志望校はどのレベルまで
目指せるのか?
志望校を決めるのはとても難しいです。保護者としては「受験に失敗して欲しくない。」「レベルの高い高校に行ってもらいたい」などの気持ちがあると思うのですが、保護者と子どもで考えが食い違うことがあります。
そこで、志望校はどうやって決めていけばいいか説明していきます。
志望校はどこまで高望みできるのか?
そもそも志望校はどのレベルまで目指すことができるのでしょうか?
基本的には行きたいところを志望校にしてOK!
最初は「偏差値は気にせず自分の行きたいところ」を志望校にしてください。その理由は大きく分けて2つあります。
行きたい志望校なのでモチベーションが上がるから
1つ目の理由は「行きたい高校のためなら勉強するモチベーションが上がるから」です。
自分が特に行きたいと思っていない高校のために勉強しても、なかなかモチベーションが上がりません。しかし、自分の憧れの高校で過ごす学生生活を想像することで勉強のモチベーションは一気に上がります。
現状の偏差値が志望校に必要な学力と差があったとしても特に問題はありません。それよりも、「行きたい高校のために頑張る」という気持ちを持ち続けることの方が大切です。
もし現状の偏差値だけで志望校を決めてしまうと、そうした気持ちを持ち続けることは難しいでしょう。そうした気持ちの面からも、まずは純粋に行きたい高校を目指すべきなのです。
基本的に成績は勉強次第でいくらでも上げられるから
2つ目の理由は「基本的に成績は勉強次第でいくらでも上げることができるから」です。
基本的に偏差値というのは、現在の成績と志望校までのギャップを把握し適切な計画の基に勉強すれば上げることができます。
そのため、受験においては「絶対不可能!」という志望校は存在しません。本人の努力次第でいくらでも学力は向上していきます。
志望校を下げるのは簡単なのでまずは高いところを目指そう!
志望校を直前で1ランク上の高校にすると勉強が大変になります。しかし、その反対であれば対策は可能です。
直前でランクを上げるとなると、それまでの勉強に加えて新たな知識を入れる必要があり、時間的に勉強が間に合わない可能性が高いです。
しかし直前で難易度が易しくなる分には対応できます。もちろんランクを下げる場合でも、問題の傾向などが変われば大変な面もありますが、それまで身につけた知識を活用できるのでランクを上げるよりも対策は楽になるでしょう。
このように、直前期にランクを上げるのは大変なので志望校はまず高いところを目指しましょう。
当然やるべきことはしっかりやらなければいけない!
先ほど「偏差値は上げられる」と書きましたが、大前提として「志望校のレベルが高ければ高いほど覚悟は必要」になります。
ここでの覚悟とは、「他の人よりも多く勉強する」「教科書以上の範囲の問題も解く」といったことです。
偏差値は勝手には上がりません。自分自身でしっかり勉強することは必要不可欠です。
特に現状の学力と志望校のレベルが大きく離れている人はさらに覚悟を持つ必要があります。そうしないといつまで経っても志望校との差は縮まりません。
独自問題の対策は入念に行う必要がある!
独自問題を扱う都立高校や私立高校は、対策を入念に行って出題傾向を知ることが大切です。
また、こうした独自問題のある高校では教科書の範囲を超えてくることが多いので、そこに対応できるだけの対策もしていかなければいけません。
自分の志望校が「他の高校と傾向がどう違うか」「問題の出題範囲がどうなっているか」を確認しましょう。
まとめ
最後に確認しておきたいことは、「志望校」と「受験校」は違うということです。「志望校」は自分の行きたい学校にすればいいのですが、「受験校」は自分の学力を考慮して決定しなければいけません。
「志望校」を「受験校」にできるようにするために、とにかく頑張って勉強をしましょう!