桐蔭学園高等学校の国語問題は知識問題と2つの読解問題から構成されます。
桐蔭学園高等学校の入試問題は、古文の配点が高い傾向にあることが特徴的です。
そのため学校の勉強だけでは不十分な場合もあり、桐蔭学園高等学校の出題傾向に合わせた対策が必要です。
この記事では、桐蔭学園高等学校向けの国語独自問題の傾向と対策についてご紹介します。
私立桐蔭学園高等学校入試(国語)の傾向分析
まずは私立桐蔭学園高等学校入試の国語について、問題の構成と出題傾向、難易度等をまとめました。
私立桐蔭学園高等学校入試(国語)の大問構成と出題範囲
私立桐蔭学園高等学校の大問構成は以下の通りです。
- 大問1:知識問題
- 大問2、3:長文読解 論説文・古文・漢文・融合文など
例年、大問は知識問題と長文読解問題から出題されています。
他の科目と同じように、全問マークシート形式です。
次に問題の詳細について解説していきます。
大問1:知識問題
大問1は「漢字」「語句」「敬語」などから出題されていますが、年によって出題される範囲は異なります。
語句問題は普段の日常生活では触れないような語句も出題されているため、対策が必要です。
また、年によっては「古文」の知識問題に関する大問が追加される場合もあるため、古文・漢文などの知識に関する勉強も必要です。
大問2、3:長文読解
大問2、3の長文読解では、「論説文」「古文」から出題されやすい傾向にあります。
論説文の設問の種類としては、文中で使われている語句の意味を問うような知識問題から、本文の内容に関する問題まで出題される総合読解問題です。
設問数は10問程度出題されています。
文章量は比較的多い傾向にあり、難しい語句には注釈がついてはいるものの読解力が必要となります。
古文についても、本文の現代語訳として正しいものを選択する問題から、本文の内容を問う問題まで出題されています。
こちらも設問数は10問程度です。
私立桐蔭学園高等学校入試(国語)の難易度
私立桐蔭学園高等学校の国語は、古文の配点が高いことが特徴的です。
古文については学校で習う知識だけでは不十分な場合が多いですので、しっかりと受験勉強用の対策をすることが大切です。
私立桐蔭学園高等学校入試(国語)解答の際の時間配分
桐蔭学園高等学校入試の国語の制限時間は50分です。
解答の際は以下の順番で解くことをオススメします。
- 大問1:知識問題(10分程度)
- 大問2、3:長文読解 論説文・古文・漢文・融合文など(各15~20分)
出題される順番どおり、知識問題から先に解いていきましょう。
ただし大問2、3に関しては、論説文の読解に時間のかかる受験生は、先に文章量の少ない古文の問題から解くことも選択肢の一つです。
私立桐蔭学園高等学校入試(国語)の対策と勉強法
ここでは、私立桐蔭学園高等学校の国語の対策と勉強法についてご紹介します。
時期に応じて勉強方法が変わってきますので、参考にしてください。
「古文をしっかりと対策すること」がポイントです。
中3の夏前までにやるべき対策
この時期は基礎を固めましょう。
私立桐蔭学園高等学校の国語の入試問題では、大問1および長文問題の中に漢字や語句などの知識問題が出題されています。
これらは量が多いため、直前の暗記だけでは得点には繋がりにくいです。
そのため、日頃から地道に勉強する癖をつけることがとても大切です。
具体的に、まずは「学校の小テストで満点を取る」ことを目標に、少しずつ知識を増やしていきましょう。
また、桐蔭学園高等学校の国語の入試問題は「古文」の配点が高いため、この時期から古文の勉強を進めておくことをおすすめします。
中3の夏休みにやるべき対策
夏休みは問題演習を中心に取り組みましょう。
まずは「論説文、随筆文、古文・漢文」について偏りなく解いて、自分の苦手分野を把握しましょう。
特に桐蔭学園高等学校の国語の長文問題では難しめの文章が出題されやすいため、受験用の問題集を用いてしっかりと練習する必要があります。
古典の知識問題については、練習問題だけでなく国語便覧や参考書を活用して、必要な知識をつけましょう。
学校の授業などで古文についてあまり触れていない人は、「中学 古文・漢文 標準問題集: 3ステップ式」「古文 完全攻略63選 【入試頻出問題厳選】」などの参考書で勉強することもおすすめです。
中3の秋に取り組むべき対策
夏休み明けからは、問題演習だけでなく過去問にも取り組みましょう。
できるだけ昔の過去問まで解くことが重要です。
過去問を解く際には、本番と同様の時間を測って解きましょう。
また、過去問は採点した後に解説を見ずに解きっぱなしになりがちです。
しかし、自分の苦手を潰すためにも「関連する分野の練習問題を解く」などしっかりと復習をすることが成績アップのカギです。
中3冬・受験直前期に取り組むべき対策
この時期は過去問や参考書の総復習してください。
今まで取り組んできた問題で、苦手な分野を中心に復習しましょう。
知識問題に不安がある場合は、今まで使ってきた漢字ドリルや参考書を総復習しておきましょう。
また、冬は気温の変化やウイルスの流行にともない体調不良になりやすいです。
「受験まで時間がない!勉強しなければ!」と焦る気持ちを押さえ、しっかりと睡眠を取りましょう。
万全の体調で受験を迎えることが最優先です。
まとめ
桐蔭学園高等学校の国語入試問題は「早めの知識問題・古文の対策」がポイントです。
知識問題は「小テストで満点を取る」などの目標を持ってモチベーションを保ち続け、継続して勉強を続けましょう。
直前期には遅い時間まで勉強するのは避け、受験に向けて生活のリズムを整えてください。