春日部共栄高等学校の数学入試問題の傾向と対策についてご紹介します。
春日部共栄高等学校の数学入試は、基礎的な数学力を基にした早く正確な計算力が重要です。
春日部共栄高等学校の数学入試の傾向と対策、および時期ごとのおすすめ勉強方法を押さえ、効果的に成績を上げていきましょう。
春日部共栄高等学校入試(数学)の傾向分析
春日部共栄高等学校入試の数学では、標準的なレベルの問題が出題されます。
出題範囲は埼玉県の公立高校入試に準拠しており、 以下は出題されません。
- 相似な図形のうち,日常生活で相似な図形の性質を利用する問題
- 円周角と中心角
- 三平方の定理
- 標本調査
出題範囲を把握して入試に向けた対策をしていきましょう。
また、マークシート式の入試問題なので、形式に慣れるのはもちろんマークミス対策も欠かせません。
春日部共栄高等学校入試(数学)の大問構成と出題範囲
大問数は4問です。
大問1 小問集合①
大問1は計算問題を中心とする基礎問題です。
教科書レベルのため、単純な計算ミスやマークミスなどケアレスミスに気を付け満点を目指しましょう。
大問2 小問集合②
大問2は、「計算」「場合の数」「確率」「整数問題」などが出題されています。
大問1と同様に標準レベルです。大問2も満点を狙っていきましょう。
大問3、4 一次関数、二次関数
大問3、4は関数の問題です。
問題の難易度は標準レベルになります。
典型的な問題が出題されるため、教科書や問題集を演習し、入試問題に対応していきましょう。
春日部共栄高等学校入試(数学)の難易度
春日部共栄高等学校入試の数学入試は、基礎レベルから標準レベルの問題で構成されています。
標準レベルの問題集を着実に解き、数学入試に対応していきましょう。
また、「相似」や「円周角」など図形問題や出題されません。
計算問題や関数などを出題範囲の対策を徹底的におこなってください。
春日部共栄高等学校入試(数学)解答の際の時間配分
春日部共栄高等学校の入試の数学の制限時間は50分です。
50分で解く時間配分の例を紹介します。
- 計算問題、小問集合:15分
- 一次関数、二次関数:35分
大問3、4の関数問題に時間を使うのがおすすめです。
問題の読み解きや計算など時間がかかることが予想されます。
大問3、4を解くために十分な時間を確保できる時間配分を意識してください。
そのためにも、大問1、2の計算問題、小問集合は最小限の時間で解けるように勉強していきましょう。
また、計算とマークミスの見直し時間も残しておきましょう。
ケアレスミスで得点を逃すのは避けてください。
試験時間に余裕を持たせ、必ず見直す癖を身につけましょう。
春日部共栄高等学校入試(数学)の対策と勉強法
受験勉強は、時期によって勉強内容や注意点が変わります。
春日部共栄高等学校の入試の対策と勉強法をまとめました。参考にしてください。
中1・中2のうちにやっておきたい対策
中1・中2のうちに一番やっておきたいことは基礎問題の習得です。
前述した通り、春日部共栄高等学校の数学入試は基礎・標準問題を中心に構成されています。
そのため、教科書レベルの実力を身につけるのは必須です。
学校や塾の小テストや定期テストを見直し、基礎的な問題を解く数学力を身につけていきましょう。
中3の夏前までにやるべき対策
中3の夏前には出題範囲の基礎を固めてください。
学校の推薦問題集や教科書の例題、章末問題レベルを解けるようになりましょう。
この時期に欠かせないことは「反復」です。
間違えた問題の復習はもちろん、解けた問題も定期的に解き直してください。
一度解けた問題も、日が経つと間違えてしまうこともあります。
繰り返し問題を演習すると、着実に数学力は高まります。
例えば、問題を解く時にノートに〇・×を付けるのでもいいですし、教科書に苦手な問題をマークするのでもいいでしょう。
このような工夫をして、入試直前に自分の得意・不得意を判断できるようにしてください。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みからは本格的な問題演習に取り組みましょう。
春日部共栄高等学校の数学は、標準的な問題を中心に構成されています。
このタイミングで標準レベルの問題を解ける数学力を身につけましょう。
勉強の順番は、
教科書の例題→教科書の問題→基礎問題集→標準問題集
というように、問題レベルを段階的にあげていきましょう。
「夏前の勉強で教科書の内容はバッチリ押さえた!」という方は問題集から取り組んでください。
夏休みはまとまった時間が取れる数少ない期間です。
この期間で入試に必要なレベルの数学力を身につけ、秋からは春日部共栄高等学校の数学入試に特化した勉強をしていきましょう。
中3の秋に取り組むべき対策
秋からは過去問演習に取り組みます。
少なくとも3年分以上の問題を解いていきましょう。
この過去問演習を通じて、春日部共栄高等学校の入試傾向を把握してください。
過去問演習では次の2つを意識しましょう。
- 上手に時間配分をする
- マークシート式の問題に慣れておく
時間配分は問題を解ききるために重要です。
入試本番は50分の時間制限があるため、難しい問題に時間をかけすぎると、簡単に解ける問題に取り組めないということがあるかもしれません。
時間配分は得意、と思っていても入試本番の緊張感の中では失敗する可能性もあります。
入試本番の緊張を最小限にするためにも、勉強の段階で制限時間を付けて演習に取り組んでください。
また、マークシート式の問題には絶対に慣れておきましょう。
マークシート式に慣れていないとマークミスをする恐れがあります。
マークミスによる減点ほどもったいないものはありません。
このタイミングで必ずマークシートの「記入」と「見直し」のスキルを会得しましょう。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
この時期は今までの総復習をしましょう。
春日部共栄高等学校では「関数」が出題され、特に一次関数と二次関数は頻出です。
基礎的な計算力を高めつつ関数問題の対策を優先していきましょう。
また、体調管理に気を付けてください。
直前期に風邪をひくと精神的にも不安になってしまいます。
入試を万全の体調で臨めるように、日ごろから「質の高い睡眠」「健康な食生活」を意識してください。
まとめ
春日部共栄高等学校の数学入試では標準レベルの数学力が欠かせません。
そのためにも、教科書レベル→基礎レベル→標準レベルと着実に数学力を高めていきましょう。
また、難問の出題は少ないです。
教科書や問題集、参考書の反復演習により着実な対策をしてください。