「高校入試で役立つ実践力を身につけたい」「受験校を意識した効率的な勉強をしたい」と、高校入試を意識して理科の勉強を始めたいと思っても、手に取るべき参考書・問題集が分からない人も多いでしょう。
高校入試を意識し始めたら、「入試レベルの参考書・問題集」を使って中学の理科をマスターしましょう!
ここでは「入試レベルの参考書・問題集」の中からおすすめの3つをご紹介しています。
さらに参考書・問題集の学習効果を最大にする使い方も解説。ここで自分にぴったりの1冊を見つけてください!
理科の入試対策はこれ!あなたにぴったりの参考書・問題集はどれ?
入試レベルの理科を勉強できる参考書・問題集はいくつもあります。
ただ、入試と言っても目標とする学校のレベルも入試傾向もそれぞれ。そのため受験生によって選ぶべき参考書はそれぞれです。
それでは何を基準に、自分にぴったりの参考書・問題集を選べば良いのでしょうか?まずは具体的に参考書・問題集を見てみる前に、次のようなポイントをチェックしてみてください。
- 自分の現状や目標のレベルに合っているか
- 苦手単元を対策したり、得意単元を伸ばせるか
- 自分が勉強しやすい構成になっているか(一問一答形式や過去問形式など)
ここからはこれらのポイントを踏まえ「自分に合った参考書・問題集かな?」と考えながら読んでみてください。
理科参考書・問題集おすすめ3選
それでは具体的に入試レベルの理科を勉強するのにおすすめの参考書・問題集を厳選して3冊ご紹介します。先ほどあげたポイントを考えながら見てみましょう。
おすすめ参考書早見表
まずは簡単に、今回紹介する3冊の参考書・問題集がそれぞれどんな人におすすめかまとめます。
公立トップ校を目指していて、実際の過去問を研究しながら勉強したい人におすすめ
→「2021 2022年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問 652題 理科」
一問一答形式で入試の頻出問題を効率的に勉強したい人におすすめ
→「高校入試 入試問題で覚える 一問一答 理科」
教科書レベル~難関校までレベルに合わせて勉強したい人におすすめ
→「ハイクラステスト理科」
おすすめ理科の参考書その1:2021 2022年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問 652題 理科
レベル:中学3年生の受験生(公立トップ高校向け)
「2021 2022年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問 652題 理科」は特に公立トップ校向けの過去問集です。
652題という問題量の多さに圧倒されるかもしれませんが、収録されている問題は全国の過去問から厳選された問題ばかり。
この問題が分野別に整理されているのが特徴です。確かに、単純に652題もの問題に取り組むのはかなり骨が折れるでしょう。
しかし分野別に整理されていることで、自分の苦手を集中的に対策したり、得意を伸ばしたりといった勉強ができます。
また、志望校の出題傾向を把握したり、同じ分野の出題パターンを研究するのにも役立つ、実践を想定した勉強をするのにぴったりの1冊になっています。
「2021 2022年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問 652題 理科」はこんな人におすすめ!
- トップの公立高校を志望している!
- 全国の理科の過去問を解きたい!
- 分野別に理科の過去問を解きたい!
- 理科の傾向と対策を万全にしたい!
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ理科の参考書その2:高校入試 入試問題で覚える 一問一答 理科
レベル:中学3年生の初級者から中級者
「用語を足掛かりに理科の勉強を深めたい」と思っている人におすすめの参考書です。
この参考書は高校入試の過去問を基に一問一答形式で問題が作られており、実際の高校入試で頻出の問題が効率よく勉強できます。
また各単元ごとに問題がまとめられているので、自分の苦手な分野を徹底的に勉強することも可能。逆に全ての単元をまんべんなく勉強して、総復習に活用することも出来ます。
さらに巻末の付録として、実験や公式をまとめたものや赤シートなどもついているため、自分のやりやすい方法で勉強をすることが出来るのも魅力です。
「高校入試 入試問題で覚える 一問一答 理科」はこんな人におすすめ!
- 中学校3年間で学ぶ理科の範囲をサクッと学びたい!
- 高校入試に頻出の要点を覚えたい!
- どこでも勉強したい!
- 実際の入試問題を解きたい!
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ理科の参考書その3:ハイクラステスト理科
レベル:中学3年生の中級者から上級者
この問題集は標準・応用・難関の3つのレベルに対応できる実力をつけられます。
- StepA(標準):教科書~公立高校の入試問題レベル
- AtepB(応用):公立高校~標準的な私立レベル
- StepC(難関):難関私立・国立付属高校レベル
この3つのレベルに分かれており、自分が目標とするレベルに合わせて勉強が出来ます。
また収録されている問題も実際の入試問題が中心になっているので、解くことで高校入試で役立つ実践的な実力を養うことが可能です。
「難問にどんどん挑戦したい」という人はもちろんのこと、「今はまだ教科書レベルを勉強したいけれど、どんどんステップアップしていきたい」という人にもおすすめの参考書ですよ。
「ハイクラステスト理科」はこんな人におすすめ!
- 定期テストの対策をしたい!
- 高校入試の対策をしたい!
- 中学1、2年生の問題を復習したい!
- 実際の入試問題を解きたい!
- 難関私立、国立付属高校入試の対策をしたい!
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめの理科の参考書・問題集がわかったら、使い方をチェック!
「高校入試を意識して、実践的な実力をつけたい!」と思っても、現在の自分の実力や目標とする学校のレベルによって適した参考書・問題集は様々です。
特に高校入試を視野に入れた勉強となると、しっかりと自分の現状と目標を分析し、それにあったものを選ばなければいけません。
まずは自分のことと受験校のことを良く知ってから、参考書・問題集を選んでください。
そして次に大切なのが参考書・問題集の進め方です。
それぞれが選んだ1冊の特徴を生かしつつ、「問題を考え抜く」という基本をしっかり押さえて参考書・問題集を進めていってください。
使い方のポイントは「問題を考え抜く」こと!
こちらで紹介した参考書・問題集はいずれも入試を意識したものです。
そのため、すでに理科の基礎が出来ていることが前提。理科の基礎を勉強しているときには「まとめや要点を読む→問題を解く→解説をよく読む」といった問題の解き方でもOKです。
しかしここで紹介した実践問題を解くときは、フルに自分の頭を使うことを目標にしてください。
もちろん解説をよく読む時間は大切ですが、その前の諦めずに問題を考えている時間もとても大切。
特に近年の入試問題は「考える力」が求められる傾向があります。そのためその「考える」訓練をしている意識を大切にしましょう。
もちろん問題が解けなかった時には解説をよく読んで、次に解くときに自分で考えて解けるように何度も繰り返してください。
まとめ
考える練習をするためには、「自分に合ったレベル」あるいは「自分のレベルより少し上」の問題であることがとても大切。
だからこそ自分に合った参考書や問題集を選ぶことは非常に重要です。
入試に対応できる実践力を鍛えるため、自分に合った参考書・問題集を選び、しっかりと考え抜いて最大限の学習効果を出せるようにしていきましょう。