本格的に高校入試の勉強を始めようと思ったとき、「数学の対策はどの問題集・参考書で取り組もう?」と悩む人も多いでしょう。
書店には色々な参考書・問題集が並んでいますし、その中から自分のレベルや志望校に合った1冊を探すのは一苦労です。
ここでは、そんな高校入試対策におすすめの数学の問題集を3つご紹介していきます。あなたの数学の入試対策にぴったりのものがあるはずですよ。
数学の高校入試対策はこの問題集で!あなたにぴったりの1冊を選ぼう!
高校入試の数学を勉強するための問題集といってもおすすめのものはいくつかあります。
その中でもあなたの今のレベルや目標のレベルに合った問題集で、なおかつあなたが勉強する上で使いやすいと思うものでなければいけません。
そんな自分にぴったりの問題集を選ぶには、次のようなポイントをチェックしてみてください。
- 自分のレベルに合っているか
- 勉強したい範囲の単元が入っているか
- 自分がしたい勉強ができるか(定期テスト対策もできる・幅広い問題に触れられるなど)
ここからは、これらのポイントを踏まえ「自分に合った問題集かな?」と考えながら読んでみてください。
数学参考書おすすめ3選
それでは具体的に高校入試対策をするのにおすすめの問題集を厳選して3冊ご紹介します。先ほど挙げたポイントを考えながら見てみましょう。
おすすめ参考書早見表
まずは簡単に、今回紹介する3冊の問題集がそれぞれどんな人におすすめかまとめます。
- 「なぜこの式になるの?」という疑問をはっきりさせながら勉強したい人におすすめ
→高校入試「解き方」が身につく問題集 数学 - 学校の定期テストも大事。詳しい解説で一問一問丁寧に解きたい人におすすめ
→チャート式基礎からの中学3年数学 - 公立高校入試に頻出の問題をまんべんなく勉強したい人におすすめ
→高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編
おすすめ数学の参考書その1:高校入試「解き方」が身につく問題集 数学
レベル:中学3年生 公立高校向け
「基本的な計算問題は得意だけれど、問題が少し応用的になると解けない」という人におすすめの参考書です。
この参考書は公立高校で頻出の問題パターンを集めたもので、頻出の問題の「解き方」を丁寧に解説してくれる参考書となっています。
「なぜこの解答になるのか?」「なぜこの式になるのか?」の部分を丁寧に解説してくれているので、今まで何となく理解した気になっていた問題もすっきり解けるようになりますよ。
また、「なぜ?」の部分を理解できれば、元の問題から少し変化をつけた問題を出されても対応できるようになり、入試本番での実践力が身につきます。
「高校入試「解き方」が身につく問題集 数学」はこんな人におすすめ!
- 数学が少し苦手!
- 「なんでこの解き方になるのか」理解したい!
- 1冊で幅広い分野を網羅できるようにしたい!
- 志望校が公立高校!
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ数学の参考書その2:チャート式基礎からの中学3年数学
レベル:中学3年生向け・定期テスト対策から入試対策まで
中学3年生になって入試対策が大切だとは言っても、学校の定期テスト対策だって大切。
そのどちらにも対応できる参考書が「チャート式基礎からの中学3年生数学」です。
チャート式は詳しい解説で一問一問の問題に対して丁寧に理解を深めていけます。そのため、ひとつの問題にじっくりと向き合いたい人におすすめです。
また、シリーズのラインナップも豊富なため自分に合った組み合わせで勉強できるのも魅力的です。
例えば、「準拠ドリル」を追加してたくさん演習することもできますし、より本格的に入試対策をしたいなら「チャート式基礎からの中学数学総仕上げ」を使って勉強することもできます。
「チャート式基礎からの中学3年数学」はこんな人におすすめ!
- 学校の予習・復習に使える参考書が欲しい
- 定期テスト対策も入試対策もどちらもしたい
- 赤シートでの勉強がしたい
- 一つ一つの問題をしっかり解いていきたい
- 必要に応じて準拠ドリルも使ってたくさん演習したい
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ数学の参考書その3:高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編
レベル:中堅公立校(偏差値60前後)を受験する中学3年生
偏差値60前後の中堅公立校を目指している受験生におすすめの参考書です。
201というのはこの参考書に載っている問題の数。公立高校入試に頻出の厳選された問題を解くことで、効率良く入試対策ができます。
中学1年生~3年生の範囲の問題が、計算問題~文章問題までまんべんなく載っている参考書なので、この1冊だけで幅広い範囲の入試対策ができますよ。
また、問題数が絞られているので「1日7題」というペースで解いていけば1カ月で解き終わるのも、自分で勉強を進めるのに分かりやすい点です。
「高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編」はこんな人におすすめ!
- 高校受験で中堅公立校(偏差値60前後)を目指している
- 中1~中3の数学をまんべんなく勉強したい
- 学校の授業とは別により受験を意識した勉強がしたい
- 学校の定期テストなら平均点はとれる
- 難関校をめざしているが数学がとても苦手
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめの数学の参考書がわかったら、使い方をチェック!
自分に合いそうな問題集をよく考えられたでしょうか?
1つの問題集でも色々な使い方が出来たりもしますから、どのように自分が使うのか具体的にイメージしながら問題集の特徴を比べてみましょう。
ただし、どの問題集を選んでも、同じ学校を受験する学生の中で同じ問題集を使ってくる受験生はたくさんいます。
周りの子と同じように問題集を使っているだけでは、その中で差をつけることはできません。
同じ問題集を使っていても他の受験生に差をつけるためには、次のことがとても大切です。
使い方のポイントは「徹底的に理解する」こと!
ここでご紹介した問題集は全て「問題を通して解き方を理解する」ことを重視しています。
そのため、「問題をただ繰り返し解けば良い」のではなく「問題の解き方を理解するまで繰り返す」ことを重視しなくてはいけません。
「最低2周は解きましょう」とは言いますが、ただ解くのではなく解く時の意識の持ち方がとても大切。最終的に解き方をきちんと理解していなければ、問題集を繰り返し解いても意味がありません。
「解く」ときは紙に取り組んだ形跡が残るので勉強した感を得やすいですが、解説などで「理解する」部分は頭の中だけで行われるのでつい軽く流してしまう人も多いです。
けれども数学の力を上げていくためにも「理解するために頭を働かせる」時間を大切にしてください。
まとめ
まずは自分がどのように数学の勉強を進めていきたいか、しっかりとイメージを膨らませましょう。
入試本番までにどのレベルに仕上がっていればいいのか?
入試まであとどれくらいの時間があるのか?
具体的に考えた上で、問題集をどのように使っていくのか想像してあなたにぴったりの
1冊を選んでください。
もちろん選んでおしまいではなく、選んだ後には「理解すること」を最重要にして勉強を進めていってくださいね。