桐光学園高等学校の国語の問題は、3つの読解問題から構成されます。
桐光学園高等学校の入試問題は、文章量の多い論説文や小説等に加え、古文の読解問題も出題されています。
そのため学校の勉強だけでは不十分な場合もあり、桐光学園高等学校の出題傾向に合わせた対策が必要です。
この記事では、桐光学園高等学校向けの国語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
私立桐光学園高等学校入試(国語)の傾向分析
まずは私立桐光学園高等学校入試の国語について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。
私立桐光学園高等学校入試(国語)の大問構成と出題範囲
私立桐光学園高等学校の大問構成は以下の通りです。
大問1、2、3:長文読解 論説文・小説・古文・漢文・融合文など
例年、大問は3問の長文読解問題から出題されています。
年によっては、漢字の知識問題の大問が出題される場合もあります。
次に問題の詳細について解説していきます。
大問1、2、3:長文読解
長文読解問題は3つの大問で出題されます。
構成としては、論説文が1問、小説が1問、古文・漢文・融合文の中から1問となる場合が多いです。
文章量は合計で10,000字程度です。文章量が多いため、「速読力」が重要になります。
「論説文」「小説」など、現代文の問題は7~10問程度出題されます。
問題の種類は「漢字の読み書き」「語彙などの知識問題」「文章の内容に関する選択問題」「記述問題」などが出題される総合読解問題です。
特に「記述問題」では文字数の指定が無い場合があり、問題に応じて適切な字数を考えて解答する必要があります。
過去問などで問題形式に慣れて、練習を重ねることが大切です。
古文・漢文の問題は5問程度出題されます。「古文単語」「古典常識」「漢文の文法」などの知識問題に加え、内容に関する問題も出題されています。
古文については学校で習う知識だけでは不十分な場合が多いため、しっかりと受験勉強用の対策をすることが大切です。
私立桐光学園高等学校入試(国語)の難易度
私立桐光学園高等学校の国語は、現代文から古典まで中学で習う全範囲が出題されています。
また、問題数はそこまで多くありませんが、文章量は多い傾向にあります。
これらを時間内に問題を解くことを考えると難易度は高いといえるでしょう。しっかりと受験用の対策をすることが必要です。
私立桐光学園高等学校入試(国語)解答の際の時間配分
桐光学園高等学校入試の国語の制限時間は50分です。
解答の際は以下の順番で解くことをオススメします。
大問1、2、3:長文読解 論説文(15~20分程度)・小説(15分程度)・古文・漢文・融合文(10分程度)
記述問題や内容に関する問題に時間がかかってしまいそうな場合、「漢字」「語彙」「文法」などの知識問題を先に解いておくことをおすすめします。
私立桐光学園高等学校入試(国語)の対策と勉強法
ここでは、私立桐光学園高等学校の国語の対策と勉強法についてご紹介します。
時期に応じて勉強方法が変わってきますので、参考にしてください。
「速読力の強化」および「古文の対策」がポイントです。
中3の夏前までにやるべき対策
この時期は基礎を固めましょう。
私立桐光学園高等学校の国語の入試問題では、長文問題の中に漢字や語句、古典などの知識問題が出題されています。
これらは覚える量が多いため、直前の暗記だけでは得点には繋がりにくいです。
そのため、日頃から地道に勉強する癖をつけることがとても大切です。
具体的に、まずは「学校の小テストで満点を取る」ことを目標に、少しずつ知識を増やしていきましょう。
桐光学園高等学校の入試では「古文」からも出題されているため、古文も忘れずに勉強します。
まずは「古文単語」「漢文の文法」などの勉強しやすい分野から取り組むと良いでしょう。
古文について学校で取り扱う参考書だけでは不安という方は、「古文 完全攻略63選【入試頻出問題厳選】」「高校入試 とってもすっきり古文漢文」「中学マンガとゴロで100%丸暗記古文単語」などがおすすめです。
また、私立桐光学園高等学校の入試問題では、比較的長い文章が出題されることが多いです。
受験の時期までに入試問題を解き切るスピードを身に付けるためには、この時期に「速読力」を鍛えておきましょう。
速読力を身に付けるには、「文章をたくさん読む」ことが大切です。
時間のあるこの時期は、本や新聞などを読んで長い文章に読み慣れておくと良いでしょう。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。
まずは「論説文、小説、古文・漢文」について偏りなく解いて、自分の苦手分野を把握しましょう。
桐光学園高等学校の国語の問題は総合読解問題であるため、受験用の問題集を用いてしっかりと練習する必要があります。
選択問題だけでなく、記述問題にもしっかりと慣れておくことが大切です。
知識問題については、隙間時間などを活用し継続して強化していきましょう。
中3の秋に取り組むべき対策
夏休み明けからは、問題演習だけでなく過去問にも取り組みましょう。
できるだけ年度をさかのぼった過去問まで解いてください。
過去問を解く際には、本番と同じ時間を計って取り組みましょう。
また、過去問を採点した後には解説もしっかりと読むことが大切です。
間違えた問題だけでなく、正解した問題についても「たまたまではなく正しい考え方で正解できているか?」ということを確認するようにしてください。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
この時期は過去問や参考書の総復習してください。
今まで取り組んできた問題で、苦手な分野を中心に復習しましょう。
知識問題に不安がある場合は、今まで使ってきた単語帳や参考書を総復習しておきます。
また、冬は気温の変化やウイルスの流行にともない体調不良になりやすいです。
万全の体調で受験を迎えることができるよう、睡眠時間を確保するなど体調管理に気を付けましょう。
まとめ
桐光学園高等学校の国語入試問題は「速読力の強化」および「古文の対策」がポイントです。
速読力をつけるためには、問題演習だけでなく「本や新聞などを読む」など日常生活で文章に触れることも大切です。
直前期には遅い時間まで勉強するのは避け、受験に向けて生活のリズムを整えてください。