春日部共栄高等学校の国語問題は、主に現代文・古文・知識問題で構成され「正確な読解力」が求められます。
この記事では、春日部共栄高等学校向けの国語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
春日部共栄高等学校入試(国語)の傾向分析
春日部共栄高等学校入試の国語では、現代文・古文・知識問題が出題されます。
現代文は理解するのが難しめの問題が選定されているため、日ごろから新聞や論説文などを読み難解な文章表現に慣れておくといいでしょう。
古文は文章は平易であるものの、「本文の現代語訳を選択する問題」「本文の内容正誤問題」など高度な設問も出題されます。
古文を正確に読み解き、理解できる読解力と合わせて、問題演習をおこない設問にも解答できるようにしましょう。
また、マークシート式の問題であるため、記述問題はありません。
春日部共栄高等学校入試(国語)の大問構成と出題範囲
春日部共栄高等学校の大問は3題で構成されています。
論説文
文章量自体は膨大ではないものの、比較的難解な文章が出題されます。
標準から少し高い難易度の問題集、たとえば「出口の国語レベル別問題集2標準編」など出口シリーズのレベル別問題集などに取り組み対策を練るといいでしょう。
古文
古文は比較的読みやすい文章や著名な文章が出題されます。
しかし、設問には応用問題も含まれるため、多少で対策を進めることは欠かせません。
基礎→標準→応用と幅広く古文の対策をおこなってください。
知識問題
知識問題としては、漢字・口語文法・敬語表現・多義語などまんべんなく出題されます。
語彙集や問題集を演習し、知識問題の土台をつけていきましょう。
春日部共栄高等学校入試(国語)の難易度
春日部共栄高等学校の国語は、難解な論説文や高難易度の古文の設問が出題されるため、標準から応用レベルの難易度です。
そのため、過去問演習や同レベルの他校の入試問題を演習し、春日部共栄高等学校の国語対策をしていきましょう。
春日部共栄高等学校入試(国語)解答の際の時間配分
春日部共栄高等学校入試の国語の制限時間は50分です。
50分で解く時間配分の例を紹介します。
- 論説文:35分
- 古文:15分
古文は難易度の高い問題が出題されるものの、文章自体は比較的読みやすいです。
古文の時間配分を最小限にして、難解な論説文へ時間を使いましょう。
また、悩む問題は後回しにして時間を節約してください。
入試の制限時間はわずか50分しかありません。
解ける・わかる問題を最優先に解いていき、少しでも得点をあげていきましょう。
春日部共栄高等学校入試(国語)の対策と勉強法
ここでは、春日部共栄高等学校の国語の対策と勉強法についてご紹介します。
時期に応じて勉強方法が変わってきますので、参考にしてください。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1・中2は教科書の内容を確実に定着させましょう。
国語入試は、大問の中に漢字問題や口語表現、敬語表現、文法などの問題が含まれます。
日ごろから継続して知識を積み重ね、入試本番に備えてください。
中3の夏前までにやるべき対策
中3の夏は中1・中2と引き続き、漢字・語句・文法を定着させてください。
春日部共栄高等学校の国語の入試問題では、難読な論説文も出題されます。
語彙や語句、文法は文章を読む上での基礎です。
この時期に基礎を身につけて、難解な論説文にも対応できるようになりましょう。
例えば、新聞の文章や難しめの本などを読むだけでも、総合的な国語の能力は向上します。
意識してさまざまな文章に触れていきましょう。
また、古文の対策も進めてください。
春日部共栄高等学校の国語の入試問題は易しめの文章が多いため、教科書レベルの古文をスラスラ読めるようにしましょう。
古文も英語の勉強と同様に、文章を読み分からない語句をノートにまとめるなどしてください。
これを積み重ねると、古文であっても読めるようになります。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みからは本格的に問題演習に取り組みましょう。
特に春日部共栄高等学校の論説文は、文章量は少ないものの難解です。
少々難易度の高い問題集を用いて対策しましょう。
ただし、最初から応用問題をやってはいけません。
長文読解も基礎ができていないと、総合的な国語力が向上しにくいためです。
基礎→標準→応用と取り組みステップアップしていきましょう。
古文も同様です。
基礎的な問題から応用問題へと段階的に問題演習してください。
最後に、知識問題も忘れずに取り組みましょう。
一問一答形式の問題演習を反復しておこない、知識問題への対策を進めてください。
中3の秋に取り組むべき対策
中3の秋からは過去問演習も加えてください。
3年分を目安に振り返りましょう。
実際の入試問題を解くと、入試の雰囲気が掴めます。
この時期に入試問題の雰囲気に触れて、モチベーションを高めていきましょう。
過去問を解き終わったら、同レベルの他校の入試問題演習も効果的です。
こうすることで、国語入試に対して様々な傾向の問題に対応できるようになります。
問題を上手く探せない方は、学校の先生や塾の先生にお願いして探してもらってください。
また、過去問演習の際には時間配分を意識することも重要です。
入試本番では時間が迫ると焦りが生まれ、ケアレスミスしてしまうかもしれません。
演習時から時間制限のある状況に慣れておき、本番での緊張を最小限にしてください。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
入試直前は知識問題と論説文、古文とまんべんなく復習しましょう。
新しい問題に挑戦するよりも、使い込んだ問題集の反復が大切です。
一度身につけた知識を再度定着させてください。
新しい問題集に取り組むと問題への経験値は高まるものの復習する時間がなく、やりっぱなしになるかもしれません。
中途半端になるよりも、今までの問題集を反復し知識を定着させましょう。
最後に大切なのは「健康管理」です。
体調を崩してパフォーマンスを下げるのだけは気を付けてください。
健康的な「食事」「睡眠」を心がけて入試本番に臨みましょう。
まとめ
春日部共栄高等学校の国語入試問題は基礎から応用と総合的な国語力が求められます。
基礎→標準→応用→復習と継続して知識を深めていきましょう。
地道な勉強の積み重ねが志望校への合格への近道です。