高校受験キホンのキ(東京都版)

要チェック!
入試本番の注意点とは?

受験生たちは来る入試本番のために日々頑張っていることと思います。しかし、定期テストや模試であればなら何度か受けることで慣れることはできますが、入試は一度きり。

その一度きりの緊張感の中で、いかに自分の実力を発揮できるかが大切です。具体的には、次に紹介することが大きな鍵を握ります。

入試本番では何を注意すべきか?

受験勉強の集大成となる入試本番。どれだけ頑張って勉強してきても、ここでつまずいたら今までの努力が水の泡です。大事なのは「いかにして今までの努力を結果として残すか」になります。

そのためには、本番でも冷静に実力を発揮できるための準備をしなけばいけません。では入試本番においては何を注意するべきでしょうか?

本番一発勝負と考える!

当たり前ですが入試本番は一回限り。正真正銘の一発勝負です。

定期テストのように追試は基本的にありませんし、当日お腹が痛かったからといって次回の試験で挽回といったこともできません。

体調は整えてこられたでしょうか?

入試本番に緊張しすぎていないでしょうか?

その一回きりの入試本番でお子さんがご自身の実力を発揮できるよう、親御さんはしっかりとサポートしてあげてください。

入試当日は下記を忘れずにチェックしよう!

入試当日に力を発揮するために、具体的にできることをひとつひとつ確認してみましょう。事前に丁寧にチェックするだけで、いざというときに焦って心が乱れることがなくなります。

試験に集中するためにも、入試当日は次のことを忘れずにチェックしてください。

忘れ物をしない

忘れ物をしないのは、基本中の基本です。そのためには、前もって当日持っていくものをリストアップしておきましょう。

具体的なリストは別の記事で詳しく書いています。

起床時間

受験勉強をしていると、どうしても「夜の方が勉強がはかどるから」と夜型になってしまう子も多くいます。

しかし、本番の入試は午前中に始まります。そのため、夜型の子が急に入試本番の前日にだけ早く寝て、次の日に早く起きて実力を十分に発揮できるかといったら、それはできないでしょう。もしかしたらいつもの癖で遅く起きて、寝坊してしまうかもしれません。

「受験する学校は家の近くだから大丈夫」ということも言えません。なぜなら、脳は朝起きてから数時間しなければ起きてくれないからです。

そのためいつもの調子でギリギリまで寝ていると、1教科目を頭がぼーっとしたまま受ける事態にもなってしまいます。

そうならないためにも、本番よりも前から朝方の生活に慣れるようにしておきましょう。少なくとも1週間前から少しずつ朝方の生活にずらしていきます。

具体的な起きる時間は、入試本番の1つめの試験時間から逆算してみてください。早すぎる必要はありませんが、余裕を持って時間を決めましょう。

普段と違うことはしない!

入試本番だからと張り切って普段と違うことをするのもやめましょう。

例えば、気合を入れるために新しい靴を履いたら靴擦れしてしまうかもしれません。また、ゲンを担いで入試に勝つためにお弁当にカツを入れたら胃もたれしてしまうかもしれません。

このような慣れないことをして余計にリズムが崩れたらもったいないですよね。

普段の模試には何を着ていくでしょう?

いつもはどんなものを持っていくでしょう?

普段の模試と同様に実力が発揮できるよう、上記のような「いつも通りの行動」を心掛けてください。

もし試験の時のルーティンがある場合にはそれを変えないように。「本番だから」と特別にしてしまうと余計に緊張してしまいます。

服装に気をつける

入試を受ける場所がどれくらいの室温になっているかなんて、誰にも分りませんよね。室内ですからそこまで暑すぎたり、寒すぎたりすることはそこまでないでしょうが、調節できる服装で行くのは必要です。

もしかしたらお子さんの座る席は窓側で少し寒いかもしれません。

暖房の風が直接当たって暑いかもしれません。

試験を頑張りすぎて体が熱く感じることだってあるかもしれません。

そうしたどんな事態にも対応できるよう、脱ぎ着のできる服装で行くのがベストです。

(マーク式の場合)マークずれに要注意!

入試がマーク式の場合、注意したいのがマークずれです。どんなに気をつけていても、このミスの可能性はゼロにはなりません。

最初から全部ずれていたとまではいかなくても、最後の5問がずれていたとなってはそれだけでかなり減点です。

必ずマークを見直す時間を確保しよう

試験に集中し過ぎたあまり、マークがずれていることに終了直前で気づいたらかなり焦ります。

そんなマークずれの可能性を限りなく0にするために、必ず「マークを見直す時間」を最初から時間配分の中に組み込んでおきましょう。

一通り解いた後でも、設問ごとでも、意識的にマークを見直す時間を作れば、マークずれによる勿体ない減点はなくなります。

まとめ

入試本番に何が起こるかは誰にも分りません。けれど、入念にシミュレーションして準備しておくことでトラブルは防げます。

それだけで本番でも慌てなくなり、いつもの自分で入試に臨むことができますから、ぜひ親御さんはそのサポートをしてあげてください。