感覚で解いてしまう」ということになりかねません。
原則は「ポイントを意識」しながら「何度も問題を解く」こと。このことについて詳しくみていきましょう。
「解き方」がわかる国語の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 「読解のカギ」を読んで、ポイントをおさらいする
- Step2.
- ポイントを意識しながら、ステップに沿って問題を解いていく
- Step3.
- 自分の解答と照らし合わせながら、解説を読み込む
- Step4.
- もう一度「読解のカギ」を読んで、ポイントの復習をする
- Step5.
- 1単元ごとに、これを繰り返す
1周目からポイントを完璧に意識して問題を解くことは難しいです。
なので、最初はできる限り意識するようにしておき、まずは「理解」することに力を入れましょう。
2周目
- Step1.
- 「読解のカギ」を読んで、ポイントをおさらいする
- Step2.
- 問題を解く流れを暗記するように、もう一度問題を解いてみる
- Step3.
- 自分の解答と照らし合わせながら、解説を読み込む
- Step4.
- もう一度「読解のカギ」を読んで、ポイントの復習をする
- Step5.
- 1単元ごとに、これを繰り返す
2周目からは、問題を解く時に「なぜこの解答になったのか」を理解しながら勉強を進めていきましょう。
ただ漠然と解答を暗記するのではなく、その解答が導き出されるまでの過程をしっかりと頭に入れておくのがオススメです。
「解き方」がわかる国語の勉強法の大原則
『「解き方」がわかる国語』を使う上での大原則は、次の2つです。
- ポイントを意識して問題を解く!
- 何度も繰り返す!
この2つを守ることで、安定した国語の力が身につきます。
同じ問題でも、間隔を空けて何周も取り組みましょう。
「1度解いた問題では意味がないのでは」と思うかもしれませんが、解くまでの流れを定着させるためには何度も繰り返すことが重要です。
そして、その定着をさらに確実にするために、解答までの過程を暗記することも意識しましょう。
国語の問題は感覚で解きがちです。しかし、しっかり回答を導くまでの「過程」を意識して解くことによって、他の問題でも通用する「土台」を身につけることができます。
こんな使い方は要注意!「解き方」がわかる国語の使い方のコツ
ここからは、『「解き方」がわかる国語』を使った勉強で気をつけて欲しいことをまとめていきます。
「解き方」がわかる国語の使い方の注意
先ほどあげた2つの原則を、もう一度思い出しましょう。
- ポイントを意識して問題を解く!
- 何度も繰り返す!
これ以外にも、『「解き方」がわかる国語』だからこそ気をつけてほしいことがあります。
いきなり『「解き方」がわかる国語』からはじめない
とくに「自分は国語がニガテ」「入試の勉強以前に文章を上手く読むこともできない」という人は要注意です。
参考書のレベルのところでもお伝えしましたが、『「解き方」がわかる国語』は標準レベルの参考書です。「使い方を間違うと全く身につかない」なんてことになってしまいます。
そんなことがないように、自分に合ったレベルからスタートしましょう。
解答だけを暗記しない
何度も解くことをおすすめしましたが、あくまでも「解答の流れを暗記する」のであって、決して「解答だけ」を暗記しないようにしてください。
国語の勉強は他の教科に比べて、なかなか成長が実感しにくい科目です。
とはいえ、基本となる解き方さえ身につければ、どのような問題にも対応できるようになるでしょう。
こういう使いかたもある!「解き方」がわかる国語を最大限活用するコツ!
気をつけてほしいこともたくさんありましたが、同じくらい『「解き方」がわかる国語』にはいろいろな使い道があります。
ポイントだけを一気におさらいする
勉強法のところでもお話しした通り、『「解き方」がわかる国語』には「読解のカギ」という要点をまとめた項目があります。
その項目を問題演習の前に復習しておくことにより、漠然と問題を解いてしまうということを防ぐことができます。
また、模試や過去問演習の前に読むことも非常に効果的です。他の問題でも応用できるように、直前にチェックするのが良いでしょう。
常に解答と見比べてみる
『「解き方」がわかる国語』の強みとして、「解答が別冊になっている」ことがあげられます。
瞬時に自分の解答と見比べながら学習を進めることができるため、「わからない」をすぐに解消することができます。
関係ないようにも思いますが、意外とやってみると便利ですよ。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 「ポイントを意識して問題を解く」「何度も繰り返す」
- 幅広い範囲で扱える参考書になっているため、文章を読むことすら危うい場合は要注意
- ポイントがまとめられているので、入試の日までずっと使える
最後にもう一度『「解き方」がわかる国語』がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 入試に向けて初めて国語の勉強をするので、基礎から始めたい!
- 小論文や随筆文・論説文まで一通り網羅した勉強がしたい!
- 問題演習も同時に進めていきたい!
- 復習しやすい教材を使いたい!
- 過去問に入る前のベースを作りたい!
他の国語の参考書はこちら!